土曜の夜。「溢彩流香」に、毎度な皆が集った。
Zさん、Sちゃん、ありがとうございます☆
今となっては予約困難なお店。
この空間に身を置き、リンさんお料理を味わえば、
その理由に納得せざるを得ない。
●前菜3種
「ゴーヤの軽い炒め物」。その上に掛けられたタクワンの
食感と優しい旨みが、ゴーヤの清々しい味わいと好相性。
「カンパチ ごま油 パクチー和え」。ごま油もパクチーも
その効かせ方が秀逸。カンパチの脂の甘みがいきている。
「イカ飯」は、ご飯を‘かん水’で炊いているそうで。
程よい弾力、そして味にぐっと凝縮感がある。
「茄子の明太子まぶし」。肉厚でジューシーな茄子に明太子のプチプチ感楽し。
ハートランドの次は、紹興酒を。上品な口当たりだから、すいすい進む進む。
●タラの団子と広東白菜のスープ
ため息もののおいしさ。
タラの団子も広東白菜も、素材感しっかり。
皮付き豚バラ肉を茹でた際のだしがスープの要になっていて
それらの旨みが重なり合い、しみじみ味わい深い。
●水餃子
ナチュラルな生地のほうは、「牛肉と浅漬け白菜の水餃子」。
白菜の食感楽しく、発酵的旨みがじんわりと。
優しい緑色した水餃子の具は「牛肉とセロリ」。
セロリの清々しい風味が、牛肉の味わいとともに押し寄せる。
●羽付き水晶餃子
はぁ〜美しい。見惚れてしまう。
エビ、豚肉、クワイ、ニラ、白菜入り。
浮き粉やタピオカ入りの透明感ある生地は、プルンプルン。
クワイのシャキッと感心地よく、
優しくも深い旨みに、もうメロメロだ。
私の餃子の基準は、リンさんの餃子。
といったMeetsの餃子特集でも以前、お世話になったけれど
やっぱりリンさんの水餃子と水晶餃子、大好き。
●ミニトマトと玉子とパイナップルの春巻き

トマトと玉子とパイナップル!?
初めて味わう組み合わせ!
それがだ。名作、といっても言い過ぎやない。ほんまに名作でした。
この3素材の組み合わせをよくもまぁ考えましたねぇ〜とリンさんに尋ねれば
「春巻きはね、美味しい素材を巻けば、美味しくなるの」と。リンさんらしい。
口に運べば、トマトの旨みがピュッと弾け
続いて、軽く炒った玉子のふぁふぁ感、
パインを揚げたときに感じる、生温かいなかの南国的な甘み…。
それらがハーモニーを奏でるのだ。
パイン入りだからって、スイーツ感覚ってのは殊更無く、
食後にはしっかり春巻きを味わった感覚。そのバランスが見事。
●牛肉とカシューナッツ、夏野菜の麻辣醤炒め
キュウリやパプリカ、トウモロコシも入る。
野菜は時間差で炒めているのだろう、
キュウリはジューシーだし、コーンは小粒ながら甘い、など
それぞれの個性しっかり。
花椒の鮮烈な香り、心地よい痺れ、程よい辛味。
でもって後味は驚くほど清々しい。
●皮付き豚バラ肉の黒酢煮、そら豆
はぁ〜ため息の嵐。豚好きのワタシには堪らないビジュアル。
歯を入れればねっちり、ソースのとろみと深いコクを感じ、
続いて脂がブリンと弾け、身はホロホロと柔らかい。
この黒酢煮、タイプです。ゆえ、後にしっかりおかわりしました(笑)
●炒飯
ご飯の程よいかたさと香りがいいの。もち米を彷彿とさせるというか。
ベランダで干す、自家製「干し肉」が放つコクと五香粉の香りが、
ふんわり広がる優しい味。
デザートの前に、餃子を追加オーダー。
リンさんの餃子、ずっと食べ続けていたい(笑)
●ピーナッツとココナッツ、冬瓜糖の団子
白玉粉を使った団子は、ツヤッツヤのもち肌。
ジャリっとした砂糖の質感とともに
ピーナッツの香ばしさ、ココナッツの甘やかな香りが広がるの。
中央に包まれた「冬瓜糖」とは砂糖漬けにした冬瓜のこと。
広東ではお茶請けとしても食べられているメジャーなお菓子だとか。
リンさんのお店へやってくると、
美味しい勉強を、いろいろできて楽しい。
ほっと落ち着く安定感と、新たな発見とが交差する、
リンさんならではの味に、相変わらず夢中になった夜でした☆
毎度な皆さん、そしてリンさん、ありがとうございました!
「溢彩流香」 (イーサイリューシャン)
大阪府高槻市富田丘町3-12 佐竹ビル206
080-4017-6682(完全予約制・予約受付は22時前後)
open : 18:00~21:00
close: 日曜、月曜、祝日は不定休
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