もめん、10月。
常連Tさん、おおきにどす☆
*渡り蟹 干ずいき 加減酢

甘酢と柑橘の香りで、清々しい始まり。
写真は色かぶりしてるけど、菊花の華やかな色彩も美しかった。
*枝豆豆腐

ハフハフ、ひと口齧ると
トロリ、驚きの口溶けに続き、
透き通った、瑞々しい質感。
塩梅程よく、枝豆の香りがずーっと続くのだ。
この質感、味わいは初めての出会い!
思わず、おかわり!と叫びそうになった(笑)
*焼鱧 松茸 三つ葉の軸

香ばしく、口中でホロリ崩れゆく繊細な身質。
そこに、だしの馥郁たる香り、さらには松茸の香りが重なり合う。
お椀は、作家さんに作ってもらったという湯呑茶碗と蓋、という発想がユニーク。
ここからはiPhone6で撮影。使いやすいわ。

螺鈿細工の鹿、目に麗しく、
やさしく広がる米の旨み、強すぎない吟醸香が心地よく、
まぁるい香りの余韻がいいですね〜とは、お隣にいらっしゃった
和歌山の名フレンチのソムリエ談。同感。
*平目、よこわ

よこわは、スーッと広がる上質な脂。
*長茄子、茗荷

ぐっとハートをわしづかみにする、存在感あるおいしさ。
*金目鯛、無花果と長芋

かたや、長芋はさっぱりとした酢加減、心地よく
無花果の甘みとの相性、素晴らし。
*秋刀魚、土鍋ご飯、お味噌汁、漬物

炊きたて、甘い香りがたちのぼるご飯を咀嚼すれば
澄んだ甘みが、じんわりと口中に。あぁいい香り。
脂のりと塩梅よき秋刀魚は、ご飯のお供でありながら、
もちろん日本酒とともに。
*豊水 ピオーネとジュレ ミントの葉

捻りを利かせているけれど、スタンスはシンプル。
たとえばそれが、驚きの味わい・食感の枝豆豆腐だったり。
そんなご主人の考えをじっくり聞きながらの美味美酒な夜。
もちろん、客を楽しませる、サイコウに楽しいトーク付き(笑)
Tさん、皆さん、ありがとうございました☆
「もめん」
大阪市中央区心斎橋筋2-1-3
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by writer-kaorin | 2014-10-31 07:24 | もめん | Comments(0)