カテゴリ:天満橋 藤かわ( 1 )

 

天満橋 藤かわ @割烹の新鋭 2017.3.1open

2017/3/1開店
「天満橋 藤かわ」 @大阪・天満橋
b0118001_10431765.jpg
オープン直後に伺うことができた。
藤川さん、ご開店誠におめでとうございます!


b0118001_1043375.jpg
天満橋北詰を西に入ってすぐ。
悠々と流れる大川を臨むところに店はある。
川越しには天満橋駅。橋のライトアップも美しいから
♪街の灯りちらちら〜。あれは何をささやく〜♪(by堺正章)と、
思わず口ずさみたくなるロケーションやわ。


店主の藤川慎司さんは、「船場吉兆」を皮切りに
豊中の名割烹「一汁二菜うえの」で修業を積み、
同割烹の系列店「よどやばし 燁」を任されていた料理人だ。
その節は、大変お世話になっていました。


藤かわのお料理は、昼5000円(税別)
夜8000円・1万2000円(共に税別)。〈2017/3/8現在〉
私たちは夜8000円のコース料理を事前にお願いしていた。


*鮑 赤貝 黄身酢と酢のジュレ
b0118001_10441840.jpg
貝類の独特の食感と旨みに、黄身酢のまったりとしたコク。
こごみのぬめりに春を感じ、ジュレの酸味で後味爽やか。


b0118001_10435748.jpg


椀物は

*蛤しんじょ
b0118001_10444784.jpg
口に含めば、鼻腔をくすぐる馥郁たる香り。堪らん。
ふぁっと今にも崩れそうなしんじょのなかには、厚みある千葉産の蛤。
そのエキスにより、吸い地はじわじわ表情を変えゆく。幸せのため息がこぼれる。




*八寸
b0118001_1045436.jpg
四角の小鉢から時計回りに。
「ホタルイカと菜の花の酢味噌和え」はぷっくり張りよいホタルイカだこと。
「富山の岩もずく」はシャクッとした歯触りで、甘酢はキレある酸味。
「厚焼き玉子」はふぁっと雲の上のようなテクスチャーだし、
「鶏肝の旨煮」は金柑とともに。金柑の優しい甘酸っぱさが鶏肝の旨みとぴたり合うわ。


桜の葉に包まれた品は
b0118001_1046736.jpg
細魚の手毬寿司。繊細な身質に、桜の芳しさが印象的。


b0118001_10462456.jpg
ここらで珍味「クエの肝」が登場。
舌にねっとりと絡み、太白ごま油の上品な香が響く
玉ねぎスライスに見せかけてコレ、コリッとした食感のクエ胃袋。


向付は
*淡路産の平目・ハリイカ・由良の雲丹 
b0118001_10464666.jpg
平目は旨みを蓄えていて、イカはまったりとした甘みがまとわりつく。
この時季だから由良産は黒雲丹かな。礒の風味がじつに豊か。



*長崎産 太刀魚
b0118001_104775.jpg
ぽん酢ジュレとともに。
太刀魚は脂ようのっている。
皮目の炙りの香ばしさとのコントラストもいいね。


b0118001_10472517.jpg
このタイミングで藤川さんが調理をし始めたそれは、
この店の目玉のひとつである「天ぷら」だ。
個人的に天ぷらを超欲していたので、テンション上がった!!!


驚きなのが、カウンター下、天ぷら鍋の奥に
揚げるためだけの換気扇を設えていること。
天ぷらに照準を合わせた設計に脱帽。



*たらの芽
b0118001_10474397.jpg
ホクホク、湯気とともに
春の香りとほろ苦さが立ち上る。



*車海老
b0118001_1048180.jpg
口中に広がるは、凝縮感ある甘み。



*伝助穴子
b0118001_10481673.jpg
揚箸でざくっと真っ二つ。その音も味わいのひとつ。
厚みある伝助のイメージを覆す、ふぁっふぁ感。
何とも繊細な身質だこと。



*蕗の薹
b0118001_10483428.jpg
この苦味と香りに、大地の息吹を感じます。春が来た。



*真魚鰹のかき揚げ
b0118001_10485230.jpg
細かな揚げ衣はザクザクと香ばしく、
しっとりとした身が顔を覗かせる。


*さつまいも
b0118001_104991.jpg
透き通った甘みが響いたのでした。


聞けば揚げ油は、綿実油がベース。
揚げ上がりはじつに軽やかだし、
それぞれの素材本来の風味が、ぐぐっと主張していた。



*ふぐ白子 小芋から揚げ 生海苔あん
b0118001_1055041.jpg
濃厚クリーミーな白子に、生海苔が放つ海の香。
季節の出会いものを、慈しみ味わう。




*湯葉と山葵菜の酢物
b0118001_10552313.jpg
ピリリと山葵菜、後味さっぱり。


そしてご飯物へと続きます。


*筍と蕗のごはん
b0118001_10554187.jpg


b0118001_1161178.jpg
藤川さんも激写!


b0118001_10562463.jpg
米は艶々。ハフハフ口に運べば
ホクホクとした筍、シャキッとした蕗、さらには木の芽と
それぞれの香りが充満。旨いな〜。


b0118001_10564896.jpg
おかわり!同行者曰く「おかわり、珍しいな」と。
確かに。ご飯物をおかわりって、あまりすることがないワタシ。


b0118001_10573262.jpg
食べるほどに、まだまだ食べたくなる味、とでも言おうか。
シンプルがゆえの凄みを感じたご飯だった。



b0118001_10575393.jpg



*抹茶のブランマンジェ バニラアイス あまおう
b0118001_10583316.jpg
バニラアイスと苺、
ハニーロースト的なカシューナッツ、それぞれの相性よく
忍ばせたブランマンジェは、宇治抹茶を使用。とても香り高かった。



日本料理の技や季節感に忠実に。
そのなかに例えば地に足のついた遊び心を入れつつ
さらには“天ぷら”という1本の軸を置くなど
藤川さんの、“何を食べさせたいか”という想いが明確に、食べ手に伝わるの。
だからこそ食べ進める楽しみがあるのだ。

店内は、靴を脱いで寛げる畳敷きのカウンター8席、
さらには個室1室(8名までのテーブル)も。
最近、オープンラッシュの西天満〜天満橋界隈にまた、
通いたくなるお店の誕生です。



「天満橋 藤かわ」
大阪市北区天満2-2-21ヒロビル1F
06-6360-4799
open : 11:30〜13:30LO、18:00〜21:00LO
close: 不定休
お料理:昼5000円、夜8000円・1万2000円(ともに税別)
https://www.te-fujikawa.com/



Jigsaw - Sky High

by writer-kaorin | 2017-03-08 11:12 | 天満橋 藤かわ | Comments(0)