カテゴリ:靭本町がく( 2 )

 

靱本町がく

5月初旬の美味しい夜。
「靱本町がく」さんにて。

お料理は、季節のおまかせ¥10,000(税抜)をはじめ、
ざっと60品近くの単品も。品書きがこれまた達筆デス。


この日は単品を頂くことに。
付き出しは

*トマトのすり流し、
 煮穴子の飯蒸し
b0118001_7365454.jpg
トマトの清々しい風味、やらこい酸味が、沁み入る。

b0118001_7375585.jpg
飯蒸しは、餅米の風味心地良く、煮穴子のほろり崩れる繊細な身質。
とろりとしたダシの旨みが重なり、まとまりもいい。


b0118001_7375637.jpg
ルービー(笑)は小にし、日本酒モード。


*お造り盛り合わせ
b0118001_7381059.jpg
(右上より時計周りに)
「蛸の湯洗い パッションフルーツ酢味噌」。
この酢味噌は新しい味!仄かにトロピカルな酸味が味噌と凄く合ってる。
嗚呼、泡が飲みたい(締めシャンするのだが(笑)。

「ときしらずの軽いスモーク、セルバチコ」は、仄かな燻香が堪らん。
この他、澄んだ甘みの「細魚の菜種巻き」、
やらこい締め具合がいい「鯵きずし」
「紀州 ケンケン鰹の藁焼き」、脂のりがよく甘い「明石の真子かれい」…と
丁寧な仕事が窺える「鮮」に、飲みのピッチが早まります。


b0118001_7384188.jpg


b0118001_738529.jpg
睡龍 生酛のどぶ 25BY @久保本家酒造
最近のお気に入り。
にごり酒ではあるが、甘口ではない。
そして、まろやかながら、キレが良いから、料理との相性の幅も広い。



*のどぐろ塩焼き
b0118001_7391025.jpg
備長炭で火入れがなされたノログロ。
唇にギラリとまとわりつく脂、上品やわ。
身の厚みもしっかり、上等。



*野菜色々の山椒葛煮
b0118001_7392339.jpg
碓氷えんどう、芽キャベツ、ホワイトアスパラガス…と春味満載。
蓮根はホクホク、ホワイトアスパラは焼き台でじっくり火入れ後、
葛煮にされてるのか、すこぶる甘い。
馥郁たるダシの香りと、山椒の風味、その余韻が心地良い。



*熟成肉 炭火焼き
b0118001_7394325.jpg
右は、30日熟成させた、鹿児島産 黒毛和牛のクリ。
赤身とは思えぬほどやわらかで、クセになりそうな個性的な風味。
左は、大阪・なにわ黒牛のクリ、50日熟成もの。
味がしっかり、じつに濃厚だ。

サイドにはレモンの皮や、大徳寺納豆。
それらをのせて食すとまた表情の違った味わいに。


*土鍋ごはん
b0118001_740127.jpg
土鍋ごはんは粒が大きく、甘い香りが堪りません。
ウドの皮のきんぴら、筍の煮たの、ちりめんじゃこ、昆布佃煮。
お隣では、ノドグロとクリで定食状態(笑)
私は日本酒とともに。
その後、透明の泡で締めとなりました♡


季節の移ろいを感じさせてくれるお料理の数々。
そこには、意外性&発見のある旨さがあったり、
例えば、ウドの皮のきんぴらなど、「始末の心」を重んじる
浪速割烹ならではの精神が宿っていたり。
ひと口ひと口、味わうごとに、
美味しい愉悦はもちろん、すごく勉強にもなるのです。

ガクさんいつもありがとうございます☆
ご馳走様でした。


「靱本町がく」
大阪市西区靱本町1-14-15
☎06-6479-3459
open : 17:00〜22:00LO(季節のおまかせ21:30LO)、
    土・祝前日は〜23:00LO(季節のおまかせ22:00LO)
close: 日曜、祝日
http://www.utsubo-gaku.com/


Creedence Clearwater Revival - Proud Mary

by writer-kaorin | 2014-05-12 07:41 | 靭本町がく | Comments(0)  

靭本町がく

やっとおじゃますることができました!
日本料理店「靭本町がく」さん。
b0118001_8233318.jpg
店主の今川岳さん(ガクさん)は、
浪速割烹の名店「㐂川」にて10年近く研鑽を積み、
その後、堺筋本町のパリ「ル・ヌー・パピヨン」で、洋の食文化も体得された方だ。



夜のお料理は、季節のおまかせ1万500円のほか、
一品料理もズラリ。この日は単品で、お願いすることに。


お通しは

*根芋(ズイキ)、近江蒟蒻
b0118001_8242594.jpg
ズイキからはダシの旨みがじんわり。
赤コンニャクのプルンッな食感と、金針菜の瑞々しさ、
スターターに相応しい一品だ。



「鮮」より
*盛り合わせ
b0118001_8241464.jpg
明石のひらめ、あおりいか、よこわ、
活あん肝の造り、秋鯖のスモーク、白甘鯛。
ビールを即、飲み干し、ガクさんおすすめの冷酒とともに。
いずれも堂々たる凛々しさ。
9日寝かせたというグジは、尾に近い部位ゆえムッチリとほどよい弾力が心地よく、
甘みも旨みもじつに深い。
秋鯖は、生のようでそうじゃない質感、ほんのり薫る燻香、いい!!


b0118001_8243392.jpg



*絹揚と大阪白菜、天王寺蕪
b0118001_8245112.jpg
なにわの伝統野菜2種。いぃ季節になりましたね〜。
それらの素材感、健在かつ
ダシの品よい旨みが、素晴らしいのです。



*のどぐろ塩焼き
b0118001_8253114.jpg
備長炭を用い、焼き上げられたのどぐろは、
皮目の香ばしさと、驚くほどふっくらとした身質。
隣のお方は「白ご飯欲しい〜」と(笑)
サルナシの実、栗など、秋の要素も凝縮。


b0118001_8251825.jpg



*牛すじと雲子、牛蒡の土手焼
b0118001_826972.jpg
白味噌のやさしい甘みとおダシの深みとが、見事にマッチ。
無言で、ハフハフ頬張ることになる(笑)


b0118001_8254285.jpg
スッポンの煮こごり♡
ますますお酒がススムやないですか;



*新米の土鍋ごはん
b0118001_8255792.jpg



b0118001_8263572.jpg
天然なめこのくず汁、香物とともに。
とろり、葛と天然なめこの表情の異なるとろみが心地良く、
カラダのなかからじんわり、温かみが込み上げる。


b0118001_8262939.jpg
米ひと粒ひと粒の立ち方、ツヤ、香り、どれをとっても素晴らしく、
透き通った甘み、これには驚いた。
思わず、おかわり、となる。


この他にも、気になるお料理がたくさん。
例えば、備長炭で焼き上げる熟成肉の数々。
鳥取産 牛のうちもも、岐阜の美濃ポークロースト、
滋賀産 日本鹿のローストなどなど。


日本料理の軸を大切にしながらも、
創意があり、しみじみと心からおいしいと感じさせるお料理の数々。
ガクさんの世界観、そして旬ととことん楽しませる工夫を、体感した夜でした。

ご馳走様でした(--)


「靱本町がく」
大阪市西区靱本町1-14-15
☎06-6479-3459
http://www.utsubo-gaku.com/


Boz Scaggs "LOWDOWN"

by writer-kaorin | 2013-11-15 08:27 | 靭本町がく | Comments(3)