オステリア・オ・ジラソーレ @南イタリアの風


この夜は、ドクターはじめ洋楽ロックなメンツの4人会。
*DUBL FALANGHINA METODO CLASSICO

ファランギーナ100%。肌理の細かい泡、しっかりとしたコクを感じる。
お料理は、杉原シェフ渾身のおまかせコース。
ジラソーレのスペシャリテを盛り込んだ全8品。
*付き出し

このタラーリ、現地のバールのアペリティーヴォでよく食べたなぁ。
かたいビスケットのような食感だから、あればあるだけ
食べてしまいそうになる(笑)
*明石タコのマリネ

しかも香りも味も濃いわ。
オリーブ油の上質な香りが鼻腔をくすぐる。

*ヤイトカツオのカルパッチョ
お米のサラダとビーツのピュレ

ニジマスのイクラは、ナポリ産の魚醤・コラトゥーラでマリネした自家製もの。
プチッと噛めば、キレイな甘みとともに、えも言われぬコクが広がる。
リゾの穀物ならではの甘みが、ピタリ寄り添う。
ひと皿ごとに、ワインと料理のペアリングを♬

バラのような香り。軽やかでありながら、コクがある。
*詰め物をしたアナゴのフリット
アニス風味の春キャベツ添え


モッツァレラチーズとバジルの風味がじわりじわりとやってくる。
春キャベツが放つ、甘みとアニスの香り、
トマトの甘みとスパッとキレのある酸味、いいアクセントだ。

「Canayli Vermentino di Gallura Superiore Cantina Sociale Gallura」
サルディーニャ産。ヴェルメンティーノ100%。
レモンのような柑橘系の香り。後味にほどよい苦み。
フリットに合うなぁ。
*スルメイカとアーティチョークとジャガイモの煮込み

味付けは塩だけとか。
イカの旨みが、新ジャガの甘みと見事に共鳴し、
複雑な旨みを蓄えた汁が染んだ、ジャガイモが強烈に旨い。
アーティチョークのトロリとした質感、爽やかな香りとほろりとした苦みも堪んない。

酸味しっかり、果実味を感じさせつつキレがあり
旨み強しな煮込み料理と合う。
*釣りスズキのソテー
アサリとスペルト小麦のズッパ 瀬戸内の香り

むっちりとした弾力のスズキに、
ズッパの深みのある旨みが重なり合う。
焼き海苔のソースの香り、スペルト小麦のプチプチ感が楽しい。

カンパーニャ産。Grevo100%。
嗚呼、滋味深い白ワイン。海の旨み凝縮の皿と共鳴する。
*イカ墨を練り込んだノッケテ 甲殻類のソース

ソレントのお店のオリジナルに近いレシピによる「ノッケテ」。
程よいコシを感じ、イカ墨の旨みはもちろん
甲殻類の深い旨みが洪水のように押し寄せる!

熟成感しっかり。柔らかなタンニンが印象的。
*ウサギの卵包み焼き

ふわっ、しっとりとした卵の火入れが秀逸。
そこにウサギ肉の存在感、パプリカの旨みが溶け込んだ
ソースとの相性も素晴らしかった。
ドルチェは、お品書きから or 併設するバールのショーケースの中から
好きなものをチョイスできる。
だけど私はお腹いっぱい〜。ババ食べたかったー。
ほんまに満腹となったので、さっぱりジェラート2種を盛っていただく。


たしか食後酒もいただいたような(アル中ハイマー;)
南イタリアの土着の味、満喫!
日本人のDNAにも響く、魚介や野菜を駆使した深い旨みに酔いしれた。
話題は南イタリアのエピソードから
もちろん洋楽ロックまで。
嗚呼、大好きな南イタリアの風が、五感に響いた夜でした。
杉原シェフ、皆さん、ありがとうございました♪
「オステリア・オ・ジラソーレ」
芦屋市宮塚町15-6 キューブ芦屋1F
☎0797-35-0847
open : 11:30〜14:00LO、18:00〜21:00LO
(バールは11:00〜16:00、17:00〜23:00)
close: 水曜
http://www.o-girasole.com/
CROSBY, STILLS, NASH Woodstock 1971
by writer-kaorin | 2015-05-03 09:09 | オステリア・オ・ジラソーレ | Comments(0)