中国采 老饕 〜ラオタオ〜 @江坂
そら、あっこでしょ、ってことで
久しぶりに伺った、「中国采 老饕」。

*野菜前菜の盛り合わせ

カシューナッツまでもが旨いんだ。
その右側には、空心菜の炒め物が。ネギの風味よろしく、
トマトと組み合わせて後味さっぱり。

筍、人参、椎茸など細切りにした野菜の食感良く、
香味油、ググッとビールを欲する。

精進フカヒレについては聞き忘れたが、フカヒレ的食感に
パクチーの香り、水菜のシャキシャキ感ほか
いろんな要素が重なり合い、飽きないおいしさ。
*和牛ステーキ肉の湯葉巻き蒸し 松茸オイスターソース餡かけ

湯葉のなかには和牛、そして貝柱や筍からなる餡。
肉のふくよかな旨みに続き、ソースの複雑かつ濃厚な旨み。
でも後味はクリアで、松茸の余韻が堪らないのだ。
ベースとなるスープは「濃湯 -ノンタン-」。
基本となる素材のひとつが鶏だそうで。
これが大変コクのある仕上がりなのだ。
シェフに聞けば、納得いく濃湯が完成するまでに、3年以上の歳月がかかったとか。
*四川麻婆豆腐~葉ニンニクの香り~

そこに豆腐のふわっとした質感が来たと思いきや、
花椒の痺れと、旨みある辛みが追いかけてくる!
葉ニンニクで、とても香り高い麻婆豆腐に。
もちろん、白ご飯とともにガッツリいただきましたとも。
食後は、オーナーシェフの新谷亮人さんと料理談義、そして
意外な共通点が多すぎて、エラい盛り上がって楽しかった(笑)。
新谷シェフは「青冥」(京都・祇園など)で湖南、四川料理を学び、
その後「知味斎 本店」(千葉・柏)に移り、修業をした人物。
「老饕」は今年10周目を迎えられたそうで。
湖南や四川を中心とした古典、そして
今のテクニックやニーズを巧みに取り入れられている。
久々に伺い、進化し続けておられるなと実感した。
また来月あたり、伺うことになりそうだ☆
「中国采 老饕」 〜ラオタオ〜
大阪府吹田市広芝町11-1
☎06-6385-3939
open : 11:30〜14:00LO(土日祝は14:30LO)、17:00〜22:00LO
close: 月曜
http://www.lao-tao.net/
Warren Zevon-Knocking on Heaven's Door
by writer-kaorin | 2016-10-15 22:07 | 老饕 | Comments(0)