おでん・一品料理 すえひろ @大阪の名酒場
熱燗におでん…そんな温もりを求め、
梅田・芝田「おでん・一品料理 すえひろ」 へ。
最近このエリアを「ウメシバ」って呼ぶらしいですねー。何でも略語かいな。
しかしながら、すえひろがある雑居ビル含むその一角は、
キタエリアの開発を物ともせず、昭和で雑多な空気感が何とも心地よいのだ。

甘露煮まではいかない、軽い炊き加減だから
蛸の風味が際立つ。そこに柚子が香る。
まずはのお目当ては、カウンターにずらりと並ぶ大鉢料理。

いずれも、ホッとさせる味わいながら、
どこか凛とした存在感があるのだ。
琥珀色した飲み物を即、飲み干し
そら、こうなりますわなぁ。

*お造り 盛り合せ

平目はじわじわと甘みが押し寄せる。
まぐろはねっとり、香りよし。
*馬刺し

生姜醤油とともに。次のひと切れはにんにく醤油とともに…と
味わいの変化も楽しんだ。
*スペアリブの煮物

ホロリ骨離れよく、食べ応えもしっかり。
牛蒡がまった……名脇役なのだ。
そして待ちに待った、おでんへと。
*厚揚げ、大根、いわしつみれ

大根はだしの染み具合、堪りません。
つみれは、いわしのいい風味だけが強く残り、噛むたびに甘みも。
*ロールキャベツ、コロ、筍

コロや筍は、何とも凛々しい味わい。
*巾着、はんぺん、牛すじ

この組み合わせは酒を進ませるわー!餅入り巾着より好きかも。
*とんかつ

いくらでもいけそうな勢い。
衣は香ばしく、肉はふっくら。
深い旨みのソースをたっぷり付ければ、ビールにリターンしたくなるwww
*う巻き

ふるふる揺れるだし巻きのなかに、
うなぎの蒲焼がゴロゴロと。
タレは濃すぎず甘すぎず、スキっとしていて
それはそれは杯が進む味わいなのだ。
コの字カウンター内では、お母さんがおでん鍋の前でつきっきり。
目の前には和惣菜が盛られた大鉢がずらりと並び、
どのお料理も端正でいて、味わい深い。
そんな店を包み込む雰囲気に酔いしれ、
つい、八代亜紀だのそのあたりの演歌を口ずさみたくなる。
開発が激しいキタエリアの中のエアポケットやな。
昭和を彷彿とさせるこの空気感、ずっと変わらず残り続けてほしい。
山ちゃん、お父さん、お母さん、いつもありがとうございます☆
「おでん・一品料理 すえひろ」
大阪市北区芝田2-2-8
06-6373-1714
open : 17:00〜22:00LO
close: 土・日曜、祝日
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by writer-kaorin | 2017-02-14 08:21 | すえひろ | Comments(0)