新地ハシゴ酒 last 弧柳
1軒、もしくは多くても2軒で完結していたワタシ。
例えば新町のフレンチ居酒屋で、もしくは南船場の赤いバーで、カルロスの店で。
しかし仕事帰りの新地の場合、なぜだか近頃ハシゴ酒になってしまう。
そのきっかけは、
魔法のレストラン・チーフディレクターHさんのせいだろう(笑)
彼は、1晩に7〜8軒ハシゴが常。そう、夜遊びの達人。
「あの人に会わな、この人にも会わな。ハシゴ酒はもはや、僕にとっては使命感」
そのバイタリティ、そして出会いを大事にする彼らしさが、
あの料理番組の面白さへと反映されるのでしょう。

そういや、魔法のレストラン
4/15(wed)19:55〜に日時を変更し、リニューアルするみたい。
ありとあらゆる新しい試み、楽しみにしてます!
ちなみに、Hさんハシゴ酒の模様は
現在発売中
『あまから手帖4号』夜遊びの達人にて

前振り、めっさ長くなりましたが…。
この日、一軒目は
シャンパーニュ&ワインバー『PORTO ALEGRE』
大好物☆
■フェジョン(ゴハンにかけて食べる豆の煮込み料理)

合挽肉と、茶系の豆、小豆っぽい豆などをじっくり煮込んだ
ブラジルの郷土料理だ。
オーナー・カルロスは、イタリア系ブラジル人。
ゆえ、ポンデゲージョやフェジョンから、パスタまで、料理が旨い!
この日は、ドミニクと不意打ち飲み。
カルロスいつもありがとう〜。
その後、『なかなか』さんへ@本店

VIP箸置きのたいやき君。春にこの店を卒業し、新天地へ(笑)
グラス白をいただきつつ
■付出し

飯蛸、ちぢれホウレン草、水菜の新芽、セロリ。
どれも素材感すばらしい。ドレッシングの旨味が、全体を引き締める。
うだうだ、ちびちび頂いていたら、もう閉店の時間。
そしてそして、Mちゃんたちと、
『弧柳』さん、アラカルトの夜。
■片栗菜、ホタルイカ、白子のソース

数週間前におじゃましたので、この組み合わせかと。
のっけから、ビール→日本酒へ
■造り盛り3種

ふっくら、見事な半生加減に、紅心大根のアクセント。

鯛はねっとり、旨味の奥深さ。


イチボだったか(酔うてど忘れ;)。
凍結させた黄身を、その後、醤油漬けにしたこの卵黄が、
キャラの強い肉に引けを取らないインパクト。
強いもの同士の対決、お見事です。
■能勢原木椎茸、河内鴨

鍋のようなビジュアルですが、ヨリすぎた撮影。はい、椀物です(笑)
鴨の脂がいい具合に滲み出た、このお出汁の加減、酔いさめる旨さ。
能勢の原木椎茸は、炭火で軽く炙っていて、
生のようで生でない、じつに瑞々しい仕上がりに。
ここで、私的タイムアーップ!
みんなは、これからガンガン食べるその途中、お先に失礼。
中途半端なハシゴだったが、
素晴らしき、酒と料理と男と女でした。
Imitation Of Live/R.E.M.
by writer-kaorin | 2009-04-05 21:53 | 弧柳 | Comments(2)
いつもながら、和、洋、中、どのジャンルのお店のアテの紹介が素晴しく、盛り付けも繊細で、さすがニッポン人の料理人だと思います。