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ラ・ルッチョラ @盛り上がりナイツ

この日は近所で魚モード。
遅くまで営業されている、福島「ラ・ルッチョラ」さんへ。


「絶対、気に入るハズ!」という、口うるさい方をお連れ。
目論見、大成功となった旨し夜。というか、
趣味話、お魚話、地元ラブ話にエラい花が咲く(笑)


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まずはモレッティをグビグビ♪
その後、即、白グラスへ。



前菜盛り合せ
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揚げる、寝かせる、煮る、マリネする…ほか
しっかり仕事のなされた前菜、その数7種+α。

*明石 目板カレイと剣イカ
セモリナ粉を纏いフリットで。
きめの細かな食感と、素材の甘み、粉の香りが響く。

*和歌山・雑賀崎
石鯛のカルパッチョ 洋梨とコラトゥーラ
石鯛はねっとりむっちり、旨味炸裂。
ナポリ近郊で作られてる魚醤・コラトゥーラのほのかな風味と
洋梨の瑞々しい甘みが合うなぁ〜。

*和歌山・雑賀崎 カマスとサバのマリネ
マリネの、きつつぎず、弱過ぎず、な加減が素晴らしいです。
とくに、サバの甘みを際立たせる塩加減、お見事!

*舞鶴 芭蕉カジキのタルタル
梅宮たっちゃんが釣っていそうなサイズの芭蕉カジキ。脂のりよい。
中には、タプナードとはまた違うけれど、そんな素材を忍ばせてて、
いいアクセントに。

*明石 タコとお豆の柔らか煮
タコは名前の如く、ほんとうに柔らかだ。
下処理なのか、煮込み時間なのか、なぜここまで柔らかに?

*近江牛 ハラミのカルパッチョ
噛めば噛むほど、脂の甘み。しかもぜんぜん、ひつこくない。

*琵琶湖 ワカサギとたっぷり野菜のカルピオーネ
じつにふくよかなワカサギだこと。
琵琶湖の湖魚や、近江牛を駆使したお料理をいただけるのも、
滋賀出身の鈴木シェフならでは。



*ASINONE Vino Nobile di Montepulciano 2001/ POLIZIANO
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グラスでこんなん出してもいぃんですか!?堤さん!?(驚)
「モンテプルチアーノの高貴なワイン」という意味で、
イタリア最高級DOCG格付けワイン。
じつにエレガントな果実香。


こちらも、深みがあり、余韻が素晴らしかった。
*BAROLO VIGNA ROCCHE
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パスタは
*ペンネ 近江牛 赤センマイの煮込みソース
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赤センマイはしっかり処理されてるから臭み皆無。
柔らかな食感とともに、いい風味だけが際立つ。
やさしい甘みと深いコクが響くソースが絡むペンネは、
よく目にするペンネよりやや大きめで、粉の香りと存在感が凄い。
蟹の如く、無言になる(笑)



まぁ、それはそれは
滋賀&近隣のご当地トークに花が咲いた咲いた。
ツレは昔、瀬田川で釣りをしてたなんて、懐かしい話をし始めるわ、
鈴木シェフの、幼少の話も楽しかったし、
ワタシは、負けじとOBAMA話(笑)
自然の恵みがいっぱいの、田舎があるって素晴らしいことですね。



*熊本 天然ウナギの炭火焼き
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なんと、1.1kgオーバーの巨大な天然鰻。ゆえ、厚みがもの凄い!
鰻は、塩を施した後、真空マリネをしているそう。
そして、唸る、素晴らしい火入れ…。
皮目は力強いバリッと感。炭火の香ばしさに続き、
嬉しくなるほどの身の厚み、そして脂の甘み、ほのかに香草類の香り。
添えられた、滋賀の地野菜も、鰻に引けを取らぬ存在感。


で、写真にヨリすぎて撮影し忘れたんだけど、
鈴木さんの器コレクションがまった、凄いんです!
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マイセン、ロイヤルコペンハーゲンほか洋食器は、
すごい年代のヴィンテージもの多々。
和食の料理人さんで、器に金を投じる方にはよく出会うが、
イタリアンでもいらっしゃいましたか!(笑)
これいつの時代!?っとまじまじ皿の裏側を見てしまうほど。
しかも、フツーに出してはるところあたりが男前すぎる。
鈴木さんのアツい器トーク、楽しすぎですよ。


ドルチェは
*チョッコラート ジェラート、パンナコッタ、
 トルタ・リコッタ、マロン・グラッセ
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重い感じがしない、でもひとつひとつ輪郭のある味わいなので、
ペロリとたいらげた。


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コーヒーで〆。白磁に渋めなブルーが映える。


魚の扱い方はもちろん、組み合わせの妙、
びしっと焦点の定まったパスタに至るまで、
相変わらず、というか
さらにパワーアップしてる、と感じた鈴木シェフのお料理。
そして、料理だけでなく、そこにはナイスなワインセレクションがあり、
器や素材など、まわりのアレコレ・トークもほんとうに楽しかった!

また近々、この日のメンツでおじゃまさせて頂きます(笑)



そうそう、鈴木シェフも、「クーカル2010 奈良」に登場されますよ〜♪
鈴木シェフは、「大阪イタリア料理人友好協会」のメンバーのひとり。

この会の代表「ラ・ルーナ」小塚博之シェフをはじめ、
「イル・チプレッソ」高島朋樹シェフ
「ラ・ルッチョラ」鈴木浩治シェフ
「ラピ」宮川圭輔シェフ
「オステリア エルベッタ」岡尾岳史シェフ

1日目は、with FM-cocolo DJ「メメ」さん
2日目は、with FM802 DJ「野村雅夫」さんとの
イタリアンコラボイベントを開催!


なんだか、ものっすごい数の魅力的なメニュー名を拝見しました!ワタシも行こ。
日程は、10月28、29日(木、金)。
詳しくは、「クーカル奈良」のサイトをチェック!!



ラ・ルッチョラ
大阪市福島区福島6-9-17 レジオン福島1F
06-6458-0199
open : 12:00~14:00LO、18:00~24:00LO
close: 火曜


take this waltz / leonard cohen

by writer-kaorin | 2010-10-10 21:53 | ラ ルッチョラ | Comments(2)  

Commented by eiko at 2010-10-10 23:43 x
若くてイケメンシェフですね~。
お料理も素晴しいわ。アメリカのイタリアンシェフでも
この様な創作料理を作れるのは、数少ないでしょう。
Foodnetworkの「Chopped」にチャレンジして欲しいな
Commented by writer-kaorin at 2010-10-10 23:53
eikoさん☆
お久しぶりです〜!そちらはもう肌寒い季節ですかね?
日本のシェフは、至るところに繊細さが散りばめられた料理、
そして美味しさだと、海外へ行くと常々そう感じます(^^;)
Foodnetwork、懐かしい!久々に観たい!

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