畑が主役
今回の取材も、素晴らしい出会いがありました。感謝と感動です。
意外性のあるキャベツのコ−ルスローのレシピをはじめ、
驚愕の畑まで。
取材はもちろん、その他の記事も、
すごく勉強になることばかり。(詳しくは特集をcheckです(笑)
食の安全・安心、そして地産地消や、食料自給率などが叫ばれている近頃ですが、
「確かな目を持たんとアカン!」と、考えさせられることが多く、
野菜が主役の食卓を、我が家でも実現させようと思う、今日この頃。
あ、肉好きの私ですが、肉と同じレベルで「野菜好き」でもある(笑)
味のある、美味しい野菜限定やけど♪
今日は、
取材時のエピソードをちょっぴり。
この日は、ライターS田さんと、カメラマンOさんと私、3名でおじゃま。
兵庫・三田の「GGファーム」さんへ。
ハンガリー人のギャリさんは、「バイオダイナミック農法」をベースに、
「サスティナブル農法(保全農法)」や、独自に研究をした自然農法を組み合わせた
畑・野菜作りに取り組んでおられる。
パセミヤのよっちゃんや、ワインショップFのF井から予々お噂は聞いていたものの、
畑というか、まるでガーデンのようなその環境があまりにも衝撃的で、
私にとってはビックリするほど魅力的だった。
土と野菜、虫やお月さんetc…
そう、自然環境に存在するあらゆるモノと対話をしているんだなぁ〜
ギャリさんのお話を聞きながら、そう感じました。
さて、ギャリさんの畑。
ところで通常の畑なら、ひとつの畝に1種類の野菜でしょう。
ニンジンだけとか、白菜だけとか。
でもギャリさんの畑の場合。
1列に、複数の野菜が存在しているのだ。
例えば
>ニンニクと空豆とイタリア菊菜
>イタリア在来種のニンジンと、フェネグリーク(スパイス)、赤タマネギ
などなど。
畝を作らず、1列に何種類も植える、独特の栽培方法。
たとえば、葉野菜の横には強い香りのハーブを植えることで虫除けにしたり、
雑草が生えやすい野菜の横にハーブを植えて除草をしたりするのだそう。
農薬と化学肥料を全く使用せず、
考え抜いた野菜とハーブのコンビネーションにより、防虫、除草をしている。
ギャリさんに、「ここは歩いてもいい?」と聞くこと何度も…。
アカン…もっと精進せねば(笑)
マダム曰く、「ギャリは毎日、畑に這いつくばっているんですよ」
たぶん、この写真のような姿勢で、
日々、自然界と対話をしてはるんでしょう。
この日は、ビーツ菜をいただいたので、
夜は、ギャリさんの野菜をわしわし食べたい!と
飲みには行かず、お家ごはん(笑)
■ビーツ菜のサラダ
すんません…見るからに旨そうやったんで、
撮り忘れ&ソッコー食べる。
ギャリさん野菜・大ファンの私、
何がそうなのか、って、
とある野菜には苦味、渋味、
また別の野菜には辛味、酸味
そして甘味など、
それぞれのお野菜にはハッとさせられる「味」がしっかりあり、
どれも丸ごといただくことができる。
この、ビーツ菜なら、苦味と、
あの土っぽい、大地の味わいの濃さといったら!
ミネラル感強しな白ワインと、すこぶる合いました。
気付けばロケは、2時間30分くらい経過。
お忙しいなか長時間にわたり、
そして、素晴らしい時間を、本当にありがとうございました!
S田さん、誠にありがとうございました!
※GGファ−ムさんのガーデンは一般の方の見学を引き受けてられないので、
通常は非公開です
ナポリかシチリアに住もうと思っていた、あの頃に聴いていた曲。
enya /book of days
by writer-kaorin | 2009-06-06 23:05 | 取材 | Comments(2)