なかひがし、春。
「なかひがし」さんへ、春の恵みを頂きに。
*4月の八寸

花びらに見立てた独活、桜葉の飯蒸し、味噌を挟んだ玉子焼き、
ホタルイカの軽い燻製と続きます。春の香り、苦味が鼻腔をくすぐる。
そしてもう1品、
日本タンポポと北山の鹿 スネ肉、もやし、白いちごのオイル和え。
大将、題して “「いちご白書をもう一度」、スネをかじるからねぇ”
のっけから、一本取られる!(笑)
*こごみの白和え 干し土筆、菜の花

*白味噌 蓬餅 スナップえんどう

蓬餅の素朴な香りがじんわり広がります。
*桜鱒 味噌漬け、モリーユ茸、焼ブロッコリーと醍醐、
木の芽、山葵菜の花芽、一口こがね(柑橘)


モリーユの土っぽい香りと木の芽の初々しい香りがクロスする。

アルデンテ感、心地よく、透き通った甘みが口中を占拠。
*冬越し鯉

3ヶ月、地下水で泳がせた冬越しの鯉は、
ねっとり絡みつき、広がる澄みきった風味。
鯉の骨のにこごり、鱗、大根おろしと野蒜、ムース、乾燥醤油とムース、
山すみれ、水菜の花、からすのえんどう、独活の芽、
片栗の芽、ルッコラ、イタドリetc。
摘み草それぞれに、春の生命を感じます。
芽吹く野山、春の小川が脳裏に広がる。
*筍と若布の土瓶蒸し このこ 木の芽


塩味をギリギリまで押さえているため、素材そのものの風味が鮮烈。
二口目は、このこを齧りながら、おだしをぐびり。
味わいの広がりがじつに楽しい。
*鯖なれずし 冬ねぎシャーベット ねぎぼうず withナイアガラ

毎度のことながら、ナイアガラとなれずしの妙味、素晴らしい。
*もろこ 筍 生わらびの素揚げ 白菜の菜

もろこ、筍、菜が、滋味豊かなだしに絡む。
*岩牡蠣 たらの芽 野蒜 煮詰めた金時人参

旨みの凝縮感、凄すぎる。山菜はもちろん、
煮詰めてビネガーと糖で味付けした金時人参が、名脇役です。
*筍ご飯 唐墨

蓋を開けるとぶわっと春の香り広がる筍ご飯。もうツヤ甘。
唐墨をちびちび齧りつつ、ご飯を頬張るとさらに甘みが強調。
*クレソンと椎茸の煮浸し

クレソンは野生的な香りを放つ。
*白ご飯、冬野菜の五目煮、お漬物



おこげの上には夕暮れに見立てた梅肉。


眠っていたいろんな感覚が研ぎすまされ、
なおかつ春の目覚めをとくと感じさせて頂いた夜。
いつものことですが、体内が浄化されていくこの感覚、なんやろう?
中東さんのお料理だからこそ感じ得ることができるのです。本当に清々しく心地がよい。
ご馳走様でした。
「草喰 なかひがし」
京都市左京区浄土寺石橋町32-3
075-752-3500
月曜休
Toto - Africa (Live In Amsterdam)
by writer-kaorin | 2013-04-24 07:21 | なかひがし | Comments(0)

