お料理 宮本 @東天満 和食の新鋭
「お料理 宮本」さん。

この日は、すでに常連の(笑)Tちゃんにお誘いいただき、
リシェ夏目さん、kusumoto夫妻、Yちゃんとおじゃまです。
主の宮本大介さんは、かの有名な法善寺の日本料理店H出身。
サービスご担当のマダム・幸代さんも日本橋の名店Fで料理修業をなさったお方。
入店してまず、内装に驚きをおぼえる。
栗の木の一枚カウンター、床の間、なぐり仕上げの式台…etc
これはおじゃましてのお楽しみということで。
夜は8000円・1万円のおまかせです。(ちなみに昼は5000円)
この日は8000円のおまかせにて。
*湯葉豆腐 由良の雲丹

湯葉豆腐はねっとり、深みのあるコク。そこに雲丹の清々しい夏味。
*鱧と冬瓜の煮物椀

向付は
*イサキ、車海老

柑橘のまぁるい爽やかさ広がる「チリ酢」とともにいただきます。
イサキはねっとり、深い旨み。車海老はじつに甘い。
*鮎 塩焼き



鮎は、ほろ苦さと味の濃さに続き、仄かにスモーキーな香り。
幸代さん、お美しい・・・。
*カマスのお寿司、ほおずき


ほおずきの中には、豆腐の味噌漬けが。豆の旨みと甘みの余韻が心地良い。
この小皿は八代白井半七作、だったか。
*八寸

膾 自家製カラスミ、とうもろこし 枝豆のかき揚げ
*万願寺唐辛子、白ずいき、揚げ湯葉 炊合せ

揚げ湯葉は、サラリと上品。おダシにじわりじわりとそのコクが浸透する。
白ずいき、万願寺は色鮮やか。かつシャキッ、とろっとしたそれぞれの食感が印象的。

咀嚼するほどに、米本来の甘い香りがつきぬける。

水物は
*さくらんぼのコンポート、グレープフルーツ

*わらび餅 黒蜜


凛とした空気感、そして宮本さんがおひとりで作られるお料理は
どれも素材の持ち味の輪郭を明確にさせつつ味付けの緩急もくっきり。
31歳の宮本さんの、今後がすごく楽しみです。
どうもありがとうございました。ご馳走さまでした。
「お料理 宮本」
大阪府大阪市北区東天満2-10-28 フローライト南森町102
06-6809-6990(要予約)
open : 12:00入店と12:30入店、18:00〜20:30入店
close: 不定休
Queen - 'Tie Your Mother Down'
by writer-kaorin | 2012-07-19 08:28 | お料理 宮本 | Comments(0)