人気ブログランキング | 話題のタグを見る

La Kanro @11/1open

ナカミネくん、ついに始動!
La Kanro @11/1open_b0118001_2274266.jpg
明日、11月1日。
大阪・東天満にオープンする「La Kanro」〜ラ・カンロ〜さん。
オーナーシェフは、ナカミネ君こと仲嶺淳一さん。
3年ほど前まで、大阪・福島「kamoshiya kusumoto」さんに
キュイジニエとして在籍していた彼。
その前職は、パリ「アストランス」。
カンテサンスの岸田シェフと同時期に修業をしていたという。


この日はプレオープンということで、お誘い頂きました。
ムッシュー、メルシー!


La Kanro @11/1open_b0118001_228010.jpg
カウンター8席のみ。
内装とその材質、器やカトラリー、本革のランチョンマット、
そしてアンビエントなBGM含め、
とにかく素晴らしいセンス。
外観にもなっている波打ちガラスの、
うねって見える世界観が、ムショーに安堵感を与えてくれる。

夜はコース8000円、1万円の2本。
年内いっぱいは、ナカミネ君ひとりで営業をするらしく1日2組限定。
この日は、コース8000円の基本形から
アミューズ数品、魚料理、デセール1品を
抜いたかたちで構成頂くことに。
&私の皿は、通常よりポーション少なめデス。


*グジェール
La Kanro @11/1open_b0118001_2275028.jpg
ジャガイモのジュース(上澄み)のみで作ったそう。
石も食べれるん?って、これは器です(笑)



*赤パプリカのムース トマトのクーリ
La Kanro @11/1open_b0118001_2284286.jpg

コート・ドールへのオマージュ、とのこと。
でもアプローチが全く違う。


La Kanro @11/1open_b0118001_2282429.jpg
ムースは、空気をたっぷり含ませつつ、プルンとゼラチン感。
ガトーのなかのパーツのひとつを彷彿とさせる質感、かつ
パプリカの風味や、トマトの旨みが鮮烈。



*マスカルポーネのパン
La Kanro @11/1open_b0118001_2283787.jpg
しっとりとした生地質。ほのかにミルキー。



*ホタテのムースとそば粉の生地のミルフィーユ
 りんごのピュレ、レモンタイム
La Kanro @11/1open_b0118001_2291719.jpg
アストランスの有名なスペシャリテをナカミネ流に。
ミルフィーユはふわっとした質感、塩味控え目かつ
ホタテの澄んだ風味がふんわりと。
りんごのピュレをつけると、素晴らしく調和し、味わいに膨らみが。
レモンタイムがこれまた、いい仕事をしてくれます。



*牛肉のロッシーニ
La Kanro @11/1open_b0118001_229811.jpg
想像していたロッシーニとは全く違う、アプローチだ。
冷製フォアグラはまるで、甘鯛 若狭焼きの鱗のような風貌(笑)。
そのフォアグラは、口中ですう〜っと溶けつつ澄んだ風味を放ち、
火入れ後に常温をキープした妖艶な牛フィレ肉との妙味、素晴らし。
トランペット茸など仏の天然キノコの旨みと、
トリュフの香り、炸裂。



*焼きリゾット
La Kanro @11/1open_b0118001_229231.jpg
グツグツ、熱々を供される。
イタリアの米、ベーコン、根セロリ、小タマネギ入り。
ハフハフ頬張ると、ホッと落ち着くニュアンスながら、
それとは裏腹に、ワインが止まらなくなる。
熱の加減でチーズがおこげと化す。これを刮げ取り、食べつつ、またワイン。



*ビュルゴー家シャラン鴨のロティ
 栗オレンジ煮、ヘーゼルナッツのペースト
La Kanro @11/1open_b0118001_2293952.jpg
火入れパーフェクト!な鴨に、
ヘーゼルナッツの濃厚なペーストや
ほのかな柑橘香の栗を合わせるあたり、
恐れ入りました!



*フルム・ダンベールのアイス、
 柿のジュで漬け込んだ柿
La Kanro @11/1open_b0118001_2295435.jpg
フルム・ダンベール、濃厚!
柿は質朴な甘みと清々しい風味を放つ。
ペンタスの花びら、かわいい。


La Kanro @11/1open_b0118001_2210123.jpg
ミニャルディーズと、食後のドリンクで〆となりました。


プレとはいえ、すごく良かった。
ナカミネイズム、そのセンスに脱帽。
素材の個性を見事に引き出し、かつ双方を調和させたお料理の数々。
派手さはないけれど、味わいの斬新さと組み合せの妙を
とことん楽しませて頂きました。


La Kanro @11/1open_b0118001_22104348.jpg



La Kanro @11/1open_b0118001_22105676.jpg
この日はプレだったので、
ナカミネ料理のあれこれに関して、いろんな談義が繰り広げられ、
こちらまで刺激を頂いた夜でした。
ご馳走様でしたっ☆



「La Kanro」〜ラ・カンロ〜
大阪市北区東天満1-2-3 金屋ビル1F
☎06-6242-8586
open : 18:00〜20:30LO、日祝12:00〜13:30LO
close: 月曜


11/8(fri)ビルボードライブ大阪にやって来る! 行きた〜い♬
Nick Lowe - Cruel to be Kind (Acoustic)

by writer-kaorin | 2013-10-31 22:13 | La Kanro | Comments(0)  

<< トムクリオーザ @北新地 ラ・ルッチョラ >>