焼鳥 やまね @近くて遠い、焼鳥の名店


某会の寄り合いで、
天満にある「焼鳥 やまね」へ。
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常連Tさんに予約を取って頂き、念願の初訪問。

「この店、近くて遠いわ〜」とは、ご一緒させて頂いたKさん。
そうなのです。フラリと行ける感じではなく、前もっての予約が必要。
しかも、鶏の鮮度や、焼きのペースを考慮し
お客さんの来店時間のバランスまで、考えておられるよう。
なので、近場でありながら遠い存在というわけだ。



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付き出しに、いきなり心奪われる!
長野の望月キャベツ、紅くるり大根、コリンキー、紫ニンジン、トウモロコシ、
モロキュウリ、生の落花生、フルーツパプリカ、グラパラリーフ
いずれも味がしっかり濃いのなんの。甘みや香り、食感や瑞々しさ、鮮烈。
これらをアテに飲める(笑)。それくらいにキャラの濃い野菜たちなのだ。



*鶏 造り 15種
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凛とした存在感を放つ。ここまでの種類を造りで味わえるとは。
この15種、前日までの要予約。数量に限りがあるとのこと。



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笹身は生とスモークの2種、もものたたき、むね、そで、すね、手羽元、生つくね、
肝、脾臓、砂ズリ、さえずり、白子、こころ、つなぎ
ここまでの部位を造りで味わえるとは(驚)!
新鮮だからこそのクリアな風味、肉そのものの香り、脂の旨み…ほか、
ひと口ごとにハッとさせられる。



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「一白水成 雄町 純米吟醸」を。ふくよかな米の旨みとコクがじわりじわり。



*鶏のてっさ
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ちり酢をつけて味わえば、フグに通ずるぶりんっとした食感。
うっとりしてしまうくらい初々しい、甘みと香りがある。



*肝のたたき
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美しきエッジ。中はミキュイ、見事な火の入れ方。
その口どけの素晴らしさは言うまでもなく、
ネギオイルの香ばしさ、これすこぶる上品だった。



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「せせり」はぶりんぶりんの肉厚。食べごたえがあるわ。
しっかりと脂を蓄えていつつ、後味は清々しい。
この後続く串もそうだが、なにせパーツが大きめで、
食べた〜という満足感が凄いの。



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山椒を擂り粉木でゴリゴリと。香りの立ち方がちゃうね。



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「嘉スパークリング・シャルドネ(山形・高畠ワイン)」をボトルで。
柑橘系の香りに続き広がる、旨みと酸のバランスいい。



*背肝
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腎臓。脂のりよく、肝とはまた違うほろり崩れゆく質感。



*松葉
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鎖骨の部分。肉の味わいをしっかり感じ、骨しゃぶりつけばさらに旨し。
ほんのり利かせたローズマリーの香りがまたいい。



*つくね
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お皿のまわりに藻塩、中央には黄身とタレ。
まずは塩で。つくねはふぁっふあ、肉そのものの甘みをぐっと感じ
細かく刻んだ軟骨も入り、食感の差異が心地いい。
続いて、タレと濃厚な黄身をつけて味わえば、
つくねそのものがぐっとパンチのある味わいに。



*ハラミ
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ハラミは肉肉しく、ズッキーニのジューシーさと共鳴。
以上がおまかせの焼鳥。いずれも焼きの加減、素晴らし。


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お口直しにと注文した、「胡瓜の古漬けといぶりがっこ」。
酸っぱい昔ながらの古漬けと、いぶりがっこのスモーキーさは
お口直しどころか、絶大なる酒の肴。



*鶏の塩辛
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うん、塩辛の風味だ。しかも、ピンッとハリよくイキイキしてる。



追加で串を。
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「皮」は厚みがあるものの、カリリ香ばしく脂のキレがいい。


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珍味「トサカ」も登場。縁は香ばしく、噛めば感じるゼラチン感が堪らん。


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「ふりそで」は、肩〜胸あたりの一部分。
肉汁たっぷり、しかも上品な味わいだ。



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最後は「鳥スープ」。クリアなうま味が、五臓六腑に染み渡る。
みんなは白濁した「鳥スープ濃厚」、そして「焼きにぎり」を。
〆まで抜かりなし、忘れられないくらい存在感ある味の連続でした。



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店は、カオスな天満(市場)から東へ抜けたところにひっそり佇む。
ご主人の鶏に対する真摯な想いを、強烈に感じる
感動すらおぼえる味わいがここにはあった。

Tさん、Iさん、Kさん毎度ありがとうございます★
次回の会合、楽しみにしてます!



