祇園 大渡、6月。

待ちに待った「祇園 大渡」での夕餉。
*胡麻から作った胡麻豆腐

何ともピュアな白胡麻の風味がふわぁ〜っと漂い、
白胡麻とだしの澄みきったうま味とひんやり感が堪んない。
*じゅんさいの小吸物

だしの清らかさと、ばちこの旨みが口中に響く。
*鱧の塩おむすび

ほぐした鱧の身とご飯をあわせている。
鱧のほろっとした繊細な質感、そして香りに
米の甘みが重なり合う。梅肉がのってるあたりも、大渡さんらしい!
意外性とおいしい驚きに満ちた、鱧の一品だ。
*稚鮎

青っぽいやさしい苦みとともに、異なる食感が面白い!
ウスターソースをだしで割り、ポン酢をブレンドした
「スパイシーポン酢」の複雑味がめっちゃ合う。
キュウリは塩加減どんぴしゃ、シャープな酸味で爽やかな後味。

大渡さんにお任せの冷酒をチビリチビリと。見とれてしまうわ。
*アイナメの造り

上品な甘みが広がる。
山葵醤油を付けた後、少量の山椒オイルを付けて頂く。その趣向も素敵。
*スッポンのお椀

ひろうすの中には、スッポンの身がごろごろと。
深い滋味が溢れ出、味わいに力強さが漲る。
*蛸のやわらか煮、小芋、茗荷

どこまでも端正な味わい。

滑らかな飲み口。辛いだけじゃなく、旨みや力強さもあり
嗚呼、スイスイいってまう。
*グジの若狭焼き

サクッと音が立つほど、軽やかかつ小気味良い食感。
程よく脂を蓄えた身は、ハラリ崩れゆく。
小タマネギのスパッとキレのある酸味、名脇役。

次はおちゃめな姿を撮ろ(笑)
*フカヒレと真竹

スープは複雑な旨みを蓄えていて、しみじみ。
フカヒレと真竹、両者の食感が心地よい。




この日は「まいど!」な、某人気割烹店のご夫妻もいらしてて
嬉しいおいしい時間。
大渡さんの発想と、楽しいトークに、えぇ酔いしれましたとも。
ありがとうございました♬
「祇園 大渡」
京都市東山区祇園町南側570-265
☎075-551-5252
open : 18:00〜21:00
close: 不定休
Queen - Don't Stop Me Now
by writer-kaorin | 2015-06-24 07:38 | 祇園 大渡 | Comments(0)