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オステリア ラ・チチェルキア @マルケ料理専門

1ヶ月半前・・・のおいしい昼下がり。
時差すみません;

京町堀にある、イタリアはマルケ専門料理店
「オステリア ラ・チチェルキア」さんへ。
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オーナーシェフの連(むらじ)久美子さんは、
マルケ州の山間いにある町のリストランテでみっちり修業され、
大好きなこの地域の暮らしのなかに溶け込んだ、
いわゆるマルケに根っこをはった人物。


マルケって聞き慣れない地域だが、
西はウンブリア州、北はエミリア・ロマーニャ州に囲まれた、
イタリア中部にある小さな州だ。
たしかアドリア海にも面している。


山間部のマルケ料理って、
ウサギやホロホロ鶏、猪や豚などをよく使うらしく、
そんな肉主体の食文化ほか
野生のフェンネルを使った料理、豆料理も多いのだそう。
パスタの種類もなかなかユニークです。
そんな、土着のお料理をこちらでは提供されている。


オステリア ラ・チチェルキア @マルケ料理専門_b0118001_18143588.jpg
日曜のお昼は14時〜通し営業されていて、夜と同じアラカルト構成。
だから、週末昼酒愛好家にはサイコーなのだ(^^;)
こちらは瓶内二次発酵で造られた、マルケの地ビール。
まるでワインのようなアロマ。
とりあえずビールの位置づけではなく、
食事と一緒にたのしみたいテイスト。
ちなみにチチェルキアさん、ビールもワインも
マルケ産にこだわっておられる。



*インゲン豆のミント風
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シンプルなのにハッ!と目がさめるようなおいしさ。
さっと火を入れたミントのやわらかな香りが鼻孔をくすぐる。
インゲン豆はホクッ、シャキッ。豆の甘みが際立つ。



*ポレンタの白いラグー
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ポレンタのどこまでも滑らかな舌触りと、
まるでお粥のような風味と甘み。
うん、ポレンタLoverとしてはすごく嬉しいおいしさ。
鶏と豚ミンチを白ワインで煮込んだ白いラグーは、
香味野菜の甘みと各種ハーブの香りを感じさせ
コクありながらも優しい表情。ポレンタとめっさ合う。



*Bianchello del Metauro
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グラスで、って頼んでいたビールのボトルが空になり(汗)
続いてマルケの地ワインを。
土着品種、ビアンケッロが主体。
けっこうキリッとしていて、花のような香りも。



*リコッタチーズとバルバビエトラの葉のラヴィオリ
 セージ バターソース
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バルバビエトラとはビーツのこと。
ビーツならではの香りがふうわりと漂うラヴィオリは、
ツルリと喉越しよい。シンプルなソースが嬉しいです。



*チチェルキア豆とグァンチャーレのスパゲティ
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店名にもなっているマルケ特産の豆「チチェルキア」を使った一品。
この豆、イタリアのスローフード協会のプレシディオ(食の砦)に
認定されているんだそう。
この店の唯一の乾麺であるスパゲッティも、フロム・マルケ。
ブロンズの舌触り心地良い。チチェルキアの甘みと旨み、
そしてグァンチャーレの塩気が絡み合う。


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大きな窓に、手書きメニュー。センスあるわぁ〜☆


マルケという行ったことない土地のお料理なのに、
舌にしっくり、ほんとうにおいしい。
それぞれのお料理は、完成度の高さを感じさせつつ、
なんともホッとした気持ちにもなれるのだ。
カウンター6席がメイン。しかも連さんがサービスも料理も
おひとりでこなされているので、
前もって予約されることをオススメします(^^)

連さん、今度はふたりでオッサン女子飲みしましょうねー!
ご馳走さまでした!


「オステリア ラ・チチェルキア」
大阪市西区京町堀2-3-4 Sun-Yamamoto Bld.303
06-6441-0731
open : 18:00〜翌0:00LO(日曜14:00〜23:00LO)
close: 火曜



Hush - Deep Purple

by writer-kaorin | 2012-09-14 06:40 | ラ・チチェルキア | Comments(0)  

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