鮨処 よしか @西天満 2017.1.27open
2017.1.27open。
御開店、誠におめでとうございます☆

オランダへ渡り、現地のホテルオークラで3年経験を積んだ人物。
店先に配された開店祝いの胡蝶蘭には
「平野」さんはじめ、「鮨処 多田」、「鮨処 金城」、
「鮨 清水」「すし ふく吉」「鮨処 近藤」と
平野一門の店名が連名でずらりと並びそれは圧巻!
この日はドクターKちゃんと、ワインのWッシー、洋楽ロックなY氏と訪問。
皆さん、まいどおーきに☆
私たちは、つまみと握りのお任せをお願いした。
*若ごぼうの白和え

シャキッとした独特の歯触りが心地よく芳しい。
白和えのまろやかなコクとマッチ。
*鯛

*中とろ

美しい脂の甘みに続き、えもいわれぬ香りが鼻腔をくすぐる。

程よい旨みを蓄えていて、繊細さをも感じる味わい。
*〆鯖

酸はやらこく、鯖本来の香りや脂の甘みが主張する。
*鰤 炙り

醤油漬けといえど塩味は薄めで、
じわっと押し寄せる鰤の脂の旨みに唸る。これは酒泥棒な味わいだ。
*太刀魚

そして奥は酒粕味噌漬け焼き。いずれもふっくら、繊細な身質。
風味やコクの違いが楽しく、これまた杯を進ませるのだ。
*鯖の昆布巻き、小肌の昆布巻き

ネタの〆加減、細かく切られた胡瓜の食感とのバランス、
さらには白板昆布の気品ある旨み、それらが渾然一体に。
*鯛の昆布〆

このあたりで握りへと。
*おこぜ

シャリとともに解けゆく。
*鮪 ヅケ

シャリは辛・酸・甘いずれも主張しすぎず
ネタの旨みを見事に持ち上げる、均衡の妙を感じるのだ。
*中トロ

*トロ

シャリとの一体感、素晴らしい。
*小肌

スキッと端正な味わい。
*細魚

若狭湾では4月頃が最盛期だったなーと、
故郷を懐かしむ私にとっては春の味。
*足赤海老

*鯵

程よい弾力。咀嚼するほどにシャリの旨みも引き立つ。
忍ばせた生姜とネギで後味清々しい。
*スミイカ

ねっとり、甘みがまとわりつく。
柑橘の酸味と塩でより一層、墨いか本来の甘みが際立つのだ。
スミイカも、ほかのネタもそうだが、包丁目の入れ方が見事で、
ネタの潜在能力をぐぐっと持ち上げるの。
イカの甘みの出方、これは技ありきだと実感。
*赤貝

*きす

シャリとネタとの馴染み具合よく、口中で解けゆく。
*ほっき貝

*雲丹

*穴子

前者は穴子の美しい風味や甘みが顔を覗かせ、
煮ツメのほうは、そのほろ苦さと濃厚な旨みに、
燻しのニュアンスが引き立つ。
いずれも口のなかでふわりと消えた。
何も足さない、何も引かない煮ツメに江戸前の丁寧な仕事が窺えた瞬間。
*玉子

*煮蛤

蛤のジューシーさを際立たせる。
*かんぴょう巻き

濃い味に煮含めたかんぴょうに、山葵の香りが見事に共鳴。
これは食べ進んでしまう巻物だった。

檜のカウンターは、やさしい木肌ながら凛とした佇まいをみせる。
物腰柔らかな富田さんとの会話もすごぶる心地よく
お客様が帰られた後、ついつい話し込み
気付けば、あっという間に3時間半。
起伏に富んだコース展開に杯が進み、
握りをどう食べてもらいたいかという主人の意気込みを
1カン1カンから感じることができ、
寿司好きの心を、鷲掴みにされました。
近々また伺います☆
2軒目の模様は追っての日記で♬
「老松 鮨処 よしか」
大阪市北区西天満4-5-23
☎06-6366-0770
¥握りのみ ¥8,000、
つまみと握り ¥10,000(いずれも2017.2.17現在)
Pink Floyd - "On The Turning Away"
by writer-kaorin | 2017-02-17 08:11 | 老松 鮨処 よしか | Comments(0)