おこのみ
やや遠出の、念願だったお店へ。
大阪から1時間弱。
夜だったから、車窓からの海景色は見えなかった。
でも電車を降りると、心なしか、懐かしい潮の香り。
目的のお店は、夫婦でやってらっしゃる
小さな小さな、おこみやき屋さんだ。
木のナチュラルな質感が、心地よい内外観。
靴をぬいで店に上がると、そこには8人掛けの巨大テーブルが。
椅子に腰かけ、他のお客さんと向かい合わせでお食事をするのだが、
テーブルはけっこう幅があり、全然違和感なし。
むしろ、広々としていて妙に落ち着く。
そこから、すぐ目の前にある厨房の鉄板での調理を、眺めるわけだが、
このレイアウト、面白い!
ナギサビールで乾杯!
昔、取材で滞在した、白浜の夜を思い出す味わい。
アテはおまかせで
■秋鯖の炙りマリネ いちじく添え

炙りの香ばしさに続き、ねっとり品のある旨味。塩梅も申し分なく、
まった、ささやかな甘みのいちじく、合うんだー!
ラディッシュと小カブのひとくち前菜をいただきつつ・・
■アゴスジ

薬念醤をちょっとつけつつ、頬張る。その辛旨な味わい、これも好相性。

ドイツのピノだったか。
白が飲みたいけど、赤も飲みたいし、んでも白も・・・ってときに最適な味。
■トマト&ジンジャーのカレーwith 自家製ブリオッシュ

この供し方にも、センスあり!
宮楠さんとこのトマトも入ったカレー、絶大なるワインのお友。
ブリオッシュが妙に合うんだなー。
■和牛ハンバーグステーキ&焼野菜

トマトのガスパチョ的なものとともに。
じゅわりな肉汁の旨味はもちろん、それに負けじと野菜の存在感。
ワイン、止まりませーん。。。
■おこのみ/ぶた


スキレットで登場するとは!!
この断面、んもう、思い出しただけで生唾ゴクリ・・・。
一味や豆板醤をちょっとつけていただくと、味わいの膨らみも楽しい!
〆はそばにしようか、悩んだんだが・・・
■ホタテ、タコ、トマトの玄米焼きリゾット

香ばしくもあり、ねっとり旨味凝縮のリゾット。
ホタテのしっとり食感や、タコのプリプリ感も流石です。

デセールまで、丁寧な美味しさ。
どこか懐かしい感覚と、新しさとの融合。
ご夫婦のセンスを、至るところで感じる、おこのみやき屋さん。
いろんな繋がりも出てくる出てくる(笑)。
場所は私的アウェイだけど、
何だかホームグラウンド&まるでお家のよう(笑)
来週もおじゃますることになりそうだ。
Eric Clapton / Layla
by writer-kaorin | 2009-09-08 07:39 | Comments(8)