一碗水
3月初め、「一碗水」さんの夜。
Sちゃん、おおきに☆
*新筍 四万十川の海苔 揚げ

海苔の清々しい香りが纏わりつく。
*空豆 布豆腐 ナズナ

ナズナが密やかに主張し、
上湯のような深い旨みがじんわりと。
*黒酢 酢豚

漆黒のなかに潜む、ミルキーな肉質に嗚呼、陶酔。
*春キャベツ 山椒 唐辛子

山椒のヒリリとした香りと軽快な辛味。
この組合せ、ありそで今まで出会わなかった、発見。
*鶏ササミで作ったおぼろ豆腐のスープ

そこはかとなく押し寄せる旨みと、
ややザラッとした質感が、鶏ササミだわ。
聞けば、ササミと卵白をすり潰して、裏ごししているそうで、
豆腐らしいものは一切入っていないらしい。
なぜに固まる?それは、卵白が貢献している、らしいです。
*春餅(チュンピン)

なんと「春巻き」の、原型?オリジナルらしい。

蕗の薹の味噌、山独活、黄ニラ、葉ニンニク、紅芯大根など。
春の苦みや、クセの強い食材をカラダに取り入れ、厄払いをする。
そんな風習ありきの素晴らしい食文化。
*活ミル貝とレタスの海老味噌ソース

レタスや香菜が、すばらしい存在感を放つ。
ソースの深みは言うまでもない。
*赤牛もも肉 四川式炒め

もも肉は、噛むほどに、旨みをいい具合にまき散らす。
*豚バラ肉とクサヤの土鍋ご飯



あの、あのクサヤは、いい具合に匂いのカドが取れ、
むしろ、そそられる発酵臭。
香ばしくてキレのある醤油ベースのタレをかけて味わえば、
豚バラの身は味わい深く、脂がジュワッと押し寄せ、
おかわり必至な旨さ。
*大人のフルーチェ

ハイ・・ホントにフルーチェだ。しかも、すこぶる上等な・・・。
何度おじゃましても、初めて出会うお料理がほとんどだし、
またそこに、新たなる発見多々。
そんな、相変わらずの南さん節に酔いしれた夜となりました。
ご馳走様でした!
「一碗水」
大阪府大阪市中央区安土町1-4-5
06-6263-5190
The Troggs - Wild Thing
by writer-kaorin | 2013-03-20 00:23 | 一碗水 | Comments(0)