祇園 大渡

*浜坂産 ズワイガニの玉地蒸し 蕪あん

ズワイガニの身がゴロゴロ、ミソの豊かなコク。
そこに、蕪の質朴な甘みが響き渡る。
肌寒い夜の京都をそぞろ歩いた後だった。
冷えたカラダが、一気に温まる。
*てっぱい(ぬた)

ネギに隠れているのは、澄んだ風合いの蕩けるあん肝。
生チョコを彷彿とさせる質感で
トップには、削ったアーモンドだから、
大渡さん曰く「ロッテ アーモンドチョコレート」(笑)。
*モロコ

ぽってりと肥えた身は脂のりよし。
ビールの後は♡

*セコガニ

幼少時代、オヤツがセコガニだった私は、めちゃくちゃ大好物。
食べるのが勿体ないくらいに、手間がかっている美しい盛り。
内子、外子もびっしり。で蒸し寿司仕立てに。
風味よく、食感の差異がいい。
*大根餅、ふかひれの白味噌仕立て

久しぶりに震えた。
上新粉でつくった大根餅の、ねっちりとした食感が白味噌とすこぶる合い、
フカヒレのトゥルンッとした舌触りもよい。
*氷見ブリ

まとわりつく脂のタッチが全くない!
何というか、サラリとしつつも、キレイな脂がスッーっと口中に広がる。
まずは辛味大根とともに。続いて、炭で軽く炙った海苔に巻いて。
*柚子風呂

中には雲子が。まったりとした滑らかな舌触りとコクを愉しみつつ、
時間差でフワリと柚子香。
*マナガツオの粕漬け

湯葉の滑らかさが、繊細な質感のマナガツオとよう合うてた。
*海老芋、金時人参

淡いダシで炊き数日漬け、それを揚げている。
その海老芋はホクホク、トロリ。ほの甘く、濃い。
金時人参のシャキっと感とのコントラストも面白かった。




大渡さんのキャラに癒され、
ひと皿ひと皿にハッと酔いがさめるほどのおいしい衝撃を受け、
だからこそ、やっぱり杯が進む、この上ないシアワセ時間。
ああ〜日記を書いてたら、またすぐにでもおじゃましたくなる!
この日は激疲れの私だったけれど、パワーチャージさせて頂きました☆
ご馳走様でした。
「祇園 大渡」
京都市東山区祇園町南側570-265
☎075-551-5252
open : 18:00〜21:00
close: 不定休
John Lennon - Woman
by writer-kaorin | 2013-12-26 07:58 | 祇園 大渡 | Comments(0)