「焼鳥 やまね」
大阪市北区池田町8-19 第2タナカハイツ 1F
06-6353-8020
open : 18:00〜22:00(土日祝17:00〜)
※品切れ次第では閉店時間が早まる場合有り
close: 不定休


Keith Richards & Ron Wood - You got the silver 2007



# by writer-kaorin | 2017-10-10 09:22 | 焼鳥 やまね | Comments(0)  

BODEGA Tapas Bar @CANADA

Autumn In New York、ではなく Autumn In Canada
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「ボブの絵画教室」を彷彿とさせる、秋色のエドモントン in カナダ。
私が小学生だった頃、ボブの番組に釘付けだったなぁ。
「この木にもお友達が必要ですね」って、サラサラ〜ッと幹や枝、葉を描き出す
ボブならではの油彩の画法、ほんとに衝撃的だった。
この番組にハマった人、いてるんじゃないかなー?(笑)


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ノースサスカチュワン川(North Saskatchewan River)に架かる橋から
シティーセンターへと続く光景は
NYCのブルックリン橋から、マンハッタンへとタクシー走らすシーンと
いつもデジャブ。


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キンと冷えた空気が、気持ち良いの。



他の国にもあるかもしれないが、
カナダの住居には誰がいつ、この家を建てたのか、という
証明ともとれるパネルが付けられている。
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1917年に建てられたこちらは、ペンキ塗りのジェームスさんの家、とか


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1912年に船の設計士であるジョンさんが建てた家なんて。


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近所にあるこちらの邸宅は、
この街のディベロッパーだったウイリアムさんの住居。1912年完成。
100年以上前の建物とは思えないくらい、手入れが行き届いている。



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ディナーにおじゃました「BODEGA」は
1931年に、ローレンス・ストーンさんが建てた
ミートマーケットの跡地にあった。


ポルトガル料理をタパス・スタイルで楽しませてくれる「BODEGA」。
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しっかりご飯&飲みはもちろんのこと、サク飲みもウェルカムだから
コンサート前やアフターにも、超重宝するのだ。


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ポルトガルやけど、タパス&ワインバーやけど
ベルギーのピルスナーで喉潤す。



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「ハモン イベリコ ベジョータ」は、塩気のなかに甘みを感じる。



*チキンとカボチャのスプレッド
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ペッパーやクミンを利かせた、ややスパイシーなスプレッド。
何がうまいってこのパン。ザクッ、しっとり、粉のいい香りがする。



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「empanada -エンパナーダ-」と呼ばれる、具入りパン。
餃子とサモサの親戚のようなタッチ。
具はビーフとほうれん草。香味野菜の旨みも重なり合う、優しい味わい。


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ケールのソテー。ニンニクとタマネギ、パプリカというシンプルな構成。
肉厚のケールは、味が濃いわ。そして器が素敵なの。
現地の職人さんに作ってもらっているんだとか。


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「piri piri prawns」という名のエビ料理。ピルピル、ではなくピリピリ。
ソースは、マヨネーズ的コクまろな味わいのなかに、
チリペッパー、クローヴ、ニンニクのスパイシーな辛味が響く。


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スプレッドのパンが美味しすぎて、単品で注文。


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「piri piri chicken」も頼んでみた。が、エビのpiri piriとはまた違う
シャープかつコクのある辛味を感じる。
チキンの焼き加減よろしく、揚げたてアツアツの極細ポテトが旨かった。


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「grilled calamari」はスパイシーレモン&トマト味。
爽やかさと辛味とのバランス、いいね。


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これは塩ダラのフリッター。
戻した塩ダラに、すりおろしたジャガイモを合わせ
ふぁふぁなペーストにして揚げている。赤パプリカのソースと。
タラのじんわりと広がる旨み、カリフワな食感、ばっちり。


ビール後は、Encruzado(エンクルザード)という白や
Jaen(ジェエン)という赤など、
聞きなれない品種のポルトガル産ワインをグラスであれこれ(撮り忘れ)
この店、カナダでは珍しい、繊細な味わいで、気に入った(笑)



「BODEGA Tapas Bar」
6509 112 Ave Edmonton,CANADA
780-757-0137 -No Reservations
open :4:30PM-10:00PM (mon-thurs)
   4:30PM-11:00PM (fri-sat)
 11:00AM-2:00PM (sat & sun brunch)
 4:30-9:00PM (sun)


