弧柳 ＠北新地

2月末の肌寒いサタデーナイト。
北新地「弧柳」へ。



＊先附
熊肉を山菜のお椀　　蓬麩、芽あさつき
（福井敦賀のツキノワグマ）熊肉の脂はどこまでも甘く、広がる山菜の薫り。



＊八尾若ごぼう　蒟蒻と安納芋　辛子豆腐八尾若ごぼうのいい季節、到来。
白和えに辛子のアクセント、安納芋の甘みと香りが時間差で押し寄せる。



＊魚庭 〜なにわ〜


「明石の平目と白甘鯛」。平目は旨みがまとわりつき、
白甘鯛は、緻密な身質。噛むほどに旨みが滲み出る。


「大分産 関ぶりの焼き霜」は、上等な脂の風味を感じ


「舞鶴の黒マグロ　卵黄醤油漬け」は、
キレイな脂ののりを感じるマグロに、
卵黄醤油のまったりとしたコクが絡まるの。


こちらは「ミル貝 赤辛味大根　酢橘オイル」。
辛味大根の鮮烈な辛味のおかげで
ミル貝の甘みがぐぐっと際立ってる。


お供のシャンパーニュは
「Special Club Premier Cru 2002 Fresnet Juillet」



＊兵庫 柴山の松葉ガニの真丈
　新筍、大阪菊菜 銀餡松葉ガニの身と味噌からなる真丈は、張りよく旨み濃厚。
そこに、シャクッと歯触りよい新筍。
銀餡、しみじみ旨い。


お次はパカレのムルソーを。
「Meursault 2013 Philippe Pacalet」
酔いしれましたとも♡



＊ワカサギ 炭火焼き浅葱の甘酢漬けとともに。
門真蓮根のチップの食感楽しく、
炭で焼いた芽キャベツが名脇役。香りすこぶる良かった。



＊下関の河豚の炙り　白子餡と真子のヘシコ
　泉州の太ネギとそのピュレ、人参の葉河豚の火入れ、素晴らしく、白子餡のまろやかなタッチに、
真子ヘシコの懐かしい風味と塩味が、ピタリ合う。



＊氷魚　うるい　柚子胡椒のかき氷氷魚はほろりとした苦みが心地よく、
かき氷の香り、素材同士の温度差が面白い。



＊宮崎牛サンカク 炭火焼き　蕗の薹醤油
　豊能町の高山真菜、富田林の海老芋 から揚げ宮崎牛のサシ美しく、脂はすっきり、ひつこさ皆無。
海老芋は表面香ばしく、咀嚼するほどに粘り、香りがじわじわ広がる。



＊高槻市のキヌヒカリと箕面の山の湧水で炊いたお粥、鯛味噌添え米と水。お米の優しい甘み、香りが広がる。



＊きなこもちアイス、ブラッドオレンジ、奈良の白イチゴ、
　生姜風味の金柑、酒粕のクリームきなこもちアイスのテクスチャーと口溶けにハッとなる。
ブラッドオレンジも、酒粕クリームの存在感によりぐっと和テイスト。


以上。名残のしみじみとした旨さと春の息吹を舌で目で感じ、
あれこれと話も尽きない愉しい時間でした。
Nさん、Tさん、Kさん、ありがとうございました☆


「北新地 弧柳」
大阪市北区堂島1-5-1 エスパス北新地23 1F
06-6347-5660
open : 17:30～22:30 LO
　　　　（昼は2日前までに4名以上で要予約 12:00～13:00 LO）
close: 日曜、祝日
http://www.koryu.net/


Asia - Heat of the Moment