オステリア ラ・チチェルキア @マルケ料理専門
時差すみません;
京町堀にある、イタリアはマルケ専門料理店
「オステリア ラ・チチェルキア」さんへ。

マルケ州の山間いにある町のリストランテでみっちり修業され、
大好きなこの地域の暮らしのなかに溶け込んだ、
いわゆるマルケに根っこをはった人物。
マルケって聞き慣れない地域だが、
西はウンブリア州、北はエミリア・ロマーニャ州に囲まれた、
イタリア中部にある小さな州だ。
たしかアドリア海にも面している。
山間部のマルケ料理って、
ウサギやホロホロ鶏、猪や豚などをよく使うらしく、
そんな肉主体の食文化ほか
野生のフェンネルを使った料理、豆料理も多いのだそう。
パスタの種類もなかなかユニークです。
そんな、土着のお料理をこちらでは提供されている。

だから、週末昼酒愛好家にはサイコーなのだ(^^;)
こちらは瓶内二次発酵で造られた、マルケの地ビール。
まるでワインのようなアロマ。
とりあえずビールの位置づけではなく、
食事と一緒にたのしみたいテイスト。
ちなみにチチェルキアさん、ビールもワインも
マルケ産にこだわっておられる。
*インゲン豆のミント風

さっと火を入れたミントのやわらかな香りが鼻孔をくすぐる。
インゲン豆はホクッ、シャキッ。豆の甘みが際立つ。
*ポレンタの白いラグー

まるでお粥のような風味と甘み。
うん、ポレンタLoverとしてはすごく嬉しいおいしさ。
鶏と豚ミンチを白ワインで煮込んだ白いラグーは、
香味野菜の甘みと各種ハーブの香りを感じさせ
コクありながらも優しい表情。ポレンタとめっさ合う。
*Bianchello del Metauro

続いてマルケの地ワインを。
土着品種、ビアンケッロが主体。
けっこうキリッとしていて、花のような香りも。
*リコッタチーズとバルバビエトラの葉のラヴィオリ
セージ バターソース

ビーツならではの香りがふうわりと漂うラヴィオリは、
ツルリと喉越しよい。シンプルなソースが嬉しいです。
*チチェルキア豆とグァンチャーレのスパゲティ

この豆、イタリアのスローフード協会のプレシディオ(食の砦)に
認定されているんだそう。
この店の唯一の乾麺であるスパゲッティも、フロム・マルケ。
ブロンズの舌触り心地良い。チチェルキアの甘みと旨み、
そしてグァンチャーレの塩気が絡み合う。

マルケという行ったことない土地のお料理なのに、
舌にしっくり、ほんとうにおいしい。
それぞれのお料理は、完成度の高さを感じさせつつ、
なんともホッとした気持ちにもなれるのだ。
カウンター6席がメイン。しかも連さんがサービスも料理も
おひとりでこなされているので、
前もって予約されることをオススメします(^^)
連さん、今度はふたりでオッサン女子飲みしましょうねー!
ご馳走さまでした!
「オステリア ラ・チチェルキア」
大阪市西区京町堀2-3-4 Sun-Yamamoto Bld.303
06-6441-0731
open : 18:00〜翌0:00LO(日曜14:00〜23:00LO)
close: 火曜
Hush - Deep Purple
by writer-kaorin | 2012-09-14 06:40 | ラ・チチェルキア | Comments(0)