TRATTORIA piano @奈良イタリアンの凄み
近鉄奈良から、てくてく歩いて3分くらい。
目的地は「TRATTORIA piano(トラットリア ピアノ)」さん。
オーナーシェフは稲次知己さん。
稲次シェフが創造・発信する、奈良ならでは、彼ならではのイタリア料理を
堪能させていただいた、幸せすぎる昼下がり♪
1Fの「ばぁる ぴあの」にはピッツァ窯がドンッと鎮座。
ナポリピッツァを頬張るもよし、お茶を楽しむもよし(いや、昼酒!?)
通し営業だからイタリア人の如く、1日に何度もおじゃましたくなる。
そして、2Fはトラットリア。こちらで、コース料理をいただきました♬
*前菜は5品。手前より
エスカベッシュ的、コクと酸味が共鳴し合う感じで、
バルサミコの深いコクが全体を引き締めている。
「大和牛の赤ワイン煮込みのクロケッタ」は、すこぶるジューシー。
中は小宇宙、小粒の底力!大和牛の煮込み具合や、塩梅も秀逸でした。
「ヤマトポークのテリーヌ 奈良漬けのピュレを添えて」には驚いた!
奈良漬けならではの香り、ナチュラルな甘み、その利かせ方が素晴らしかった。
いろんな部位の食感楽しく味のある豚のテリーヌだから、
これは発見的、組み合わせの妙&旨さ。
「イタリアンサラミとトマトのテリーヌ ソース ジェノベーゼ」
グルタミン酸の嵐(笑)凝縮感のあるうま味、バジルの陽気な香り。いいですね♪
「自家製ヤマトポーク ハム」
甘みのあるハムだこと!ガーリックマスタードがいいアクセントに。
ちなみに、奥にある葉野菜も奈良産デス。
*蕪のスープ 蕪の葉のスフォルマート 三輪素麺・手延べパスタ
しかも、皮と肉の間にある旨みまで感じさせるようなニュアンス。
いやもうビックリ!大地の味、命のスープ。
葉っぱの、生命力に溢れた薫りも心地良く、手延べパスタがこれまた合うんだ。
*カネロニ 土佐清水のタコとジャガイモのラグー
レモングラスやコブミカンも入っているそう。嗚呼、白、欲す…(汗)
*ピッツァ 大和
擦りおろした山芋(入手できるときは、なんと大和いもらしい)、
大和ねぎ、ゴボウ、プチトマト、シメジ、シイタケ・・・。
口に入れると、各野菜の漲る生命力、そして旨みがしっかりと主張するのだ。
チーズの油分やとろりとした舌触りのほかに、山芋の粘りが素晴らしく、
何枚でも食べられる軽やかさを併せ持つ。
生地はコルニチョーネのふわもち感心地よいナポリスタイル。
*ヤマトポークのボロネーゼ
トップには、アンチョビやパセリ、ニンニクやオリーブ油からなる
サルサヴェルデソース。これが、味わいに起伏をもたらす。
*熟成但馬牛 内モモ肉のロースト
話を聞けば聞くほど、火入れの妙に感心させられた一品。
比較的、脂が少ない内モモは、噛むほどに赤身の味わい深さと熟成感が口中を占拠。
肉のサイドには、古代醤で作ったソースが絡む古代米の焼きリゾット、
キノコ類のクレピネット包み、チェリーモスタルダやドライトマトのソースが。
完成度の高い組合せ、それらの妙味を堪能。
そして、宇陀産ホウレン草の甘いこと!!この甘みは初体験でした。
*ドルチェ
レモンとローズマリーのサブレ、ティラミス。ドルチェにまで大和野菜が!
「イタリア食材をほとんど使ってないんですよ〜」と稲次シェフ。
ほんとだ。地元・奈良食材をとことん追求し、
それらを稲次シェフならではのテクニックで見事に昇華されている、
奈良イタリアン、いや稲次イタリアンの品々。
奈良漬けや醤なども使われるが、単体使いではなくひと工夫を加えることにより
ほか食材と、見事に融合を成し、着地点はしっかりとイタリア料理なのだ。
稲次シェフのお料理に、心底惚れました。。。
2月あたり、姉さんとぜひおじゃまさせていただきたいです(^^)
ご馳走様でした!
「トラットリア ピアノ」
奈良県奈良市橋本町15-1
0742-26-1837
open :
1F/ばぁる ぴあの=11:00〜14:30LO(ランチ)、バール15:00〜翌1:30LO
2F/トラットリア ピアノ=11:00〜14:30LO、17:00〜22:00LO
close: 無休
http://piano.syncronicity.co.jp/
竹中さん、早速!!(^0^)先日よりヘビロテです♬
Mott the Hoople All The Young Dudes
by writer-kaorin | 2012-01-26 18:44 | TRATTORIA piano | Comments(0)