人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「中納言 大阪駅前第3ビル店」 伊勢海老“尽くし”の昼餉。

昼の会食は
「中納言 大阪駅前第3ビル店」で。

大阪駅前第3ビルの32Fというロケーション。
「え!こんな場所があったんだ」と嬉しい発見と、この展望!
「中納言 大阪駅前第3ビル店」 伊勢海老“尽くし”の昼餉。_b0118001_14163451.jpg


「中納言」の創業は1950年。
店名の由来は、平安時代の書、藤原兼輔著「堤中納言物語」。
活伊勢海老料理専門店としてあまりにも有名な老舗だ。



仕事中なのでビールを1杯だけ。笑
食前酒(梅酒)で喉を潤し、胃袋全開。


■伊勢海老のサラダ 中納言風
「中納言 大阪駅前第3ビル店」 伊勢海老“尽くし”の昼餉。_b0118001_14171975.jpg
ボイルした伊勢海老はブリンブリン。そこに
タルタルソースがたっぷり。はぁ至福だ。
フレッシュな野菜にかけられた中納言オリジナルドレッシングの絡みもよく
ワシワシと味わう。のっけから名作。テンション上がる。


■伊勢海老のスープ
「中納言 大阪駅前第3ビル店」 伊勢海老“尽くし”の昼餉。_b0118001_14173364.jpg
どこまでも濃密!優しくも深みのある旨みが堪んない。



■伊勢海老の甲羅揚
「中納言 大阪駅前第3ビル店」 伊勢海老“尽くし”の昼餉。_b0118001_14175107.jpg
「中納言 大阪駅前第3ビル店」 伊勢海老“尽くし”の昼餉。_b0118001_14175141.jpg
カボチャの甘みが、伊勢海老の深い味わいを助長する。
この組み合わせ、秀逸!


お口直しに清々しいシャーベットをいただき…


■伊勢海老のクリームコロッケ
「中納言 大阪駅前第3ビル店」 伊勢海老“尽くし”の昼餉。_b0118001_14175233.jpg
さっくり香ばしく、濃厚クリーミー。
アメリケーヌを思わせるソースと共に味わえば、
伊勢海老の個性がグッと深まるのです。



■伊勢海老の海苔茶漬け 香の物
「中納言 大阪駅前第3ビル店」 伊勢海老“尽くし”の昼餉。_b0118001_14175220.jpg
するすると進む。最後まで伊勢海老尽くし。幸せな時間だ。


「中納言 大阪駅前第3ビル店」 伊勢海老“尽くし”の昼餉。_b0118001_14175253.jpg
自家製のチーズケーキと、コーヒーで〆。



流行に左右されない、ずっとそこにある名店。
いい意味で独特の空気感が、心地よさにつながっていたし
何しろ、伊勢海老食べた〜!という満足感があった。
Iさん、そしてMさん。
充実のランチミーティングをありがとうございました。



「中納言 大阪駅前第3ビル店」
大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル 32F
06-6341-5460
https://www.instagram.com/chunagon.dai3/

# by writer-kaorin | 2025-11-15 14:19 | =プライベート= | Comments(0)

 

「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。

京都・西木屋町
「料理屋 まえかわ」
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17170081.jpg
メディア業界の大御所の皆さまと。
Mさん、誠にありがとうございます。


言わずもがな、「料理屋 まえかわ」店主・前川浩一さんは
「祇園 さゝ木」で13年。最後は料理長を務め、
2020年にご自身のお店をオープンされた方。
その腕前と人柄で、不動の人気を誇る

前川さんには以前、「和食の扉」連載
祇園さゝ木 一門会 師弟セッション》の
トップバッターでご登場いただいたことがあって。
リンクを貼っておきますね。懐かしい。
佐々木さんと弟子たち。揺るぎのない信頼関係にいつも感銘を受けている。


「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17174103.jpg
まずはビールで喉を潤して、いざ開宴。
立冬の夜、暦のうえでは
“冬が始まるよ”(マッキー槇原調)



