イル ギオットーネ 京都本店
「イル ギオットーネ 京都本店」で開かれた
鳥取食材をつかったランチ会におじゃましました。
参加者はそのほとんどが料理人の方たち。
笹島保弘シェフのクリエイションを、とことん頂きます!
*海老芋の「炭」
卵白を混ぜた竹炭の衣が。
海老芋は和に通ずるうま味を蓄え、かつ甘く
秋刀魚のソースと相性大。
*白カジキのタルタルを詰めたコルネ「ねばりっこ」のエスプーマと
生のまま、エスプーマでふわふわ。ねばりがとても強くって、甘みもあって
白カジキの油分、コルネのサクッと食感とのバランスお見事。
*「船上活け〆鰆」の瞬間スモークと梨のミッレフォーリエ
スライス&泡状の「王秋梨」。それらが層を成しているのだ。
鰆は脂のりがよく、ほのかな燻香を放ち
そこに梨のジューシーな甘みが重なり合う。
底にはすりおろした辛味大根が。ピリッとした辛味と梨のテイストは
ソース・モスタルダのような趣に。
*ずわい蟹と蕪のカルタファタ
最高級のものを “五輝星(いつきぼし)”と称するらしい。
そのカニの身がゴロゴロ入る。嗚呼至福。
カニの殻と昆布だし、蕪からとったスープは、どこまでも深みのある味わい。
*ずわい蟹と「きらきらみどり」のスパゲッティ ヤマトシジミの出汁で
やっぱりパスタには、くたくたに煮込まれたブロッコリーが好きだ。
そこにカニと、ピュレ状にしたヤマトシジミのうま味。
ボッタルガで味わいに広がりが出てる。
あー、笹島シェフの作るパスタの大ファンです。心に響くおいしさ。
*自家製パッパルデッレ 猪と「ねばりっこ」のラグーソース
鳥取の食材を用いるとこうなりますか!な一品。
猪はしっかり味がある。
生のねばりっこの粘りと旨みが、パッパルデッレに絡む絡む。
「猪鍋をイメージして」添えられた、山椒多めの七味がいい仕事してる!
*鳥取地どりピヨのロートロ パン粉焼き 里芋のクレマ 椎茸 ほうれん草
長年に渡り研究されたという鳥取県の地鶏。
ミンチにしたムネ肉をモモ肉で巻き込み、ロースト後、
炭火で炙り、パネしたという。
このピヨも、濃い味わいで驚いた。
カーボロネロほか、付け合せのお野菜も美味。
*鳥取和牛オレイン55の炭火焼き
落花生のピュレ ポルチーニ茸 黒イチジク
前者は透き通った脂の甘みが広がり、
ウチヒラは香りよく赤身の旨みがじわじわと。
大阪・八尾の落花生。このピュレの香ばしい風味、力強い牛の味わいにピタリ。
佐渡産の黒イチジクの横には、五香粉。仄かなスパイス感、いぃアクセント。
ドルチェは
*温かいチーズスフレ 梨とゴルゴンゾーラのジェラート
王秋梨とゴルゴンゾーラのジェラートの組合せ、これはベストマッチ。
ホットティーで〆となりました。
鳥取食材の魅力を存分に引き出しつつ、
笹島シェフらしさ炸裂のコース料理に、お腹もココロも大満足。
食後は、笹島シェフや料理人の皆さんとあれこれ食材&料理談義。
有意義なひとときでした。
「イル ギオットーネ 京都本店」
京都市東山区下河原通塔の前下ル八坂上町388-1
☎075-532-2550
open : 12:00~14:30LO、18:00~21:30LO
close: 火曜(変更の場合あり、休業日程はHPで要確認)
http://www.ilghiottone.com/home.html
Jamie Cullum - Everlasting Love
by writer-kaorin | 2015-11-28 08:56 | イル ギオットーネ | Comments(0)