十割そば処 山獲 @三田
三田といえば、「エスコヤマ」さん。
2/4(月)、敷地内にショコラショップ「Rozilla 〜ロジラ〜」をオープンされます☆
まるで秘密基地のような建物内には、
隅々にまで小山シェフの世界観が張り巡らされている。

壁や床、カウンターに至るまで芸術的ともいえる塗り。
こちらは、国内外で高い評価を得ておられる左官職人・久住有生さん率いる
全国の名左官職人さんの手によるものだそう。
伝統的技法を礎とした、唯一無二の技術。凄いです。
小山シェフが創りだすショコラをひと口ひと口咀嚼するときと同様の、
感動すらおぼえるほど。
詳しくは・・実際におじゃまし、堪能してください!
その小山シェフより、予てからお噂をお聞きしていた
「十割そば処 山獲」さんへ。

風情ある茅葺き屋根で、店先には猪や熊の剥製。
店内には古木の梁や柱、そして昔懐かしい囲炉裏。
ゴルフ場の設計関連のお仕事をされていたご主人が、
そのほとんどを手がけられたそう。
全国各地を仕事で回っておられるときに、そば打ちの勉強をスタートさせたのが
2005年の開店のきっかけだとか。
ちなみにご主人、蕎麦職人さんでありながら、猟師という肩書きをもつ。
ご兄弟で、店でまかなうだけの猪や鹿、雉ほかジビエを獲りにいかれるそうで、
血が体内に回らないよう、ストレスをかけぬよう
倒れ方まで考え抜いた仕留め方、想像を絶する狩猟技術。

昔懐かしいニッポンの冬。
お料理は、猪の「炭焼き」と「鍋」をおまかせで。
この店の常連さんである小山シェフは、ご主人と親交が深く
どうやら、あまり提供されない部位もいただけることに。
新参者がすみません・・・。ありがとうございます。


ビールをごっくんごっくん。素朴な風味で旨い。
*猪の炭火焼


じりじりと身が踊りはじめ、脂が炭火に落ちると、
ジュッという音とともに、香ばしいにおいがブワッと。

噛むほどに赤身特有の旨み。
また、脂をしっかり蓄えたロースは、優しい甘みがずっと続く。
この猪、特有の臭みやエグみが全くない!
仕留め方法にも驚いたが、仕留めたらすぐに内臓を抜き取り
雑味を抜く処理を施し、部位によっては熟成させるそうで。
野生味だけでない、深い滋味が湧き出ています。
*アバラ


この脂ゆえ、煙も凄い。

脂、しっかりのっているんだけれど、全くひつこくない。
むしろ、サラリと口中を流れゆく、澄んだ脂の甘みにビックリ!
皆、無言です(笑)
*ボタン鍋


白味噌のようなやわらかいタッチもあって優しいから、
スープだけで焼酎、進みます(笑)

クラシタは、とろけるような食感、コク深き味わい。

モモは、噛む噛む。噛んで赤身のおいしさを楽しむ。

だから野菜、旨いのなんのって!
〆には十割蕎麦をいただけます。満腹なんてどこへやら(笑)


麺はしなやかなコシと弾力をもち、
質朴な蕎麦の香りがぶわっと口中を占拠。
自分ですりおろす本ワサビをつけて味わえば、
蕎麦の味わいをグッと引き立たせる。

箸がスッと入るやわらかさ。口に含むと溢れ出すジュは、
野生味とは対極にある、どこまでも続く純潔で気品に満ちた味わい。
以上、めくるめく「山獲」さんの世界観。
味わいはもちろんのこと、ご主人のお人柄、生き様、山の恵みへの愛情・・・に、
心底、酔いしれました。
小山シェフ、皆さん、ありがとうございました!
次の某会も、楽しみにいたしております☆
「十割そば処 山獲」
兵庫県三田市下槻瀬50−1
Rush - Closer To The Heart
by writer-kaorin | 2013-01-20 11:13 | 十割そば処 山獲 | Comments(6)
ここうみゃそう!!

必ず行って、おっさんアリスになったろ👻

イノシシ、堪能されたようで☆ ゴージャスですな~☆
日本人のDNAをくすぐる茅葺屋根のあの木造空間を思い出し、ほっこりさせてもらいました(~_~)
P.S. 昨日魚見くんからたしかにメッセージ受け取りましたぁ
ホントにありがとうございます!(T_T)
またお会いできる日までお元気でいてくださいね♪
それにしても冬バージョンのKaorinさんって想像できない・・・髪にサングラス刺してタンクトップのイメージだから(笑)
山獲さん、行かれたことあるんですね!さすがです(^0^)
私も山葵、いただきましたよ!
ところで、Kさん日程、またツメましょう!
ちなみに、冬でもインナーはタンクトップ(笑)withグラサン(^^;)