Ñ エニェ @12月
とかいいつつ今日はこれから撮影のお仕事☆
さてこの日は、堺筋本町のスペイン「Ñ 〜エニェ〜」 へ。
全15品からなる、砂田シェフワールドの幕開けは<Snack>より。
*むらさき芋のチップス

*白海老と金時人参 キャビアのカクテル

ピュレにした金時人参の大地の甘みが優しく響くの。
<Cocktail>は
2種よりチョイス。私は「ル レクチェのスカッシュ」を。

エスプーマの泡が舌の上で踊る。
<Pintxos>ピンチョスは3種。

*スキャンピ海老の低温調理 松の実のプラリネ

殻からとったエキスは乳化し、濃厚な旨みを蓄えていて
そのソースが染んだカリカリのパンが、名脇役なの。
*サバ アボカド オニオンヌーボーのバーガー

アボカドクリームのコクが、自家製バンズとサバを結びつける。
*舌平目とちぢみホウレン草のコカ アリオリのグラティナード

舌平目は繊細なテクスチャー。甘みを増したホウレン草が重なり、
アリオリが確かに、グラタン風だ。
<Tapas>
*マルティーニのジュレとペドロヒメネス風味

マルティーニのアルコール感と香りで、ジュレはぐっと大人味。
ムース状のクリームチーズからはペドロヒメネスの芳醇な香り。

柑橘系の果実の香り心地よく、酸のバランスがいい。
Tapasの2品目は
*鳴門金時のエスプーマとトリュフ

少量の塩使い、さすがだ。
質朴な甘み、滑らかな舌触りに、トリュフが品良く香る。

<Platos>主菜は5品
*スペイン産ウサギとワサビ菜のサラダ仕立て

アーモンドやトマト、赤ピーマン、ニンニクなどからなる
ロメスコソースのコクが、主素材を引き立ててます。
*白子 セコ蟹 赤ネギのグラティネ チャングーロ仕立て

両者の深い旨みが押し寄せ、パン粉のカリカリ食感がいぃアクセント。
バスク郷土の味「チャングーロ(蟹)」の料理を昇華させた一品とのこと。

*ババァのスープ仕立て

ババァとは日本海の珍魚(?)、深海魚のタナカゲンゲのこと。
表面は香ばしく焼かれ、肌理は細かく繊細。つるっとした食感も楽しい。
百合根の質朴な甘みに通ずる、クリーミーなスープとともに。
*ガリシア産 栗豚の低温ローストと
モンサンミッシェルのムール貝

ムール貝のミネラル感とうま味が優しく重なり合う。
*ウズラの詰め物 和牛ミンチとフォアグラ
シェリービネガー ソース

ビネガーで締まりある味わいに。
料理のラストは<Arroz>米料理
*白バイ貝と小松菜のアロスクレモソ

ホッと心和む味わいだ。
<Postre>デザート
*ホワイトクリスマス

アマレットのメレンゲ。ヨーグルトをスープ仕立てに。
メレンゲの甘やかな香りに、ヨーグルトの爽やかさ、
そこにグレープのほろ苦さで、清々しい一皿。
アミューズ、タパス、主菜、米料理、デザート…と
全15品の緩急あるコース展開。それらは
砂田シェフがスペインで身につけた技と、
日本ならではの冬の恵みがクロスし
新しくもありどこか、日本人の琴線にふれる味わいでした☆
砂田シェフ、ありがとうございました☆
「 Ñ 」 〜エニェ〜
大阪市中央区安土町1-6-3 エステムプラザ本町クロス1F
☎06-6265-1420
open : 11:30〜13:30LO(土日のみ)、18:30〜20:30LO
close: 月曜
コース昼¥5,000、夜10,000(税別)
https://www.facebook.com/enye.cocina
The Mamas And The Papas - California Dreamin'
by writer-kaorin | 2016-12-25 07:46 | Ñ 〜エニェ〜 | Comments(0)