山玄茶 @ 祇園
「山玄茶」さんへ。
この日はもう春か初夏か、な暖かさ。
店内にあしらわれた桜のつぼみが
昼には花を咲かせていた。
ご主人・増田さんは滋賀の名料亭「招福楼」にて20年、経験を積まれた。
今年2月に、2周年を迎えた山玄茶さん。
先付は
■胡麻豆腐 汲上げ湯葉 雲丹
胡麻豆腐、驚きのもちもち感。
割り醤油がほどよく利き、湯葉や雲丹のアクセントがいい。
煮物椀は
■蛤しんじょう タケノコ ウグイス菜 トロトロのワカメ
蛤の旨味がじわり。そして一口ごとにお出汁の味わいは変化する。
山玄茶さんの昼では、
遊び心がとってもステキな、お造りをいただける
■向付け
春キャベツで巻いた、鯛の霜降り造り×クリームチーズ
岡山・下津井のタコ
シマアジ
アンディーブ、ベイリーフ、長芋短冊、パプリカなどお野菜いろいろ
with ちり酢×ワサビ
春キャベツとクリチの甘味が、鯛と妙に合うんですわ。
ちり酢×ワサビの爽やかさと軽やかさもバッチグー(古;)
■塩漬け桜入りの飯蒸し こぼれイクラ
滋賀・日野で作る、自家栽培の餅米、甘いです。桜の塩梅申し分ない。
日本酒、止まらん。
焼物は
■太刀魚 幽庵焼き たっぷりの柴漬けとともに
ほどよく塩抜きされた柴漬けが、太刀魚と何とよう合うこと。
敷かれた桜の葉の香り、ふわりと漂う。
後ろの2品は、のし梅と小エビのみぞれ和え &
叩いた長芋、もずく、ショウガ
高台に盛られた八寸は季節感たっぷり。
つくし、ワケギの鉄砲和え、富山のホタルイカ
玉子焼きと、大徳寺麩、鯛の子煮、花山葵のおひたし
蛤の皿には穴子、かんぴょう、花山葵の軸入り ちらし寿司
どれも見た目美しく、仕事の丁寧さがすべて味わいに反映されていた。
揚物は(下より)
■粟麩の田楽、蒸し鮑、雲丹、蕗の薹の天婦羅
田楽は赤&白の玉味噌。それだけでも旨いが、
雲丹をちょっとのせて、蒸し鮑とともに、など、一口ごとに味わいの膨らみ。
個性あるもの同士だが、見事な味重ね!じつに調和が取れている。
炊き合わせは
■車麩、フカヒレ、小松菜、ゼンマイ あんかけ
ほっこりした味わい。
御飯
■梅ごはん、しらすの釜揚げ、焼海苔
土鍋を開けた瞬間、梅のやわらかなピンク色に一同、感嘆
釜揚げしらす、いれ放題。梅御飯、この香りとふくよかな味わいは
別腹気分になりそなほど(笑)。
お漬物&蛤の吸物とともに。
デザートは
■愛媛・せとかのゼリー、苺クリスタル
続いて
■自家製桜餅
締めはお薄
お昼ならではの素材の組合せや、器使いの楽しさを堪能。
ほんとに、どのお皿もしみじみ美味なこと。
増田さんの物腰柔らかなトークも相まって、
カウンターには、やらこい空気が流れ、
あぁ、シアワセなお昼でした。Bス、ありがとうございました(--)
『日本料理 山玄茶』
京都市東山区祇園町北側347-96
075-533-0218
open : 12:00〜14:30、18:00〜21:30
close : tue
昼5500円〜、夜1万1000円〜
急遽、本日のライヴ参戦! すんばらしぃ席get!!!
Oasis / Whatever
by writer-kaorin | 2009-03-24 07:09 | 山玄茶 | Comments(6)