カハラ
森義文さんの世界観を、とくと堪能させて頂いた、
発見が多すぎた、素晴らしいひとときでした。
ありがとうございます(--)
まずは
*柏原の「生ワイン」

まったり、ふくよかな果実味、その余韻が響く。
*どじょうとその卵、バジルシード、モヤシ

下に敷いたモヤシのシャキシャキ感や、バジルシードのプチッと感が楽しい。
ほんの少々のマスタードオイルの辛みが隠し味に。

待ちわびた、前菜。

*鱧、バルサミコ、タスマニア産マスタード

バルサミコのコクとマスタードのプチプチ感。
*穴子、トリュフソルト

脂のりが良い穴子に、トリュフのかすかな香り。
極みのカップ、バターと粉の風味が素晴らしい。
*スペイン産アンチョビ×トマト

*琵琶湖産 稚鮎

*剣先イカ、あけがらし

糀が熟成した芳醇な甘みと、和辛子のふくよかな辛さが、
ねっとりとしたイカに絡む絡む。
ここで森さん、「アツアツのうちに食べてください」と
海苔のうえに、吉田牧場のカチョカバロ!

そして、なんぼ考えても、謎がとけない
*鎖

NZのソーヴィニヨンブランとともに。

*焼きフカヒレ

タスマニアのペッパーベリーのチャーミングな辛み、
ファッファの削りカチョカバロが、名脇役。
熊本産の藤三七(ふじみな)の粘りや、
賀茂ナスのジューシーさも素晴らしい。
次に供される逸品のために、ここらで日本酒を
*鄙願

*十割蕎麦、カラスミ

蕎麦の繊細な歯ごたえと香り。
カラスミの脂分が絡む蕎麦は、おどろくほどしっとり。
その口溶けの素晴らしいことといったら(無言・・・)
そして、絶妙なる塩分と旨味。
この森さんのスペシャリテに、唸った。
本年度の、感動の一皿ランキングにランクイン。
*冬瓜、鮑とその肝、干ナマコを戻して炊いたん、
博多産の杉竹、ドラゴンフルーツの蕾

*パプリカの冷たいスープ

*蕎麦の実や錦胡麻で和えた大阪菊菜、神戸のトマト

存在感のある野菜料理となってます。
そしてメインの
*ステーキミルフィーユ


白ワインを隠し味に入れた醤油でいただく。
じつは、この山葵単体だとその辛みにハッ!っとなったが、
こうやって、ミルフィーユに巻いて食すと、
山葵の何ともいえない香りだけが鼻腔をつきぬける。
これも不思議すぎる。


添えられた、金時草や、百合の花、そうめんかぼちゃの味わい深さも
言わずもがな、です。
ご飯物は
*トウモロコシごはん

ひと粒ひと粒がなんて甘いんだ!!!???
ご飯の甘みと、タレと、焼きトウモロコシ、
三位一体を超越してたな。

*ワシントンのサクランボ、横須賀のみかん

*丹波産 白小豆、三田産 じゅんさい

こちらも、新感覚!
〆はチャイです。

と、思いきや、まだ〆じゃなかった・・・

with チョコレートコーティングをしたコーヒー豆、クミンシード
素晴らしすぎる、森さん劇場。
食材の発見や組み合わせの妙はもちろんのこと、
独創的な味わいの逸品逸品にハッとさせられる驚きの連続。
器をはじめ、様々なお話をお聞きしたじつに勉強にもなったひととき。
料理人であり文化人である森さんの世界観に、酔いしれてしまいました。
本当にありがとうございました(--)
カハラ
大阪市北区曽根崎新地1-9-2 岸本ビル2F
Bruce Springsteen、続きまぁす
Long Walk Home live
by writer-kaorin | 2010-07-29 19:33 | カハラ | Comments(2)
わ~楽しみ☆
まずは仕事頑張るわ。。。