ほしな @北新地の㊙鮨処【北新地店は閉店】
「kaorin、凄い鮨屋発見!場所は新地。営業は土日のみ!」
っと聞かされてた。
なんと主人、平日は銀座で鮨屋を営み(取材拒否。基本、一見お断り)
ワケあって土日のみ、大阪・北新地で鮨を握っておられるのだ。
ということで、土曜の15:00におじゃまです(通し営業!)
メンバーは、チーフディレクターHさんを筆頭に、
中国料理@堺筋本町の名店、主のMさん、
有名タレントのマネージャーYくん、美食家のKさん、
夜の恋人・姫、リシェのNさんに、meetsのK馬さん&kaorin
総勢8名でカウンターを貸し切らせていただきます。
この日のために、2週間「禁」鮨していたワタシ・・・(笑)
「ほしな」

店内はカウンターのみ。シンプルがゆえの、凛とした空気感がじつに心地よい。
主の増田勇さんは、なんと・・・「きよ田」出身。
芯が通った凛々しい顔をしてはるが、冗談も飛ばし、、
それがオッサンkaorinのダジャレのはるかに上をいく(爆)
さてさて。
昼ビールで乾杯です。
*青森産 天然平目

*明石産 真鯛

のっけから、ありえない高揚感に包み込まれる。テンション上がる上がる(笑)
*三陸産 蝦夷アワビ

ほのかに利かせた柚子香がまったいい。
日本酒にchange!(銘柄聞き忘れ;)

*鰹

すーっと溶けゆく品のある脂。
*鯖

驚くほどあっさりとした〆加減。しかも塩梅、素晴らしい。
曰く「すしネタとしてとらえていない。あくまでもツマミとしての鯖」だそう。
*づけ

部位は中トロの脂が少ないところだそう。
言葉では表現できない、です・・・。今年のTop5に入れたい(笑)

さて、ここからが握りです。

寿司種の旨味と、強い酢飯(酒粕発酵させた赤酢)の余韻がはっきりと残る。
小さいながらもこのインパクとは何!!??と驚きを隠せない。
*スミイカ

3日寝かせているという。
*真鯛に続き・・・
*壱岐産 鮪の赤身

*鱚 昆布〆

*烏賊

岩塩と柚子皮のほのかなアクセント。
繊細さと力強さを持ちあわせた握りである。
*車海老

*小柱

小柱を手で潰した後、握りに。
これはワタシの中の新味。笑み止まりません。
嗚呼、陶酔。口の中、宇宙空間の無重力状態のよう。
*宮城・閖上(ゆりあげ)の赤貝

じつに上品でおしとやかな、素晴らしい赤貝。美しすぎる。
*鯵

*春子

*鯖

グッとくる、それではなく、なんとも柔らかな微かな酸味が
脂の甘みを引き立てている。シャリとの相性、言わずもがな。


なんと、

たまらん海苔の香りに続き、軍艦巻きとか何とかの使用量よりも遥かに多い
雲丹の、香りと甘み。じつに贅沢。

*コハダ

酢飯との一体感も素晴らしい。
*壱岐 本鮪 カマ下一番

後に残る余韻で酒ひと口。至福すぎるな。
*穴子

その後、追加オーダで胡瓜巻やかんぴょ巻を。
以上、約2時間30分。圧倒されっぱなしの素晴らしいひとときでした。
素晴らしき素材の仕入れはもちろん、熟成の凄み、
庖丁の入れ方ひとつをとっても、
そして美しさも何もかも、超越している。
何ともいえない余韻を感じさせてくれる小さくて強い握りに、
ワタシ、ヤミツキです。月1通いたい(笑)
「ほしな」
北区曽根崎新地1-5-9 谷安プレジービル1F
by writer-kaorin | 2010-03-09 08:04 | ほしな | Comments(13)