■先付
雲子と柳松茸の茶碗蒸し かにあん
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17180556.jpg
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17180540.jpg
タラの白子が、ぷっくり濃密でとろける。
かにの旨みが寄り添い、柳松茸の香りがふわり。
そこに生姜が、きゅっと全体を締めてくれる。
体の芯からじんわり温まって、
「冬の入り口って、いいなぁ」としみじみ思う一皿。



「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17181746.jpg
泡にシフト。
「evidence by LVHB Cremant de Bourgogne Blanc de Blancs」
秀逸なクレマン。
ふくよかなタッチながら、キレがとても良い。



■前菜
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17184073.jpg
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17184166.jpg
まずは「柿とほうれん草の白酢和え」
和え衣には、ほんのり燻香。
その香ばしさと柿のやわらかな甘みが重なって、
里山の空気をふと思い出すような、やさしい味。
ほうれん草の青みが、すっと全体を整えてくれる。

「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17184170.jpg
脂がほどよくのったカマスに、香ばしい焼き茄子。
そこへ酢橘の香るジュレが寄り添い、
ひと口ごとに、秋の余韻と清々しさが広がる。
グラスの泡が進む、幸せな前菜二景。



■椀物
白甘鯛 ごま豆腐
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17191341.jpg
だしは塩味やわらかく、ふくよかな香りがふわり。
萩の白甘鯛は、引き締まった身のなかに上品な脂。
それがじんわりとだしに溶け込み、
思わず目を閉じたくなる深みが生まれる。

ごま豆腐のほのかな香ばしさがまた心地よく、
ひと椀の中に静かな調和を感じるのです。



「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17192645.jpg


■お造り
サワラ 藁焼き
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17194122.jpg
藁の香りがふっと立ちのぼる瞬間、心がゆるむ。
端正な身質に、スッとした脂の甘み。
九条ネギのペーストと共に、
そのハーモニーが静かに広がっていく。



■お造り2皿目
北海道 ブリ 鬼おろし
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17195891.jpg
腹身のいい部位を、さっとヅケに。
口に含むと、脂の甘みがすっと広がって、
そのあとを鬼おろしが軽やかにさらっていく。

黒七味を少しだけ振っていて。
そのピリッとした余韻が、ブリの旨みをきゅっと引き締めてくれる。
冬に向かう海の力強さと、京都の繊細さが同居する一皿。



「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17200837.jpg
ご常連とのキャッチボールが楽しくて。
変化球がきても、しなやかに自然体で打ち返す
前川さんのトークが最高なの。




■海老芋 すましバター 黒トリュフ
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17203921.jpg
富田林の「乾農園」より。
海老芋といえば、やっぱり乾さん。

「シンプルに、塩とすましバター、黒トリュフでどうぞ」
前川さんがそう言って皿を差し出す。
和食でこの組み合わせに出会うのは、はじめて。

まだ小ぶりながら、ほくほくとした海老芋らしさは健在。
バターの香りがふわりと立ちのぼり、
トリュフはスライスではなく、マイクロプレインでふわっと削って。

熱を帯びた海老芋に、その香りが絡む瞬間、思わずうっとり。
素朴さと贅沢が重なり合う、記憶に残るひと皿だった。



■鱧フリット 海老とトマトのソース
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17205653.jpg
ナイフをすっと入れると、
淡路の鱧がふわりと顔をのぞかせる。
透き通るような白身が、なんとも上品。
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17205664.jpg
衣はサクッと香ばしく、
中の身はほわほわ、しっとり。
海老とトマトのソースは洋の香りながら、
口に運ぶと、不思議と和の余韻が残る。

マコモダケと舞茸の香りが重なり合って、
奥行きのある味の風景が広がる。
もう、見事としか言いようがない。




■和風ビーフシチュー
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17212094.jpg
赤味噌をきかせた、コクのある深い味わい。
和牛スネ肉に小蕪、大黒しめじ、白木耳…。
ひと口ごとに、それぞれの素材が自分の持ち味を主張してくる。

