海外で過ごすことが多かった7月のおいしいネタにつき、
時間差、失礼ーーー。
毎月、第2土曜が来るのを楽しみにしているワタシ。
なぜなら、「シュクレクール北新地」のテラスにて
「北新地GREEN MARKET」が開かれるから。
(写真はすべてiPhoneで撮影)
各地の生産者さんたちがパン屋の軒先に集う“青空市場”だ。
先月伺った際、印象に残るプレートランチをいただいた。
東京からやってきた料理人・安田翔平さんの発酵料理と
『キリコ ナカムラ』こと中村樹理子さんの焼菓子。
*シュクレクールのフォカッチャと
なすとホタルイカみそのサンド
*発酵トマトとパプリカのガスパチョ
*kirikoのオレンジとパインのケーキ
さらには、ソムリエ・江本賢太郎さんによる、
*夏の発酵フルーツカクテル(スモモ)で清々しい気分に。
彼らの発酵をキーにしたお料理、飲み物の虜になったワタシ。
なんと7月のGREEN MARKETの翌日、「シュクレクール北新地」で
彼らによるセッションが開かれるということで
「そら行っとかな!」と、連チャンでおじゃましたのだ。
そのPop up restaurant(ポップアップ・レストラン)の名は、
「HOT summer session @Le sucré-COOL」
(下記、イベントページを引用)
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Popup@シュクレクール
東京 目黒にて10月(仮)オープン予定
Restaurant Kabiのオーナーシェフ・安田翔平
そして、孤高奇才シェフ・今西大和
日本のトップパティシエ・中村樹理子
Restaurant Kabiのオーナーソムリエ・江本賢太郎
中村樹理子が10年来お世話になっている
ブーランジュリー「ル シュクレクール」のオーナー岩永歩氏のご厚意から
今回イベントを開催させていただけることになりました。
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という、発酵ブラザーズとも呼ばれている彼らの、1日限りのイベントでした。
安田翔平さんと「発酵」については、下記サイトに詳しく載っている。
新北欧料理を求めて、安田さんは身ひとつでデンマークへ。
そこで知った、日本の発酵食の可能性。じつに興味深い。
まずは、「スモモとアロエとライチの、発酵ジュース」を一杯。
甘やかな香りが漂い、きゅーっと口中に広がる甘酸っぱさにカラダすっきり。
*すいかとすずきのセビーチェ サマースタイル!
すいかのガスパチョ的な、清々しい夏味。
スズキはむっちり程よい弾力を蓄えていて、噛むほどに身の甘みが浮き上がる。
「Petillant Naturel FESTEJAR Domaine La Boheme」
仏・オーヴェルニュのロゼ泡。
果実のギュッと凝縮した旨みがカラダに染み渡る。
*黒い鮒ずしのリゾット with そら豆
鮒ずしという日本が誇る発酵食と、リゾットの出合い。
黒米や玄米のぷちぷちっとした食感楽しく
うんうん、鮒ずしのよい風味と、コクある酸味が顔を覗かせる。
その余韻は、いぃ具合に熟成が進んだチーズのようだった。
*鳥レバーと夏野菜のロースト レイチェル風
レバーはなめらかでいて濃厚。ほのかにコリアンダーやクミンに通ずるスパイス感。
それらに負けじと主張する、黄にんじんや紫にんじん、ズッキーニなど
夏野菜の力強さが印象的だ。スモモの甘酸っぱさもいいバランス。
そしてキリコさんのデセールへと。
*冷たいバナナ 発酵パインスープ ココナッツパンナコッタ
語りかけるデセールだわ。口に入れるたびに、さまざまな夏の香りを撒き散らす。
発酵パインスープの爽やかさに、バジルオイルの香りで立体的な風味が現れた。
まだまだ食べ続けていたかったが、別件がありタイムアップ!
この楽しみの続きは、安田さん、江本さん、キリコさんが
2017年11月、目黒にオープンする「Restaurant Kabi」で楽しませていただきます。
そして明日8月12日(土)は、「北新地GREEN MARKET」の日★
「北新地 GREEN MARKET」
David Bowie - Suffragette City - live 1972