立ち呑み・天ぷら やまなか @天満
「立ち呑み・天ぷら やまなか」の
ビニシー扉(ビニールシートの扉)をくぐると、
店内は満席。
残念。またの機会にしますね〜と
スタッフのお姉さんに声かける。と、
カウンター内の厨房から何やら視線を感じる。
ふいに目が合う。
アレ?どっかで見たことあるような顔や・・・。
「えぇ〜!? カズヒデちゃうの〜!!??」
「かおりさん?ですよね?」
「めっちゃくちゃ久しぶりやん!」
じつは、地元(福井の小浜)で
家族ぐるみの付き合いをしていた、
藤原さんちの一秀くんでした(笑)。
おそらく20年ぶりの再会。
まさかのまさか、「やまなか」さんで料理長をしているとは。
この不意打ちには感動した。
別の酒場でウェイティング飲みをし、
30分後、再びおじゃますることに。
ここ「立ち呑み・天ぷら やまなか」さんは
言うまでもないが、母体は老舗酒屋「山中酒の店」。
食中酒として楽しめる日本酒が50種以上はあったか。
お料理は天ぷらはもちろん、酒呑みのツボをつくアテ多すぎて
何にしようか決めきれない。

このタイトルとジャケットに惚れたが、
あいにく切れたばかり。

濁らずクリアな、うすにごり生。
米の甘み、旨みを蓄えながら、すごく酸がキレイ。
この後は浮気することなく、ずっとこの日本酒を
おそらく3杯は頂いたか。
*かぼちゃと豆乳のそぼろあん

両者の風味とかぼちゃの優しい甘みを感じる。
鶏そぼろあんの深いコクと、いぃコントラストをみせる。

*八尾若ごぼう炒め煮、名田庄漬け

葉も軸も根も、えぇ具合におダシが染み渡りつつ
シャキッとした歯触り心地よい。
そして、懐かしい「干し野菜の名田庄漬け」。
「名田庄漬け」とは、小浜市の隣、
名田庄村(現おおい町名田庄)が発祥地。
コリッと食感楽しく、故郷の懐かしく素朴な味わい。
*ヨコワとカンパチの和風ジェノベーゼ 、 鶏肝と味噌のパテ

ヨコワとカンパチの風味が生きている。
パテは和洋折衷、深い旨みにより、酒、どうにも止まらない・・・。
*シャコ味噌、羊乳酒肴チーズケーキ

チーズケーキは、羊乳特有の風味を感じさせつつ
びしっと塩が利いていて、嗚呼、明日は二日酔いでもいぃや…と心許すおいしさ(笑)
お次の肴は
「小浜では見向きもされない食材です」とカズヒデ。
なんやろ〜と考えつつ、出てきて「なるほど!それか!」
*鳴門 磯ボラ

村さんのボラといえば、
この日、某 三ツ星レストランで、
その質の素晴らしさを聞いたとこだったからビックリ!
ボラのイメージ、覆ります。
泥臭さ皆無。しっとりとした繊細な身質は、
脂のりも程よく、気品すら感じさせる存在感。
韃靼そば茶のプリンを頂き(酒も甘味もな、両刀使い;)〆となりました。
気の利きすぎた(笑)肴の数々と、
酔いがさめるほどの劇的な再会に、
そら飲みすぎとなった夜でした♬
「立ち呑み・天ぷら やまなか」
大阪市北区池田町6-12
☎06-6351-1555
open : 17:00〜23:00
close: 月曜
Ronnie Lane. Ooh la la
by writer-kaorin | 2015-02-18 07:49 | 立ち呑み・天ぷら やまなか | Comments(0)