Simple Minds - Don't You




# by writer-kaorin | 2017-10-07 13:28 | =Canada= | Comments(0)  

シャンパン食堂 @気軽にシャンパーニュを

北新地「シャンパン食堂」で、シャン杯!なサタデーナイツ★
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「FLEURY Pere et Fils Fleur de l’Europe Brut」
店には西と東を行ったり来たりしている統括ディレクター元田くん、
スタッフさとみんはじめ、お久しぶり〜な顔ぶれで、嬉しくなる★


言うまでもないが、「シャンパン食堂」のグループ店舗は、
同店はじめ、「New York Bar UPPER CLUB Champagne&Cigar」に
シャンパン食堂の洋食屋さん」でしょ
「ル・コントワール・ド・シャンパン食堂」、さらには
空前のGYOZAブームの前っから、ギョウザ&シャンパンをコンセプトに据えていた
スタンドシャン食 Osaka北新地 Champagne & GYOZA BAR」も。

そんな大阪での店舗展開はもちろんのこと、
Champagne & GYOZA BARは、東京にも!
スタンドシャン食 -Tokyo 新橋虎ノ門」 
スタンドシャン食 -Tokyo赤坂見附
関東在住の皆さーん、ぜひ遊びに飲みに行ってみてください★



さて「シャンパン食堂」ナイツ。
アミューズに「チポラータ」が登場。
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かわいい小ちゃな、羊の腸詰め豚ソーセージ。その深い味わいはもちろん
アグロドルチェ的ビーツの甘酸っぱさがいい仕事してる。



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「サラミ盛り合わせ」を。
チョリソのほうは、旨みのある辛味のおかげで泡止まらん。


*前菜の盛り合わせ
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「キャロット ラペ」はシャキンとした食感楽しく
「レバーペースト」はふぁっふあ滑らかで、じつにキレイな風味。
「パテ ド カンパーニュ」は肉肉しさこの上なく、だけど
ひつこさを感じず、むしろ清々しいのには驚いた。
「きのこのキッシュ」に秋の香りを感じ、
「オリーブのマリネ」をちびちびやれば、飲みのピッチが加速する。



これも好きな一品やなー。

*ムール貝のシャンパン蒸し
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ムールはぷっくり肉厚なものが多く、食べごたえあり。
しかも。コハク酸的うま味成分と、
ミネラル感とが嵐のごとく押し寄せるのだ。
残ったスープはリゾットにできるとのことで、それ一丁〜とお願いしつつ


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バゲットもやめられない止まらないから、おかわりしてもうた(笑)



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ここらで「Maison des Princes Sauvignon Blanc 2016」を。
コクとキレのある酸をあわせ持ち、ムール貝のエキスと共鳴するかのよう。




*十勝放牧豚 ロース肉のロティ
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嗚呼ーこの色目にうっとりー。
赤身はしっとりやわらかく、しっかりと味があり
好物の脂はぶりんっぶりん、弾ける食感!
そんな脂はサラリとしてるから、いくらでも食べられる。

付け合わせの「ジャガイモのガレット」が、十勝放牧豚に引けを取らない存在感。
カリッな香ばしさと、ホクッとの割合6:4の、私的黄金比に続き
ジャガイモのいい香り、質朴な甘みがやってきた。



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ラストは「ムール貝のシャンパン蒸し」のスープを使ったリゾットを。
ムール貝のエキスからなる深みのある味わいに、米の透き通った甘みが重なり合い
うーんもう、笑みしかこぼれない。
心も胃袋も満たされた〆となりました★


お店はあれよあれよという間に満席。
30-40歳代のカップルがグラスを傾けているかと思えば、
その隣ではちょっと年配の主婦友らしき女性グループがいてたり。
さらには、20歳代であろう若い世代のグループ客のなかにいてた女子は
「シャンパン初めて〜。うん私イケるかも〜」なんて言いながら
皆それぞれに、この空間と料理、シャンパーニュやワインを楽しんでいる。
そうそう、メニュー表に目をやると、
グラスシャンパーニュの種類は豊富で、880円〜揃うのだから。

何年か前、ディレクターの元田くんにインタビュー取材でお世話になった際
「シャンパーニュを嗜む層をゲストとして持ち続けるには、
若い世代の人達にシャンパーニュを気軽に楽しんで頂く場所が必要」と言ってたっけ。

「シャンパーニュを気軽に」という元田くんの想いが、着実に形となっている。
その光景をしみじみ眺め、なんだか嬉しさがこみ上げてきた。


「シャンパン食堂」
大阪市北区堂島1-3-20 阪口ビルB1
06-6343-2498
Open :11:30〜13:30(LO)、17:00〜23:30(LO)
Close:日曜・祝日
https://www.facebook.com/shanshoku




