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焼鳥YAMATO

この日は北新地「焼鳥YAMATO」さんでの宴。
初めておじゃました個室にて
リラックスな時間。
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お料理は季節のコースより。

*付き出し
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「玉子のカステラ」はふわり軽やかで優しい甘み。
「鶏アキレスのみぞれ和え」は小気味良い独特の食感、クセになる。
「粟麩の田楽」の素朴な風味にホッと心和む。


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この後、前菜が数品登場。
手前右は、ココナッツのチュイルの上に
ブルーチーズ&ハニーマスタード。
ココナッツの甘やかな香りに、チーズの塩気や風味
ハニーマスタードのやらこい甘さがベストマッチ。

チーズサブレの上には、リンゴのコンポートと
アカシヤのハチミツ、トマト。
こちらも甘味、酸味、果実味、そしてチーズの風味が共鳴。
チュイルやサブレは、フランス焼菓子工房「マモン・エ・フィーユ」
松下奈保さん作、とのことで「焼鳥YAMATO」とのコラボ、素敵だ。


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生胡椒のペーストを練り込んだバゲットをラスク状にしたもの。
その上には、大和肉鶏のハム、マスタードピクルス。
仕事が細かい。それゆえ、ラスクが放つ香り、
ハムの味の濃さなど、味わいの広がりが楽しい。


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肝は醤油漬けにした後、桜チップで燻製にしているそうで。
そこに25年熟成のバルサミコのソースが。
ちなみに、グラスに注がれているのは
イタリアのパッシート(甘口ワイン)に
同じ25年もののバルサミコを煮詰めて合わせている。
ブドウの完熟感、渋みや深い甘みに
肝のほのかな燻香が見事に寄り添う。写真ピン浅失礼;



*お造り盛り合せ
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肝、ココロ、ズリは生姜醤油で、
ムネ、モモ、ササミは、山葵&塩をちょんっとつけて頂きつつ、
お次は山葵と醤油で。
それぞれの部位らしさが際立った、力強い味わいだ。



ここから焼物へと。

*手羽
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皮はバリリと香ばしく、ブリッブリの肉質。
噛むほどに旨みが迸る。


*皮付きセセリとフィンガーライム
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こちらも皮の香ばしさが堪んない。
フィンガーライムのプチッと広がる酸味と塩が
いいアクセントだ。


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大和肉鶏の部位いろいろ。奥から
「オシリ」は噛みしめるほどに広がる旨み。
「膝上」はブリッと弾力ある肉質、
「ウチモモ」は柔らか。ジューシーだけどさっぱり。
そして「ふくらはぎ」と続きます。いずれもトリュフ塩で。



*ムネ肉たたき
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しっとり。ジャンボンのような質感。


*胡麻豆腐
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すっきり、お口直しに。


*ソリレス
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皮は厚く香ばしく、
身はむっちり、ナイスバディな肉質。
ジュが溢れ出る。


*焼野菜
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鳴門金時、ミニトマト、ズッキーニ、姫大根。
焼き台の炭の下でじわじわと熱を通したそれらは
ホクホク、じゅわり、甘みも程よい。
焼いた後に冷製にしたという鳴門金時の
澄みきった深い甘みには驚いた。


*近江軍鶏と岩津ねぎの「ねぎま」
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凛々しい。
160日熟成という肉自体の存在感も、
岩津ねぎの香りも。


*肝(タレ)
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タレ焼きの肝には、コーヒーオイル、
その上にカカオニブが。
メイラードなタレのコクに、カカオニブの苦みや酸味、好相性。
「エスコヤマ」小山シェフからインスピレーションを受けました、
とは店主の川口さん。カカオニブと料理のマッチング、
これからますます目が離せないわ。


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この前に、小鉢で聖護院大根 玉味噌、が登場し
続いて、つくね(タレ)。
ホクホク、タレの深いコクが広がる。


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鶏スープ。五臓六腑に染み渡る。


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ご飯物はミニ親子丼。といってもボリュームしっかり!
鶏の様々な部位の食感の楽しさ、風味の濃さはもちろん
卵がとにかく濃厚で旨かった。ツヤ甘ご飯とともに無言で喰らう。


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西洋梨「コミス」と、熊本の苺「ひのしずく」で
〆となりました。


この日のワインたち。
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大和肉鶏や近江軍鶏の、それぞれの部位は
同じ肉でも、こうも味わいや脂の広がりが違うのかと
関心させられっぱなしでした。
さらにはひと皿ごとに素材の組合せの発見も多々あり、
グラスを持つ手が止まらない、そんな夜。
ボスありがとうございました。


「焼鳥YAMATO」
大阪市北区堂島1-3-16 堂島メリーセンタービル5F
☎06-6347-1194
open : 11:30~14:0LO(平日限定)、17:30~23:30LO
close: 日曜&祝日


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by writer-kaorin | 2015-01-06 06:12 | 焼鳥YAMATO | Comments(0)  

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