スネ肉はとろりとほどけ、
味噌の旨みがやさしく包み込む。
気づけば、スプーンが止まらない。

添えられたパンで、ソースの最後の一滴まで。
和の奥行きと洋のリズムが、心地よく混ざり合う。
これはもう、完全にワインの口だ。



ここからは、目眩く“ごはんの時間”。
■蓮根の土鍋ごはん
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17214006.jpg
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17214051.jpg
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17214012.jpg
炊きたての蓮根ごはんの上に、
自家製のカラスミをふんわりと。
そして、仕上げにちょこんとバター。

蓮根はほっくり甘く、
カラスミの塩気がその甘みを引き立てる。
そこへ、とけゆくバターの香りが重なって——
もう、ため息しか出ない。


■鯛ごはん
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17220542.jpg
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17220519.jpg
炊きたての香りからしてもう幸せ。
鯛の旨みがしっとりごはんに染みて、
刻み三つ葉と胡麻の香ばしさが、
まさに名脇役。

添えられた吸い物を見れば、
「ご飯と一緒に、鯛茶漬けでもどうぞ」と前川さん。
——そんなこと言われたら、エンドレスになるやないの。


「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17231932.jpg
さらに、白ごはんもスタンバイ。
卵、釜揚げしらす、XO醤、牛しぐれ煮、とろろ…と、
ごはんの友が選べるのだから。
私はグッと我慢して〆ずにゆるりゆるりと杯を傾けたのでした。



■ラ・フランス、りんご赤紫蘇シロップ
シャインマスカット 杏酒のジュレ
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17241952.jpg
食べごろの旬果実と、
りんご赤紫蘇シロップの技に唸る。


どの料理もそう。目の前で調理や仕上げがなされ
「これ絶対に栗のアイス」「いや南瓜?」「ちゃうやろ〜」など、
アタリを探り合うのが楽しかったなー。
皆さん仕事の話をしていても、前川さんの所作に目が釘付け。笑


■自家製バニラアイス 安納芋やきいも 和栗のスープ
「料理屋 まえかわ」 和魂洋才、旬味の愉悦。_b0118001_17250952.jpg
ふっと香るのは、深秋の気配。
「アイスクリームは冬が旬」——
以前、そう話してくれた
前川さんの師匠「祇園 さゝ木」佐々木さんの言葉を思い出す。


アイスは、溶けかけギリギリの温度。
ひと口すくえば、ふわりと軽く、
口どけは驚くほどなめらか。
まるで心までほぐれるよう。

安納芋と和栗、それぞれの素朴な甘みが重なり、
じんわりと体に沁みていく。
最後は、水出し珈琲で静かにフィニッシュ。
この夜の余韻を、そっと閉じ込めた。


発想はのびやかに、
けれど、その中心には確かな日本料理の軸がある。
そこへ洋のエッセンスがそっと重なり、
調和の余韻が美しく響く。

そして何より——前川さんという人の魅力。
あの朗らかさに包まれると、自然と笑顔になる。
美味しくて、楽しくて、心がほどける時間だった。
前川さん、スタッフの皆さん、
そしてご一緒させていただいた皆さまに感謝申し上げます。




「料理屋まえかわ」
京都市下京区難波町405
075-744-0808
https://ryouriya-maekawa.com/


# by writer-kaorin | 2025-11-10 08:16 | 料理屋まえかわ | Comments(0)

 

「BRIANZA OSAKA」 旬が薫る、秋のランチコース。

「BRIANZA OSAKA」
グラングリーン大阪 南館
「BRIANZA OSAKA」 旬が薫る、秋のランチコース。_b0118001_14211496.jpg
梅田のいまを一望する、見事なロケーション。

緑まばゆい公園を臨みながらのビジネスランチ、
気分はマンハッタンのニューヨーカー
(ナニワのセントラルパークという妄想。笑)



