もめん @May.2017
毎度な方々との愉しい夜を、Tさんおおきにどす☆
シャンパーニュで乾杯〜の後
*蒸し鮑 白ずいき

あわびは、ねっとりと舌に寄りかかり、歯ですっと切れる柔らかさ。
白ずいきは、しゃきっとしていて、ひんやり清々しい。
*鯵にぎり

合わせるお酒は「春鹿 純米超辛口しぼりたて 生原酒」(奈良・今西清兵衛商店)
しっかり辛口ながら米本来の旨み、しっかり。これは飲み続けていたい味。
*鯛にゅうめん

舌の感覚が研ぎ澄まされるような、ぎりぎりの薄味。
ゆえに鯛のふくよかな旨みや品のある香り、素麺の繊細な味わいが
美しく浮かび上がる。

*造り

夏の海が脳裏に浮かぶ、クリアで清々しい味わい。
*丸茄子 針茗荷

シンプルの極みとでも言おうか。茄子と茗荷のみという潔い構成。
薄味でありながら、茄子の芯まで味が入っている。しかも油っぽさ皆無。
ぽってりと愛嬌ある風貌の茄子は、舌の上で蕩け
茗荷の香りとシャキ感が全体を引き締める。
主人の木綿さん曰く
「今日の料理のなかで、茄子の仕事が一番難しい。これひとつ間違えると全部が狂うし
この皿と椀物とがぴしっと決まっていれば、すべての料理が生きるんですわ」。
一切の無駄をそぎ落とした、心地よい潔さ。
人生もそうでありたい、なんてセンチになるくらい感動した。


*稚鮎のフライ

食感のコントラスト楽しく、
この時季ならではの青っぽい初々しい苦味。
そして、上等定食へと続く。


目を細めて無言になるくらい美味しい。

味噌の優しい旨みには、日本酒と白ご飯が行ったり来たり。
もちろん、白ご飯はおかわりとなりました。
*白苺 メロン キウイ レモンとミントのゼリー

ゼリーの透き通った味わいのおかげで
思わずシャンパーニュに戻りたくなった(笑)
木綿さんがいつも話す「記憶に残る料理を」。
これを具現するって、本当に大変なことだと思う。
「引き算の美学と、記憶に残る味」
今回もまさに、その言葉に相応しい皿の連続でした。

いつもありがとうございます☆
「もめん」
大阪市中央区心斎橋筋2-1-3
2017年10月、JacksonBrowne -ジャクソン・ブラウン-来日!
大阪公演は10月23日(月)。もちろん行きますとも〜♪
http://udo.jp/osaka/concert/JacksonBrowne
Jackson Browne -- "Running On Empty"
by writer-kaorin | 2017-05-30 12:07 | もめん | Comments(0)