蔵朱 @燗に酔いしれる
この日は朝から燗酒の気分。
それならこのお店さんしかない、と決めていた。
取材でお世話になった酒屋の店主も
「蔵朱・大西さんの燗は日本一」と言うてはったな(笑)。

日本酒は、お燗に向くお酒が、品書きを見るだけでも40種近くはあったか?
いやもっと?そんな燗酒は5勺から。いろんな種類を飲めて嬉しい。
*日置桜 特別純米酒「穿」H20BY

スタートにふさわしい、キレの良さ。
&旨みをグンッと感じさせるなぁ。
そしていぃ感じに広がる酸が、ワタシ好み。
withお付き出しとともに

これだけで、2合ほどいけそうなほど、どれもしみ滋味美味しい。
テンション↑
*高知 鯖きずし

脂のノリを活かしきった程よい〆加減、
鯖子、たまらん・・・。
次に、広島「竹鶴」をお願いしたところ、
竹鶴だけでも、「酒米の畑違い…」など4種が、目の前にドンッと。
ワタシは酸が利いた系が好きなもので、
*竹鶴 酸味一体にごり


そのままだと、想像以上の酸味に驚く。
燗にすれば、角の取れた個性的な酸&まあるい優しさも見え隠れし、
おりの旨みが見事に表現されている感じがした。
*福井 寒鰆のタタキ

脂のノリ、こちらも素晴らしい。
*天然クレソンと金柑のサラダ

大好物の金柑と、ドレッシングとの絡みも秀逸。
ワインにも合いそうだが、口は日本酒となるのは
ドレッシングの妙?
*るみこの酒

「るみ子の酒」の純米酒は、使用酵母が6号、7号、9号があるのだそう。
7号酵母の純米酒はより燗酒向けに醸されたお酒と、
以前、取材で聞いたことがあったような。
*湯豆腐

豆腐も、しっかりと味があって濃厚。
*天王寺蕪 海老あんかけ

よって、テンション↑↑となる。
こちらは、この時季ならではの「天王寺蕪」。
肉質は緻密で、味わいは柿のように甘美だ。
このあんが、まった…飲ませる旨みを蓄えてる。
お隣のツレは、車の運転につきアルコールNG(残念!)
*鮭おにぎり&汁物

ひと口…。嗚呼、にぎりで飲める…(笑)
*じゃこおろし

しみじみと「美味しいなぁ〜」って感じるお料理と燗酒たち。
翌日は超早起きだったので、若干、お酒は控え目でしたが(涙)、
お料理を引き立たせるお酒、そしてその逆の楽しさもとくと感じさせて頂けたし、
酒の個性が生きる温度を瞬時に捉える、大西さんの技に惚れ惚れ。
日記を書いていたら、嗚呼、間髪あけずにおじゃましたくなってくる:
ありがとうございました!
「蔵朱」
大阪市中央区南新町2-3-1 スタークイーンビル2F
06-6944-5377
open : 11:30〜13:30、17:30〜23:30
close: 日曜休、祝日不定休
Mott The Hoople / Roll Away The Stone
by writer-kaorin | 2010-12-26 07:06 | 蔵朱 | Comments(0)