驚愕の寿司屋 @中川(高松市)

高松港へと舞い戻る。
でも今回の旅の目的が、まだ終わったワケではない。
ボスから、噂は予々聞いていた寿司店
「寿司 中川」さんへ。

予約時、
「今、1Fカウンターを改装しているので、2Fの個室でも宜しければ」とのこと。
個室でもぜんぜんOKです!(内心ちょっと残念だったけど;)と、コチラは二つ返事。

ちなみに1Fカウンターは9月初旬には完成する模様。


というか、いつも染み入っているワケで;
まずはのつまみは
*ムラサキウニ3種、マコガレイ

のっけから、ムラサキウニの食べ比べとは!

ねっとりと舌に絡みつき、甘さがじんわりと響く。
次に阿南のムラサキウニを、何もつけずそのままで。

広がりゆく濃い海味。

澄みきった、品をも感じさせる味わい。

甘みが強くて印象的だった。
同じムラサキウニでもこんなに、風味が異なるとは驚き。

*誉 凱陣 純米吟醸無濾過生(香川)


*徳島・吉野川の天然鰻 白焼き/蒲焼き



*香川・伊吹島 渡り蟹の酢物

*鮑とアスパラガスの肝和え

アスパラの香りや肝のほろ苦さが相まって、ニヤリ…な旨さ。
はぁ〜っ、つまみだけで翻弄させられてマス・・・。
そんな折、個室の引き戸がすぅーっと開き、
ネタケースや、寿司用の檜のまな板などが運ばれてくる!?
そしてご主人、登場。
曰く、「では今から握らせていただいて宜しいでしょうか」
そう、個室で「席前握り」をして頂けるというのだ。
(たぶん、カウンター改装中の今だけだと思います。席前握り)
まさか・・・そんな展開になろうとは。。。

物腰柔らか、かつ高松弁まじりの口調は、
一見である私たち旅人を、ほっと和ませてくれる。
まずは、マコガレイをポン酢で

寿司飯には、赤酢と和三盆を使っているんだそうで、
酸はまるみを帯び、その後味がたまらなく心地よい。
マコガレイを次は、スダチと塩で。

剣先イカ

小豆島の鱚 スダチと塩で

地鯵は醤油で

車海老

寿司飯と絶妙にシンクロ。
ホッキ貝は苫小牧より


鮪も、ヅケと炙りの2種が登場


炙りの、脂の口溶け、そして薫りには唸った・・・。
茄子

玉子

最後に
*パインのシャーベット

『悦 凱陣 純米吟醸無濾過生』をふと振り。
パインの風味に華やかな薫りがプラスされる。
以上。これが、おまかせ1万円とは・・・。嬉しい驚きだった。
カウンター以上に至近距離の大将が繰り広げる技。そして味わい。
曰く「カウンターほど出し切れていませんが」とすごく控えめなお言葉だが、
なんのその。素晴らしすぎる、瞬きを失いそうになる中川劇場。
どうもありがとうございました。
「寿司 中川」
香川県高松市御坊町10-7
087-821-4222
Knockin' on Heaven's Door
/Bob Dylan with Tom Petty and the Heartbreakers
by writer-kaorin | 2010-08-27 08:39 | 寿司 中川 | Comments(8)

まじでツアー組みたいくらい!(笑)
ってことで不意打ち新地飲み、ぜひまた近々(^v^)
しかし、ほんとうに苦戦しました、ワタシも;
秋くらいやと取れるのでは?気候も最高でしょうし☆


虎中庵とセットで行ってきますわ。