人気ブログランキング | 話題のタグを見る

備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った

倉敷遠征のきっかけは、この店の存在だった。
「備中倉敷葡萄酒酒場」
備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11155149.jpg
倉敷駅から南へと。飲み屋のネオン煌めく「一番街商店街」を通り抜けた、
ほの暗い住宅街のなかにポツンと佇む。

備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11162327.jpg
築90年の古民家を改装。
目立った看板はなく、冬場は吊るされた干し柿が目印。
夏になれば、オブジェのように配した蚊取線香、これがカッコエェの。



備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11163779.jpg
友人であるDオカザキ氏がFBで紹介していた
この店の主人・呉明俊さん(みょん君)が生み出す
料理の美しさ、店づくりのセンスに、“感電”ともいえる衝撃を受けたワタシ。
「倉敷行きたい!この店おじゃましたい!」ってことになり
広島と大阪から、愉快な仲間たちが集結となったわけ★


料理もヴァンナチュールも、みょん君にお任せで。
備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11165140.jpg
のっけからテンション上がるワイン!
仏・ローヌ在住の日本人醸造家として名を馳せる
大岡弘武さん(ラ・グランド・コリーヌ)が、
なんとなんと岡山でも、ワイン造りをスタートさせたのだ。


備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11344955.jpg
記念すべき、初仕込みのワイン。
「ル・カノン ミュスカ・ダレクサンドリー2017」
備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11170829.jpg
「マスカット オブ アレキサンドリア」を使った微発泡ワイン。
甘やか&華やかな香りが広がりつつ、意外や意外、爽快ドライ。
身体にすーっと沁み入る感覚、堪らん。
岡山ならではの葡萄を使った、サン・スフルのワインを
地元で味わえるなんて、岡山県民が羨ましいよ。



●太刀魚昆布〆とモズクのテリーヌ
備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11172216.jpg
みょん君ならではな素材の組み合わせ。
太刀魚は肉厚にして繊細な身質。
〆の塩梅やさしいから、身の甘みを感じるな。
そこにモズクのテクスチャー、ケッパーの塩味がいい仕事してる。



備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11175415.jpg
「DOMAINE MARC TEMPE Epice 2013」
美しい色してる。蜜のような甘みと洋梨の香り。
キレイな酸も印象的だ。


●渡り蟹と里芋のコロッケ
備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11181019.jpg

備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11182013.jpg
渡り蟹の身、どっさり!
里芋はマッシュにしたものと、サイコロ切りのものと。
その食感の違いが心地よく、質朴な甘みのおかげで
カニの濃厚な旨みが引き立つ。グラナパダーノも合うわ。


備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11183222.jpg
オーストリアより。Quantum Winery
「Ein Quantum Muschelkalk 2015」
上質なジュースのようにするする飲める。



●岡山 牡蠣の燻製
備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11184871.jpg
程よい燻香。
身はぷっくり肥え、食べ応えある。そしてミルキー。



●三重のシジミとムカゴのパスタ
備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11190681.jpg
シジミの深い旨みが、メッツェマニケ(半袖パスタ)に絡む。
ムカゴのシャキッほくっ感も、バランスすこぶるいい。
パスタとシジミ、ムカゴのサイズをあえて合わせるのだろう。
おいしいに集中できる、食べやすさがあった。


●グラタン
備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11192640.jpg

備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11193619.jpg
ゆるゆるなベシャメルソース、そしてチーズのコクと、
ゴロゴロ入った分厚いベーコン。
優しさと力強さとが共存していて、ワイン泥棒な味わい。


備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11200586.jpg
シチリアより。Marco De Bartoli
「Integer Zibibbo 2015」 とともに。嗚呼、沁み入る味わい。



●佐賀産黒毛和牛 ハネシタのロースト
備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11201980.jpg
このビジュアルに惹かれ、倉敷行きを決意したといっても過言じゃない。
ソースやピュレなどはなく、広島産レモンのみという潔さ。

備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11203400.jpg
すっとナイフを入れ口に運べばもうね、官能的としか言いようがない。
しかも塩の決め方がドンピシャ。肉の芯まで塩味が程よく馴染んでいて、
ハネシタが持つ甘みを際立たせてる。
レモンを絞れば、その香りとまろやかな酸味で、きゅっとシャープな味わいに。

USはカリフォルニアより。Broc Cellars
「Sogi Pinot Noir Gamay Central Coast 2013」
備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11205151.jpg
杉玉のようなラベルが目を引く。
ピノ・ノワールとガメイのいいとこどりで、
何とも透明感あるピュアな味わいだこと。
ハネシタの潔さとめちゃくちゃ合ったのでした。


みょん君が生み出す料理。
ムカゴやモズクなど、ともすれば和で使いがちな素材も難なく、
自身の料理に昇華させていて、そのどれもが唸る味わいだった。
シニアソムリエでもある、みょん君セレクトのワインは
ほとんどがヴァン・ナチュール。
今、話題の大岡さんの初仕込ワインも頂けたし、
好きな生産者のボトル、初めましてなワインもあって、楽しいし勉強になったわ。


備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った_b0118001_11212112.jpg
内装はじめ、超ミニマムな厨房など
店づくりのノウハウも勉強になったな。
「とん平」もここ「備中倉敷葡萄酒酒場」も、
近所にあったら毎週通ってる。そんな力強いお店さんでした。
余談だけど、近所の美観地区観光は15分だけ(てかパンを買っただけ)。
そんな週末日帰り倉敷美食旅(笑)
みょん君、毎度な皆さーん★ありがとうございました!



「備中倉敷葡萄酒酒場 (びっちゅうくらしきぶどうしゅさかば)」
岡山県倉敷市稲荷町7-4
086-434-6006
open : 18:00~Last(食材とワインがなくなり次第終了)
close: 不定休
Facebook


今日はJeff Lynne's ELOな1日デス♪♪♪
●Electric Light Orchestra - Mr. Blue Sky







第2回プラチナブロガーコンテスト



by writer-kaorin | 2018-01-20 11:35 | 備中倉敷葡萄酒酒場 | Comments(0)  

<< 美々卯 本町店 @昼餉にうどんすきを 「とん平」 昭和28年創業。倉... >>