Starita @ Materdeiのピッツェリア
早起きして、そっち方面へと足を運ぶのは
ひとつ、楽しみがあるから。
そんなお散歩なのです。
平日であるこの日も、5名ほどの漁師たちが
遅めの漁から帰るやいなや、
せっせと網をたたんで、魚市の準備にとりかかっている。
桶に入れたタコは、ニョロニョロと逃げ場を探し、
イワシは勢いよく跳ねまわる。
そんな、ちいさな魚市にはぞろぞろと客が集まりはじめ、
威勢のいい大声のナポリ弁が、あちこちに響きわたるワケ。
大型船が行き交うサンタルチアと違って、
ここには、昔ながらの素朴な光景が残っているのだ。
そしてMergellina駅から、ケーブルには乗らず、終点のManzoniへ。
その途中、S.Antonio周辺で、お決まりのカットを撮影(笑)
この街へ来るたびに、訪れる場所でもある。
そこから地下鉄を乗り継いで、Materdeiへ。
ナポリに到着後、ピッツァ1食目となるランチは、
「PIZZERIA Starita」へ。
http://www.pizzeriastarita.it/
ナポリには100年選手の老舗がわんさかある、うちの1軒です。
ここのピッツァが好きで、何年かぶりに訪問。
お目当のピッツァ、
50種近くのメニューがあるため、悩む悩む。
お向かいさんは
*Capricciosa
カルチョーフィ@アーティチョーク。
私はこの一枚を
*Porcini e noci
そしてポルチーニ。
生地が放つ、粉の香りが強烈だ。
コルニチョーネをみると一見、重たそうだが、
ムッチリとしているが軽やかさがあり、歯切れがよいから、
どんどん食べ進む。
チーズは初々しい香り。
クルミソースのコク深さとナッティ感、
ポルチーニの凝縮感のある旨みが覆いかぶさる。
結局、あっという間に1枚ペロリ。
満腹至福。
食後、窯を見せてもらいに厨房へおじゃま。
「窯、撮影してもいいですか?」と尋ねると・・・
「Si Si!」といいながら、
オーナー・ピッツァイオーロ Antonioさん、
窯の前でポーズをしはじめるではないか!
「俺たちを撮ってくれ」と言わんばかりに(笑)
というのは冗談で、ナポリのピッツァ職人協会の副会長である
Antonioさん。すごく気さくなお方です☆
「PIZZERIA Starita」
via Materdei 27,28 Napoli
081-5573682
close : 日曜のAM、月曜
The Doobie Brothers "Long Train Runnin'" '81 Live
by writer-kaorin | 2012-05-17 23:33 | Starita | Comments(0)