山地陽介《Yosuke Yamaji》
「山地陽介」《Yosuke Yamaji》へ。


山地シェフは、11年もの間、フランスで修業を重ね、
かつシェフとしても活躍された人物。
「アランデュカス・オ・プラザアテネ」、「アストランス」での経験をはじめ、
「ラトリエ・ド・ジョエル・ロビュション」ではエグゼクティブ副料理長を、
「ロフィス」ではエグゼクティブ・シェフをつとめたお方。
その輝かしい経歴はお店のHPを参照。
http://www.yosukeyamaji.com/company.html

至近距離にキッチンをのぞむ、カウンター席。
*フォアグラのロワイヤル、蟹のサラダ
毛蟹とエビのジュの泡ソース仕立て

フェンネルに通ずる香りや、キレのある酸味、甲殻類の香りや旨みが
ハーモニーを奏でる。
フォアグラの温さと、サラダとの温度差が心地よい。

*北海道産 牡蠣 ジャガイモのエクラゼ
ジャガイモのエスプーマ、バジルソース、イクラ

細胞が蘇ったかのような、ふくよかさ。そしてどこまでもミルキー。
ジャガイモのナチュラルな甘み、
イクラのやらこい塩味、そこにバジルの麗らかな香りが降り注ぐ。
*鱧、キャヴィア、根セロリのピューレとカボチャのピューレ
パセリのソース

ホロリ、崩れゆく繊細な柔らかさ。
和の技法を取り入れているが、名料亭出身のスタッフが
担当されているとか。納得のテクスチャー。
じんわり、素材の甘み漲るピューレ、心解れる感じ。
*スジアラ ブールブイヨンで炊いたアンディーブ
レモンのコンフィ

レモンの爽やかな香り、そして酸味が、全体をキリリと引き締める。
*中勢以の熟成牛肉(モミジ)
シャンピニオンデュクセルと手打ち麺、
ハニートリュフ


じつに濃い肉味。赤身と脂肪のバランスもよく、火入れ、お見事。
デュクセルが絡む手打ち麺は、ワインが止まらぬ炭水化物。
そしてハニートリュフの、ハッとする甘み、透き通った香りが
いぃアクセント。
*チーズ3種

牛乳を原料とした、マイルドなブルー・ド・ヴェルニュ。
フレッシュイチジクほか、ワインを誘う組合せに、
ここまで、泡、白、白、赤、赤と、素晴らしきペアリング。
*カカオアイス、コーヒーゼリー、
焼きバナナと、メレンゲ

バナナのムースのふわっと蕩ける質感、
メレンゲのやさしい甘みとサクっと感ほか、
味わいの違いと、さまざまな食感が楽しかった。

心地よい感覚でした。
フランスでの様々な経験を主軸としながらも、
山地シェフ独自の世界観をあらゆるお皿で、感じさせるコース料理。
ときには、和の技法を組み合わせたり、
いい意味で、疲れないサプライズを、随所に忍ばせていたり。
ジャンルに囚われない、山地シェフならではの個の料理を
愉しませて頂きました。ありがとうございました☆
「山地陽介《Yosuke Yamaji》」
京都市東山区祇園町南側570-151
☎075-561-8001
open : 12:00~13:30LO、18:00~21:00LO
close: 月曜、月2日不定休
http://www.yosukeyamaji.com/
Ten Years After (Alvin Lee) - I'd love to change the world
by writer-kaorin | 2015-10-27 07:45 | 山地陽介 | Comments(2)
ぜひぜひ(^^)祇園、行きたい店多すぎやなぁ(^-^)