ランチコース充実のなか、
私は秋限定のプリフィックスコース【グランデコース】を。
前菜・プリモ・メイン・ドルチェを自由に選べるのが良いね。

「BRIANZA OSAKA」 旬が薫る、秋のランチコース。_b0118001_14213349.jpg
「Brut Kk Rose」をグラスで。
我慢できない、一杯だけ!笑


■Entorata
厳選生ハムとピタブレッド
「BRIANZA OSAKA」 旬が薫る、秋のランチコース。_b0118001_14232811.jpg
ふんわりしっとりピタパンの素朴な味わいと
生ハムの旨みがじゅんわり広がる。




前菜は4種の中から1種を選ぶ。
どれにしようか嬉しい悩み。

■Antipasto
炭で炙った鮮魚のカルパッチョ
「BRIANZA OSAKA」 旬が薫る、秋のランチコース。_b0118001_14241498.jpg
カンパチはハリがあり、脂のりも良い。
マスタードを効かせたヴィネグレットソース、
ザクロの実のピュアな甘酸っぱさがいいアクセント。




昼にもスペシャリテを味わえるのは嬉しかった。

■Specialite
トリュフと卵のオーブン焼き
「BRIANZA OSAKA」 旬が薫る、秋のランチコース。_b0118001_14251476.jpg
目の前で、黒トリュフを削り削り。

「BRIANZA OSAKA」 旬が薫る、秋のランチコース。_b0118001_14252195.jpg
濃厚な卵がとろけ、黒トリュフの芳しさが絡み合う。
くぅ〜飲みたい〜(心の声)魅惑の味。



「Primo Piatto」は
本日のパスタ、本日のリゾット、
本日のショートパスタから1種をチョイス。

■Primo Piatto
豚とパプリカのラグー メッツェ・マニケ
「BRIANZA OSAKA」 旬が薫る、秋のランチコース。_b0118001_14255083.jpg
「半袖」という名の太い筒状パスタ。
豚の旨みとパプリカの香りが溶け合うラグーは、
まるでグーラッシュのような奥深さ。
弾力あるメッツェ・マニケに
ソースがしっかり絡み、スモークパプリカが味をまとめる。




メインもプリフィックス。豚好きなのでこれにした
■Secondo Piatto
平田牧場三元豚の炭焼き 
マルサラ風味のサルサフリカッセ
「BRIANZA OSAKA」 旬が薫る、秋のランチコース。_b0118001_14261411.jpg
平田牧場の三元豚ロースを炭火で香ばしく。
しっとりとやわらかな肉質に、
炭の香りが重なり、奥行きのある味わいに。

フリカッセには、キノコの旨みがぎゅっと凝縮。
サフラン香るマッシュポテトが、余韻をやさしく包み込む。



ドルチェも4種から選べた。
秋だから、+¥500でこれ、いっとかんとね。
■Dolce
栗のジェラートを包んだモンブラン
「BRIANZA OSAKA」 旬が薫る、秋のランチコース。_b0118001_14272485.jpg
しっとりとしたパウンドケーキに、
冷んやりなめらかな栗のジェラート、
そして濃厚な栗のクリーム。
異なる食感と温度が重なり合い、
最後に甘露煮のほっくりとした余韻が広がる。
まさに、栗づくしのやさしいハーモニー。


秋の旬味、さらにはクラシックとモダンが交差する料理の数々。
満足感の高いコース構成と、流れるようなサービスの心地よさに
ビジネスの話もはかどる、有意義な時間でした。



「BRIANZA OSAKA」
大阪市北区大深町5-54 グラングリーン大阪 南館3F
06-4981-0577
https://www.instagram.com/brianzaosaka



# by writer-kaorin | 2025-11-06 14:59 | グラングリーン大阪 | Comments(0)

 

