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カ・セント @2012 summer

「カ・セント」さんへ。
そうそう、目的地へと到着する道すがら、
FM cocoloのDJ、MEMEさんと2度も遭遇!
噂をすれば…ではないですが、ホントに嬉しいビックリ!(^0^)
この日はいろんなサプライズがいっぱい。最高の夜だった。


*バジルのチュイルとニンニク風味のクリーム
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フワリとバジルの香り。バジルの根っこも添えられている。
ニンニクを利かせたバタークリームはやさしいテイストで、
敷かれたココナッツの香りが、甘いという感覚を呼び起こす。
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*鱧の湯引き
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むっちり、ねっとり、瑞々しさもあるんだけど鱧本来の味が濃いんです。
そんな鱧の下には、細かく削った
マカダミアナッツ&熟成黒ニンニク&白胡麻&エストラゴンほかハーブ。
食べ進めるごとに、味わいに広がりが生まれる。


*キュウリのガスパチョ&じゅんさい
 北海道産 マグロ モホソース、
 鰯のマリネとハーブのクレープ
 オイスターリーフ、
 スペイン カンタブリア産のアンチョビと焦がし玉葱のブリオッシュ、
 フォアグラのテリーヌとトウモロコシ
 由良産の生ウニとローズゼラニウムのジュレ ワサビの香り
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いつもの如く、ズラリと登場。なので、どれからいただこうか悩む悩む。
ガスパチョは、瓜の香りと大きなじゅんさいの粒感が心地良く、
マグロのモホソースは忍ばせた白インゲンのピュレの風味がやさしいアクセントに。
クレープに包んでいただく鰯のマリネ。味わいはもちろん演出も素敵です。
オイスターリーフ、この牡蠣の味は何度食べても驚く(笑)
アンチョビはチュイルの形で登場。焦がし玉葱の風味が生きているし、
テリーヌはポップコーン風味の焼菓子とともに。燻製バルサミコソースがいい。
こんなふうに、大小のお皿のなかに楽しい発見が詰まっている。


*河内鴨 自家製モルシージャ
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うわっ!大好物です。
河内鴨の肉や背脂、血などを用いて作られたソーセージ、モルシージャ。


*天然鰻と蝦夷鮑の肝ソース和え
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鰻は皮バリバリッ。サラリと口中をまとう脂の上品さも凄い。
そこに、ほろ苦い鮑の肝のコクが絡み合う。そして、
柔らかな鮑もゴロリゴロリと入る、贅沢極まりないみ合せだこと。


*ウチワエビのボイル
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塩水の濃度に近い水で火入れをしているんだそう。
その塩気が、ウチワエビ独特の甘みを引き出している。
ムチムチッとした身と、ミソの濃厚なコクが広がる。


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*今日届いた野菜たち
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葉野菜の下には火入れの異なる根菜類がたくさん。
そして、生クリームをコンソメでのばしたアツアツの焦がしバターソース。
エメンタールチーズのソースをかけて、混ぜながら味わう。
2種のソースの旨みを纏った各野菜の存在感といったら!!
シェフの素材に対する敬意、どの皿からも感じさせていただけるのです。

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前半のパン、撮影し忘れですが、サ・マーシュさんのパンたち。
料理に寄り添い、ホントにおいしいからすぐにペロリ(笑)



*バスク豚のロースト
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皮目香ばしく、身はどこまでもしっとりのバスク豚・・・

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そして、エゴマの葉、エゴマのピュレとバルサミコソース

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なんと、エゴマの葉で豚を包んでパクリと頬張るのです。おもしろい。
これだけ大量のワサビをのせても辛み皆無。香りだけが心地のよい余韻に。


*ヴァレンシア風おじや
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染み入ります。おかわり(笑)



デセール1皿目は
*フェッセルチーズのムース 山桃のアイス、ブドウ、ミント。
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コク深いチーズに、山の夏旬の風味が映える。

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桃はムース、グラニテ、フレッシュの3種で。
温度差、口どけの違いが面白い。ふわっとミントが香る。

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こちらは、ルバーブのスフレとアイス。
ぐっと力強い甘みと、ルバーブの清涼感、これはクセになる。


ご馳走様でした。素晴らしい夜、楽しい時間を、いつもありがとうございます。
ただただ、心の底からおいしい、楽しい、なのだが
その根底には計算し尽くされたシェフならではの緻密な発想力と
素材への底知れない思いがある。

この日は思いがけないサプライズも。
ホントにありがとうございました(^^)また行こうね☆


そうそう。福本シェフ初の料理書が、
ちょうど私がおじゃましたタイミングで発売された。
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『C´a Sento―カ・セント』
旭屋出版/福本伸也(著)/¥3800+tax


この素晴らしい料理書、私の手元にも。
じつは今、海外にいてるので
帰国したらじっくり、拝読したいと思います(^-^)


「カ・セント」
神戸市中央区中山手通4-16-14
078-272-6882
open : 12:00~13:30LO、18:00~21:00LO
close: 月曜、第3火曜
http://casento.jp/



Tom Waits - (Looking For) The Heart Of Saturday Night

by writer-kaorin | 2012-08-11 14:23 | カ・セント | Comments(0)  

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