うろん 江口


この石畳の坂道といい、スケボーで帰宅途中の小学生といい
絵になる下町の、歴史ある町家に店はある。
店主の江口浩一郎さんは、中之島「やきとり ばかや」で
店長を勤めていたお方。その前には和食修業もされていたとか。
江口店長と(今や店主ですが)めちゃ久しぶりの再会です♪

内観はいぃ感じにリノベされ
器や酒器に至るまで、いちいちセンスある。


お品書き



少数精鋭、単品の肴からなる。
この日は前者を頂くことに。
*お通し


バリボリ、小気味よい食感とともに
だしのうま味がじんわり広がる。
エビス(瓶)を即、飲み干し、冷酒へと続く。

見た目トロリとしつつ、すっきり&程よい酸と後味の良さ。
*椀のもの


だしはフワリと鯛の香りを纏い、
冬瓜はシャクッとした歯ざわりの後、口中で解けるような食感に。
*ひとさら

ロゼ色した身は、噛むほどに赤身の旨みが広がる。
ふた口目は、あけがらしをつけて。冷酒止まらぬ味わいだ。
密かに下味をつけたロマネスコ、ホドイモ、ゴールドラッシュなど
野菜たちも肉に負けじとその存在感を発揮。
嗚呼、「そば前」ならぬ、「うろん前」。
酒飲みにとってはこの上なき幸せ。
*旬菜盛り

鰹のたたき、
鯛の昆布〆、
長芋とひじきのきんぴら、
今がまさに旬、八百枝豆 の5種盛り。
長芋をきんぴらにするとは!
シャクッとした食感、ひじきの香りとともに、うんきんぴらの味わいだ。
鯛の〆具合もどんぴしゃ。枝豆は茹で過ぎずなホクホク食感楽しく、
なめこや鰹も上等な味わい。
そら冷酒、おかわりとなるワケで(笑)
〆のうろん。釜あげ、ざる、ぶっかけ、から選べ
他にも隠しネタ複数(笑)
ツレは
*釜あげ

ワタシは
*ざる

(飲み助なもので、量を半分にして頂く;すんません)
うろんは、喉越しよき細麺でありながら、
しっかりとした、コシ健在。
大阪でもなければ讃岐とも違うテクスチャー。
江口さんが、毎朝手打ち足踏みしているそうな。
つゆは、うま味と香りを感じさせつつ、
シャープかつ、角がとれたまぁるい味わい。
うん、好みデス。
それゆえ、〆やのに杯を重ねてしまうのでした(笑)
ひっそりと路地裏に佇む、
独特の空気感のなかで愉しむ
酒と肴、そして “うろん”。

あ、画像、色調が暗なった。

何はともあれ、喧噪から離れたこの場所で、
しっぽり、ゆるり。
そば前ならぬ、うろん前で
気の利いた肴をとことん愉しませて頂きつつ、〆にうろんという至福。
ご馳走様でした☆
店長(あっ、ちゃう。江口店主や)近々フラリおじゃましたいです☆
「うろん江口」
大阪市中央区上本町西3-3-25
☎06-7860-2051
open : 12:00〜14:30、17:00〜21:00
close: 火曜、毎月21日休
America Sister Golden Hair
by writer-kaorin | 2014-07-05 22:12 | うろん 江口 | Comments(2)
何も無かった感じから、オシャレなお店に!
江口のお店は、帰国後で〜〜〜ったいに行くリスト。♪
しかも、おいしそ。涙
えぇ、お店さん。