悲嘆に暮れる(涙)。カナダで観た圧巻のステージが忘れられない。
ご冥福をお祈りいたします。

Tom Petty - Room At The Top




# by writer-kaorin | 2017-10-04 09:07 | シャンパン食堂 | Comments(0)  

TABLETOP @17/9/27open★All Day Cafe&Dining oishii

おいしい日記、前後するんだけど
とっても清々しいサンデーモーニングなので、
ヘベレケじゃない昼間の出来事を。
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先週9/27にオープンした「TABLETOP」は
BIRDS'WORDS(バーズワーズ)が手がける、カフェ・ダイニングだ。 
場所は谷町8丁目。バーズワーズ大阪直営店の隣にある。


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秋晴れの気持ちいい昼下がりにおじゃました★
写真はすべてiPhoneで撮影。


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どこ撮っても絵になるわ。内装や家具は、粂井製作所によるもの。
この空間と時間、そしてお食事を、のんびりゆっくり丁寧に愉しみたくなる。



まずは「自家製シロップのスカッシュ」で喉を潤したいなと、
「仏手柑(ぶしゅかん)」をチョイス。
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ほんのり苦味がかった風味を感じ、
爽やかな香りとまぁるい酸味が追いかけてくる。
皮はエグみがなく、ほろ苦さと芳しさが共鳴。余すとこなくペロリ。



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逆光やけど、自家製シロップは仏手柑をはじめ
生姜、ぶどう、すだち ほか季節ものも。

スカッシュはもちろん、
サワーとして味わえるのも嬉しいわ。
お酒はこのほかに、ハートランドやハイボール、サングリア
ナチュラルな造り手のワインも。



*スパイスベイクドチーズケーキ
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バーズワーズのオリジナルの器、いい味出してる。
このベイクドチーズケーキは濃厚でありながら、
カルダモンやナツメグ、ほんのりクローブに通ずるニュアンスも押し寄せ
そのスパイスの利かせ方がいい!
甘さ控えめ、すっきりとした酸味の余韻を感じ、
んもう、ワインの口になってしまう…(笑)のだが


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静岡のロースター「IFNi Roasting&Co.」の
スペシャルブレンド(コーヒー)の
じんわりと体に染みわたる、優しいコクが、ぴたりと合った。
このコーヒー、フルーティー系でもなく、どっしり苦味系でもない
独特の味わい深さがあった。


ちなみにホームメイドのデザートは、
キャロットケーキやガトーショコラ、ウィークエンドシトロンなど
私好みのベイク系が主。自家製アイスもあって、タルトタタンのアイス、
クリームチーズ&スモモのアイス…と、そそられる組み合わせ多いな。



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お店は、11:30から21:30(LO)までアイドルタイムなしの通し営業。
店舗ディレクションには、Kushiage010の健太郎さんも関わっておられるとかで
夜は、季節の食材を用いた一品料理が10種ほど。
「くりとブルーチーズの包み揚げ」とか「カボチャのスパイスロースト」など
メニュー名見てるだけでワイン飲めそう(笑)
まぁお酒派にも、しっかりご飯派にも嬉しいラインナップ。

さらに。「シトラスジンジャーオイル」とか
スパイス系オイルのオリジナル調味料が魅力的で(これは店舗で販売してる)
学びが多い、素敵空間でもありました。

料理人・宮内亜衣さんのお料理とデザートを味わいに
次は夜、ふらり伺いたいと思う★



「TABLETOP」
大阪市中央区谷町8-2-13 光昌会館1階
06-6773-9927
open :11:30-22:00 [L.O. 21:00]
close:火曜
http://tabletop-osaka.com/



What A Fool Believes | Matt Bianco



# by writer-kaorin | 2017-10-01 07:29 | TABLETOP | Comments(0)  

鮨処 よしか @Sep,2017

西天満「鮨処 よしか」で夕餉。(前回の様子) 
シャンパーニュをメインとした会員制ワインバー
「月の港」オーナーの深雪ちゃんと、久々のサシ飲みだ。


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付き出しは「ミズの実のおひたし」。
秋の山の恵み「ミズの実」は
ムカゴっぽい、ホクッシャキッとした心地よい歯ごたえ。



*タイ
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むっちり、脂の旨みがじわり。
藻塩をハラリかけて味わえば、甘みが際立つ。



