Fujiya1935
リニューアル後、じつはお初の訪問です。
ディアボロ・ヴァロワで乾杯!Muchas gracias!
*熟したトマトのシャーベットと河内晩柑のスープ
じんわりとやってくる、塩気がまた秀逸なのです。
*オリーブのパン、チーズボール、ピスタチオのマシュマロ
露の滴が落ちた緑の葉
後半はスポイドのオリーブ油をつけて
そして、マシュマロもチーズボールも、小粒だがコクがしっかり。
ガリガリッとした食感も面白い。
葉は、新茶のような生き生きとした香りと、バリッと小気味よい食感。
露の滴は、カラメルで閉じ込めたピスタチオのオイル。
口に入れると瞬時に溶けゆく。
*焼そら豆
生地のなかに、香りがギュッと閉じ込められていて、ひと粒ひと粒存在感大。
*ホタルイカ ミニラディッシュ ミニ人参
まず、ホタルイカのプルンっとした触感。
こぼれ落ちそうなその1匹を口へ入れると、溶けてゆきそうなほど繊細な身質。
ミソのソースや、各野菜も、負けじと力強さを発揮していた。
こういう、お皿のプレゼンテーションは、感覚が研ぎすまされる感じ。
上品で綺麗な白だこと。
*気泡をたくさん含ませた とうもろこしのパン
とうもろこしも、すばらしいわぁ。
ちぎると、崩れおちそうだから、ひと口でパクリ。
*蛤 碓井えんどう豆のフラン
粉の素朴な香りが口の中に充満。バターは、燻製バター。
この木箱は「タモ」という木なのだそう。
手で触ると、どこか懐かしさをも感じさせる、ぬくもり感。
*アナゴ 弾ける様なさやえんどう イカナゴの魚醤
蒸してふっくら、フルフルのアナゴの上には、クスクス。
魚醤の塩梅が味わいに奥行きを与えてくれる。
*パスタトラットデマーノ エビのコンフィ 凝縮した卵のソース
そぼろ大の卵は、口中の温度とともにその技量を発揮し、
エビとともに、重厚な旨みを奏でる。
ナチュラルな濃さを感じさせる、大地の恵みとともに
*小夏のコンポート 紅茶 キャラメル ディル
*冷たいと温かいトラベンモストのゼリー
*苺のマシュマロ
*ヨモギとクリームチーズのタルト
タルトを再構築させた、一皿だ。
質感もデザインも薄さも、素晴らし!の一言。
聞けば、青木良太さんという若手作家の作品だそう。
*作り立てのチョコレート
温度感といい、イメージとは異なる口どけといい、
最初から最後まで、ほんまに発見ばかり!
以前にも増して五感に訴えかけるお料理の数々。
時には生まれ育った田舎の情景を呼び起こしてくれる瞬間があったり、
春から夏への、日本の季節の移ろいを、感じた夜。
素晴らしかったです。ごちそうさまでした。
今月か来月、またおじゃましようと思います。
「Fujiya1935」
大阪市中央区鑓屋町2-4-14
06-6941-2483
open : 12:00〜13:00 LO、18:00〜21:00 LO
close:日曜、第1月曜
by writer-kaorin | 2011-06-04 23:20 | Fujiya 1935 | Comments(4)
エルブジみたいだ。。。