鮨 原正

お会いしたかった皆さんと、まずはシャン杯☆
「Claude Cazals Carte Or Blanc de Blancs Grand Cru N.V.」
*煮アワビ

しみじみとした旨みが舌を喜ばせる。
*タコ

*タイとその白子

白子はどこまでもクリーミー。柑橘系の香りを感じ、後味軽やか。
*平子イワシ 梅と山椒

繊細な身質のイワシが蓄えた、
じんわりと静かに広がるうま味と山椒の香りに、うっとり目を細める。
*キンメダイ 焼き

その身の味わい深さは言うまでもなく、
皮と身の間のゼラチンもこれまた旨し。
*桜エビ 針生姜 胡瓜 辛味大根

桜エビの清々しいや風味、ショウガの爽やかな香りに続き、
大根はピリリと辛く、胡瓜の小気味良い食感。
香りや食感の起伏が楽しい肴だ。
*青柳 串焼き

驚くくらいに深い甘み。さらに醤油でコク深く。
*ウナギ 醤油焼き 黒七味

皮目のパリッと弾けるような香ばしさに続き
身は、まるで雲海のようなふぁっふぁ感。
ゼラチン質の旨みも凄い。
握りが始まる前に、ノックアウトだ……(笑)


めくるめく、握りの世界のはじまりはじまり。

*イカ

甘みが凄い。イカと言われなければ何なのか分からないくらいに。
しかも、驚きのふんわり感。
もうね、ニンマリ笑うしかない。
*サヨリ

何とも透き通った味。
*カツオ

身はねっとり。美しい酸を蓄えている。
*マグロ トロ

肌理が細かく、上品な脂がすーっと広がり
どことなく旨みを感じさせる寿司飯との相性に
唸った。。。
*コハダ

*アナゴ

瞬時に、溶けた・・・。
*トリ貝

*吸い物

じつに品のある旨み。
*ウニ

濃厚な味わい。しかも海藻の香りを放ち、スーッと口中で溶けた。
ご主人の石川さん曰く、ミョウバンなしだからゆるゆる、だそうで。
まさに消える魔球。板一枚分、軍艦で食べたいくらいに美味だった。
*煮ハマグリ

柚子は爽やかな香りを放ちつつ
ハマグリの旨みがぐぐっと持ち上がる感じ。
*ネギトロ

えぇ海苔の香り、炙りたてならではのバリッと感心地よく
ネギとトロ、寿司飯との相性は言わずもがな。


上質なスフレチーズケーキのようなテクスチャー。

嗚呼。食べるほどに、なおも食べたくなる感覚、久しぶりでした。
お酒は、「POMMERY CUVEE LOUISE 2004」や
福島「会津ほまれ 播州産山田錦仕込 純米大吟醸」も。
橋本さん、正司さんありがとうございます☆
石川さんが握る寿司は、端正かつ何とも色気があるから
食べ手はそれに酔いしれてしまうのだ。
あーそんなこんなを書いていたら、今夜にでも伺いたくなる。予約取れないけれど(笑)
この日は韓国からの男性ひとり客の姿も。
旅する人たちの口コミで、入店されたっぽい観光客だったが
スマホで辞書を開きながらの、
店主・石川さんとのやりとりも微笑ましく
そして居合わせた常連さんは、彼と国境をこえた飲ミュニケーション。
ここ「原正」は、人が人を呼ぶ雰囲気を作っていて
お客さんとの縁を本当に大切にされているんだなぁと、心温まったのでした。
W石川さん(笑)ありがとうございました!また伺いたいです☆
「鮨 原正」
大阪市天王寺区上汐3-8-9
06-6773-5518
open : 17:30~20:20、20:30~22:30
close: 日曜、祝日の月曜
Cowboy Junkies - Sweet Jane
by writer-kaorin | 2017-05-15 09:06 | 鮨 原正 | Comments(0)