日本に帰ってきました&これまた旅の途中に更新中。
1995年創業
プラナカン料理の名門「The Blue Ginger (ブルージンジャー)」へ。
パステルカラーのカラフルな外観が目につく
“Tanjong Pagar Road (タンジョンパガー・ロード)”に店はある。
高木シェフやチームの皆さん、現地スタッフ達と打ち上げナイツ、ということで
1年ぶりの再訪。
そもそもプラナカン料理とは
マレーシアや中国の食文化にインドやタイ、ヨーロッパのエッセンスを取りこんだ、
多国籍かつ奥深い伝統料理のこと。歴史を美味しく紐解くのが楽しい夜。
泡なしビールで乾杯。
この店のビールは、ハイネケンとTigerのみ。
つまみにはアチャール、
スパッと辛味の効いた野菜のピクルスを。ビールが進む。
◆Kueh Pie Tee
プラナカン料理の前菜といえば、これ「クエ・パイティー」。
衣はサクッ、サンバルソースと蕪、筍、小エビの甘みが融合。
◆Ngo Heong
豚ひき肉やエビのすり身を、生地で巻いて揚げた湯葉巻き。
皮はザクッと香ばしく、中はジューシー。甘い醤油と共に。
◆Nonya Roll
ニョニャ・ロールは、鶏ミンチと長芋、春雨を包んだ春巻き。
生姜を効かせたさっぱりとしたソースが合うな。
じつはプラナカン料理は、日本人の舌に馴染むものが多い。
◆Ikan Masak Assam Gulai
鯛とアサリを
タマリンドをしっかり効かせたグレービーで煮込んだ料理。
スパイシーで旨みは深く、レモングラスがふうわりと香る。
煮込みすぎていないトマトのフレッシュ感が、ピリ辛さを和らげる。
◆Ayam Buak Keluak
アヤム・ブア・クルア=鶏肉とブア・クルア(ブラックナッツ)の煮込み。
プラナカン料理といえばの逸品だ。
カスタネットの形をしたクルアの実(別名:ブラックナッツ)は
一休寺納豆を思わせる、何とも言えない発酵の風味とコクが広がる。
一緒に煮込んでいるチキンはホロホロやし、ハーブとスパイスの複雑味もクセになる。
◆Ayam Panggang "Blue Ginger"
アヤム・パンガンと言うのかな。
ソテーした鶏肉の上には(これ単体も、スパイスが効いてて美味)
ココナッツミルクをベースにしたソースがた〜ぷりと。
タマリンドや、こぶみかんの葉の風味も感じつつ
辛くスパイシーでまろやか。
皆は、たっぷりのジャスミンライスとワシワシ、
私の炭水化物はビール。笑
◆Beef Rendang
シンガポール版・ビーフシチュー「ビーフ ルンダン」。
肉はゴロンと大きめの角切り。
生姜、レモングラス、ライムの葉、カレー粉、
ココナッツミルクなどで煮込んでいて、ホロホロ。
スパイシーかつ、後味は清々しい。なんか身体がホカホカしてきた。
円卓が賑やかすぎるから、フォークを持つ手が止まらん!
この日もしっかりいただきました。
◆Chendol
デザートには、ホーカーでお馴染みの「チェンドル」
シンガポールに来たなら、これは一度は食べないと。
かき氷をベースに、自然な甘さの小豆に、ニョニョロ(パンダンゼリー)
ココナッツミルクや練乳のやさしさに包まれた。
シンガポールならではの伝統料理をじっくり味わいながら
英語が行き交う飲ミュニケーションな夜。
シェフ、本当にありがとうございました!
帰国して体重乗るのん怖かったけれど、
あれだけ飲んで食べた毎日だったのにプラマイゼロ。
ほな飲もか。笑
「THE BLUE GINGER RESTAURANT」