「ØC coffee kyoto」10/31Open! シュガーバタークレープに恋をした

京都・平安神宮のほど近く。
琵琶湖疏水沿いの静けさの中に、

代々木上原・吉祥寺・軽井沢に続く
「ØC(オーシー)」の新たな一軒が誕生。

「ØC coffee kyoto」
「ØC coffee kyoto」10/31Open! シュガーバタークレープに恋をした_b0118001_22195260.jpg
オーナーの山本憲資さん、開店おめでとうございます!
神戸出身。広告代理店や『GQ』編集部を経て、
今は編集者でありプロデューサー、そして“おいしい体験”の仕掛け人。
そんな山本さんの世界観が、京都でもしっかり息づいている。


「ØC coffee kyoto」10/31Open! シュガーバタークレープに恋をした_b0118001_22204579.jpg
店内は、光と空気の通うやわらかな空間。
メニューはあくまで“少数精鋭”。
この潔さが、もうたまらない。
「ØC coffee kyoto」10/31Open! シュガーバタークレープに恋をした_b0118001_07263675.jpg
「ØC coffee kyoto」10/31Open! シュガーバタークレープに恋をした_b0118001_22212693.jpg
お目当てはもちろん、看板メニューの
「シュガーバタークレープ」。

クレープのお供には、北欧スタイルのコーヒーを。
バリスタである店長・高田さんおすすめのカプチーノをいただこう。
「ØC coffee kyoto」10/31Open! シュガーバタークレープに恋をした_b0118001_22220292.jpg
「ØC coffee kyoto」10/31Open! シュガーバタークレープに恋をした_b0118001_22220407.jpg

■カプチーノ
「ØC coffee kyoto」10/31Open! シュガーバタークレープに恋をした_b0118001_22223388.jpg
豆はコペンハーゲン「Prolog」より。
エチオピア産の豆がもたらす、
フルーティーで華やかな香りに、うっとりしてしまうわ。


そして、主役の登場。

■シュガーバタークレープ
「ØC coffee kyoto」10/31Open! シュガーバタークレープに恋をした_b0118001_22240387.jpg
皿の上に置かれた瞬間から、心を奪われる。
「見惚れる」とはこのこと。


ひと口目はそのまま。
「ØC coffee kyoto」10/31Open! シュガーバタークレープに恋をした_b0118001_22250086.jpg
ハリのある生地は、
カリッと香ばしく軽やかで、ほどよくもっちり。
ざらめの、しゃりっとした食感が、心をくすぐり
甘さがほろっと溶けて、
噛むほどに広がる小麦の香りが深く、やさしい。

「ØC coffee kyoto」10/31Open! シュガーバタークレープに恋をした_b0118001_22252522.jpg
そして、別添えの
グラスフェッドバター(from ニュージーランド)をクレープの上に。
じんわりと溶けて、生地にしみこむ瞬間、
クレープがぐっとリッチな表情に変わる。
この温度差と、軽やかなあまじょっぱさも、たまらないのだ。

ここで、カプチーノを。
フルーティーな酸味とまろやかさに、
クレープのやさしい甘みがグッと手を組む。なんやこの最強の調和!


「ØC coffee kyoto」10/31Open! シュガーバタークレープに恋をした_b0118001_22254825.jpg
食感のグラデーション、香りの余韻、すべてが孤高。
しかも軽やかで、後味すっきり。
名残惜しくて、もう一枚いきたくなる。

そう、これぞ——
人生最高、最強クレープ。


「ØC coffee kyoto」10/31Open! シュガーバタークレープに恋をした_b0118001_22263134.jpg
「Ø」は、デンマーク語でOrganicを意味する
「Økologisk(オコロジスク)」から。
あえて声高に謳わずとも、
素材への想いは一皿の中にしっかりと健在。おいしい感動へとつながっている。

福岡・無農薬の小麦粉、島根「木次乳業」の牛乳、
広島の平飼い卵、鹿児島・喜界島のざらめ——
そのすべてが、この“やさしいおいしさ”を支えているのです。
「ØC coffee kyoto」10/31Open! シュガーバタークレープに恋をした_b0118001_22265632.jpg


「ØC coffee kyoto」10/31Open! シュガーバタークレープに恋をした_b0118001_07252084.jpg
山本さん、高田店長、
感動のひとときをありがとうございました。
「ØC coffee kyoto」が京都に生まれてくれて、
ほんとに、ありがとう!