*イシカゲガイ
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聞き慣れぬ貝だわ。
市場では「白トリガイ」や「イシガキガイ(石垣貝)」という名で流通しているとか。
香りも甘みもぐっと力強い。


そらもう、日本酒の口に。
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「津島屋 純米吟醸 信州産美山錦 瓶囲い H27BY」(岐阜・御代桜醸造)
程よい円熟味と上品さをあわせ持つ日本酒だ。




*新サンマ 生姜醤油
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ほんのり甘めの醤油と。
あっさりとした脂、清々しい風味が広がりゆく。
津島屋をチビリグビリ。至福の時。



*ホッキガイ
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ヒモと貝柱を醤油漬けにし、干したものを炙って。
甘み、すこぶる濃い。そこにピリリと主張する一味、いい仕事してる。



*カツオ たたき
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戻り鰹の身は肌理が細かく、このもっちり感、堪らない。



*ノドグロ 塩焼き
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バリッとした軽いタッチの皮目、その香ばしさの後に
脂がじゅわりと溢れ出たかと思えば、口中を占拠するのだ。
でもサラリと上品な脂で、上等なノドグロだと実感。



*はもざく
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目の前で、骨切りをするところから始める「はもざく」。
そのハモは脂のり見事。炙りで香ばしく、身はふっくらホクホク。
そこにキュウリのザクッザクッと規律正しい音、加減酢のまぁるい塩梅がピタリ。


はぁ〜美味しいわ〜っとニンマリしつつ
和やかな時間が流れる、心地いいひととき。
ここらで握って頂くことに。



*メイタガレイ 昆布〆
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ぷりんっと、独特の質感のメイタガレイ。
じわりと旨みを放ちつつ
ほんのりぬくい寿司飯との一体感。これには驚いた。



*剣先イカ
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細やかな包丁目が入っている。
とろけるような舌触りと、深みのある甘みを感じ
酢橘の香りがふうわりと。



*大間のマグロ 赤身の漬け
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締まりよく、ぐっとコクを感じる。
寿司飯の旨みと素晴らしい出合い。




*中トロ
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こちらも大間産。
延縄漁で釣り上げられたマグロだという。
脂ののりは控えめだが、酸味ほんのり、そして味も香りも濃いの。



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こちらは「アイスランド産 本マグロのトロ」。
まったりとしたコクを撒き散らしたかと思えば
すっと消えた。



*コハダ
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程よい〆具合。繊細な脂の滋味が際立ち、寿司飯のツヤ、甘みと共鳴。



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「足赤エビ」は肉厚でいて緻密。
クリアな甘みとミソのコクがいいね。
そんなネタの素材感を、穏やかな塩梅の寿司飯が引き立てている。



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昆布〆にした「サヨリ」。
やらこい旨みが徐々に押し寄せ、寿司飯とともにハラリ解けた。



*アジ
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ハリよく、身に甘みがある。
アジの綺麗な風味と、生姜の香りがクロスする。



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「キス」はピンッピン。透き通った質感だ。
大葉が仄かに香る。



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「イクラ」は甘辛なコクを蓄え、
何てったって、炙りたての海苔の芳しさ。これにはハッとなる。



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愛媛の「赤ウニ」は、清々しい香り。



*穴子(塩・煮ツメ)
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熊笹の上で蒸し焼きにした穴子は、塩と煮ツメの2種で。
塩のほうは、繊細な身の甘みをじんわり感じ
煮ツメは、ほろ苦さと燻香の力強さがいい。
いずれも寿司飯とともにふわり、舌を喜ばせ、すっと儚く消えた。



*玉子
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ふぁっふぁエアリー。優しい甘みとコクが広がる。




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そして追加注文の「かっぱ巻き」で〆とした。


ご主人・富田さんとのやりとりも楽しく、
サシ飲みならではの、ここでは書けないトークもノンストップ。
だけどアテや握りが供されると話中断で真剣に食べる私たち。(笑)

この時季ならではの走りと旬、名残を愉しみつつ
富田さんならではの緻密な仕事が窺える握りにうっとり。
満足度がひじょうに高い、おまかせな夜でした。
深雪ちゃんまた近いうちに♪



「鮨処 よしか」
大阪市北区西天満4-5-23
☎06-6366-0770
¥握りのみ ¥8,000、つまみと握り ¥10,000(2017.9.28現在)


Tom Waits - Rain Dogs



# by writer-kaorin | 2017-09-28 08:45 | 老松 鮨処 よしか | Comments(2)