新・中国料理 黄龍 @平野町、広東料理の新鋭


2012年3月にお目見えした
「新・中国料理 黄龍(KORYU)」さん。

平野町在住のトリちゃんから招集命令を受け(笑)
ご近所さんと、愉快な食べ友の皆さんと一緒に訪問。
カウンター8席を貸切らせていただき、宴はスタート。

この日は、「ご主人が作りたいと思う、お料理でコースをお願いします!」という
トリちゃんからシェフへのラブコール。
基本は黒板メニュ−にある単品料理が主ですが、
そんなこんなで、おまかせの広東料理を楽しませていただくことに。
*巨峰の甘酢漬け、ジャンボ生落花生の八角煮、夏草花(カソウカ)

八角の香りがふわり漂う落花生は、ホントに大きくって、ホックホク。
夏草花は、キュッキュッとした歯ごたえ楽しく、ほどよい辛味とサンツァイが合う。
*牛モツの辛味和え

中には、トリッパ、ホルモン、センマイほか牛モツ各種。

辛さのバランスも申し分なし。
広東では、湯引きにしたセンマイやホルモンなどに
葱油をジュワッとかけて食すといった、牛モツ文化もあるそうで。
シェフからいろんなレクチャーを受けながらのお食事は楽しい。
*豚足の黒酢煮

落ちた体力を取り戻すには絶好の栄養化なんでしょう。
黒酢のほか、中国の黒砂糖である「片糖(ピントン)」、
ショウガやニンニクなどで調味をしたタレは、
四川の黒酢酢豚とかにあるような、濃厚さはなく、意外とサラリ。
でも、黒酢特有のまぁるい酸味は健在で、
豚足はしゃぶりつきたくなる旨さ(そら、しゃぶりつく(笑)。
*クレソン、砂肝、杏仁の蒸しスープ

何ともいえぬ深みがあり、どこまでも澄みきった味わい。
杏仁やクレソンの風味も心地よく、砂肝はやわらか。
まさに“香りを飲む” そんな質高き蒸しスープでした。
*琵琶豆腐の蒸し物

豆腐のなかに忍ばせた海老や木耳ほか、各食材の歯触りが楽しい。
中国の醤油がかけられていて、そのシンプルさも好きだ。
香港では、この琵琶豆腐をレンゲに入れて蒸し上げるんだとか。
*マコモダケ、アワビダケ、黄ニラと帆立 海老味噌炒め

その海老味噌が素晴らしい!それをベースとし、エシャロットやニンニク、
腐乳や海老卵などを加えたオリジナル。
その馬拉醤。醗酵味と旨みやコク、その按配はクセになるおいしさ。
*豆苗とピータンの煮込み

ひき肉と春雨、豆苗がいぃ感じに絡み合う。
すごく優しいテイストで、台湾産の豆苗は味が濃いなといった印象でした。
*河内鴨と干し梅の煮込み

鴨の身は骨離れがすごく良く、干椎茸やナツメ、緑竹筍も名脇役。
*渡り蟹のおこわ


おこわの香りもすこぶる良く、もう秒殺でした(笑)。
デザートは
*タロイモのプリン

タロイモは蒸してミキサーにかけ、生クリームや
卵白、ゼラチンを合わせているそうで。
何ともいえない粘りと、タロイモ本来のやさしくも深い味わいが響く。

(冷凍してるそうで、口のなかで変化する温度差がおもしろい!)
宮内さんの意気込みと、広東料理の妙味をびしばしと感じさせていただいた、
素晴らしい夜でした。
ご馳走さまでした!
皆さん、いつもありがとうございます(月1黄龍さん会、ぜひに!笑)☆
「新・中国料理 黄龍」 KORYU 〜 Chinese Revolution 〜
大阪市中央区平野町2-2-6 平野小路
06-6228-5054
open : 11:30〜14:00、17:30〜22:30
close: 日曜、祝日、土曜のランチ
席:カウンター8席、2Fに座敷あり(6席・4席)
Queen - No One But You (Only The Good Die Young)
by writer-kaorin | 2012-10-04 12:50 | 新・中国料理 黄龍 | Comments(0)