「ØC coffee kyoto」
京都市左京区岡崎円勝寺町36-1 1F
open : 9:00~18:00 (17:30LO)
close: 月曜 ※祝日の場合は営業
https://www.instagram.com/occoffee_kyoto





# by writer-kaorin | 2025-11-02 07:34 | ØC coffee | Comments(0)

 

「Kitchen Boo」小浜市 地産地消ランチバイキング

地元・小浜出張。

ランチは山のてっぺん「福井県立大学」の建物内にある
「Kitchen Boo」へ
「Kitchen Boo」小浜市 地産地消ランチバイキング_b0118001_10184742.jpg
余談だけど
かつてこの地は小学校の裏山だった。
だからここへ来ると、男友達と山を駆け回っていた、
少年のような少女時代を思い出す。笑
「Kitchen Boo」小浜市 地産地消ランチバイキング_b0118001_10190113.jpg

「Kitchen Boo」は
野菜や魚、お米にいたるまで、
地産地消をテーマに掲げるランチバイキングの店だ。

素敵なエピソードがある。
京都の某・三つ星店の主人が
「社員旅行で小浜へ行く。おすすめのお店があれば教えて」ということで
「Kitchen Boo」を紹介させていただいたところ、大層喜ばれた。
その後も、社員を連れて若狭小浜方面へ来るたびに、立ち寄っておられる。

「Kitchen Boo」小浜市 地産地消ランチバイキング_b0118001_10192687.jpg
「Kitchen Boo」小浜市 地産地消ランチバイキング_b0118001_10194099.jpg
里芋サラダ、人参のロースト、さつまいもの蜜煮
大根と人参のそぼろ煮、冬瓜のあっさり煮、ほか
採れたて野菜の「おばんざい」がずらりと揃い、瞬きを失う楽しさ。

さらに
「御調塩(みつきのしお)の塩麹唐あげ」など、
小浜の歴史を紐解く一品も揃う。
「Kitchen Boo」小浜市 地産地消ランチバイキング_b0118001_10195430.jpg
若狭エリアは「御食国 (みけつくに)」と呼ばれ、
古代、海産物や塩などを都に送り、朝廷の食を支えた地域の一つ。
中でも塩の歴史は古墳時代にさかのぼり、
若狭湾沿岸には製塩の遺跡が約70ヶ所ほどあるそうだ。

「Kitchen Boo」小浜市 地産地消ランチバイキング_b0118001_10200837.jpg
ザ・ローカルフードも揃い踏み。

この店の至る場所で目にするのが「まごわやさしい」のPOP。
まめ・ごま・わかめ・やさい・さかな・しいたけ・いもなど
健康的な食生活を支える7つの食材をふんだんに用いた惣菜を
日替わりで提供している。
店主の高野さんに「毎日、何種類くらい作るのですか?」と聞いても
「分からないくらい」と。笑



「Kitchen Boo」小浜市 地産地消ランチバイキング_b0118001_10202427.jpg
ということで私は、「やみつき鯖天」と「手作りソースのソースカツ」をメインに
里芋のサラダ、カボチャのきんぴら、切り干し大根、人参ロースト、オニオンリング、
サラダチキンほか。フリルレタスや胡瓜、紫キャベツのサラダと共に。
どの品も、しっかりとした素材感があるし、
丁寧に作られているなぁという味わい深さがある。

「Kitchen Boo」小浜市 地産地消ランチバイキング_b0118001_10204095.jpg
美穀米(雑穀米)と味噌汁と共に。毎日食べていたい。



「Kitchen Boo」小浜市 地産地消ランチバイキング_b0118001_10204852.jpg
米粉ドーナツ、米粉パウンドケーキや抹茶ブラウニー、
ベイクドチーズケーキを味わいながら、
小浜湾が一望できる大パノラマを臨みながら、
久しぶりに母と、駆け足のランチ&ティータイムだった。
その後の仕事も上手くいった。



フロアを見渡すと、小浜ならではの「お宝食材」が目につく。
「Kitchen Boo」小浜市 地産地消ランチバイキング_b0118001_10210234.jpg
福井県立大学の教授が開発した鯖を使った
食べる魚醤「鯖こうじ」だったり、


『柑なんば』も超推し。
「Kitchen Boo」小浜市 地産地消ランチバイキング_b0118001_10210286.jpg
若狭の人々は、昔から唐辛子のことを「なんば」と呼んできた。
その“なんば”に、小浜特産の香り高い「獅子ゆず」を合わせたのが「柑なんば」。

獅子ゆずのフルーティーな香りに、米麹(コシヒカリ)のまろやかな甘み、
そしてピリッと心地よい辛味が重なり合う。
小浜が誇る万能調味料と言っても良いだろう。
もちろん我が家の、調味料スタメンの一つ。

これまた余談だけれど、
かつて小浜には「若狭OBAMAモノづくり合衆国」という団体があった。
地域の農産物を活かそうと、小浜中央青果を中心に、
生産者や菓子屋、スーパー、箸製造会社などが集まった
異業種連携の任意団体。その活動の中から生まれたのが、
「柑なんば」や「鯖こうじ(福井県立大学共同開発)」。
「鯖ンバ」も旨かったなぁ。
(鯖ンバ=甘辛く煮付けた鯖のほぐし身たっぷり。柑なんば入りピビンパ風)。

モノづくり合衆国の、立役者の一人が、
「Kitchen Boo」店主の高野滋光さん。
そして今もなお、料理人としてものづくりや、味わいを受け継いでおられる。

「Kitchen Boo」小浜市 地産地消ランチバイキング_b0118001_10214248.jpg
高野さん。先日もありがとうございました!
じつは、ハリウッドのチームの昼食(BENTO BOX)を毎日作っていただいた。
ベジタリアンの大男をはじめ、撮影チームの皆さんは毎日、完食していた。
みなさん、早朝から深夜まで、
過酷なロケを敢行できたのは「小浜ならではの食」のおかげだと実感。


そんな高野さんが、新たな試みに出た。
曰く「バイキングの全メニューを
グルテンフリーにする挑戦です!」

地産地消にこだわり、
地域の美味しい食材を提供するだけでなく、そこには
「小麦アレルギーの方にも楽しめる料理を」
「体に優しくておいしいメニューを」という想いがある。

「正直なところ、簡単な挑戦ではありません。
だけど“日本初のグルテンフリー・バイキング”を目指して、
スタッフ一同、日々奮闘しています」。

「GF(グルテンフリー)」といえば、
「GF RAMEN LAB 大阪・関西万博店」の存在もそうだが、
GFを推し進めている飲食店が、少しずつではあるが増えてきた。
先週はGFの取材を2軒あったし。

もちろん、小麦(グルテン)が悪者ではななく。
小麦が食べられない子どもや大人はもちろん、
健康志向の方達に向けて、選択枠が広がるのは嬉しいですね。

高野さん、これからも食べて応援し続けます!


「Kitchen Boo」
福井県小浜市学園町1-1 福井県立大学小浜キャンパス2F
0770-53-2636
open :11:00〜15:00
Close:土・日
¥:大人¥2,200、小学生¥1,650、小学生未満¥1,100、2歳以下¥無料
※2時から来店のお客さんは半額
https://obama-takano.com/
https://www.instagram.com/kitchen.boo/

# by writer-kaorin | 2025-10-29 10:26 | =OBAMA= | Comments(0)