帰国後、初めての和食は
なんだかいつも「すえひろ」のような気がする。
この日は、音楽関係の友人たちとの飲み。
美味しいネタと、洋楽ロックな話題に花が咲く。
付き出し「ホタテ酢味噌」。
ホタテの旨みに続くキュッとした甘酸っぱさと、
白味噌のやらこい甘みに癒される。
カウンターにずらり並んだ大鉢料理を覗きながら
どれにしようか嬉しい悩み。
「枝豆」はコク深き味わいだし
「アジ南蛮」は、骨まで愛して〜な柔らかさ。
身に染んだ甘酢の、スキッとした塩梅に
ビール進み、次の一杯へと。
角ハイボール。
酒を知った頃から馴染みのあるサントリー角。落ち着く味だ。
●くじら甘辛炊き
コロはシャクシャク、小気味よい食感で
赤身は噛みしめるおいしさ。優しい甘辛さが、心に染み渡る。
●鯖生すし
エッジが利いた張りがある身だこと。
強すぎない〆加減だから、脂のサラリとした甘みが主張する。
●馬刺し
脂と赤身のバランスがいいの。
咀嚼するほどにキレイな脂の甘み、肉の旨みが舌を喜ばせる。
芋焼酎湯割りで、しっぽりと行きたいとこだが
すいすい進み、何杯おかわりしたことやら。
そして、待ちに待ったおでんを。
●牛すじ、大根、椎茸
大根をハフハフ頬張れば、じゅわり染み出る、
やさしいだしのうま味に、んもうメロメロ。
椎茸も深い旨みを蓄えていて、
牛すじは口中で、ホロリと崩れゆく繊細さ。はぁ〜。毎日食べていたい味。
●う巻き
これも、待ってましたー!な一品。
だし巻きは、ふるふる豊満な肉体の如く。
鰻もタレも、濃いとみせかけてスキッと端正な味だから
深くも優しい旨みを感じさせつつ、後味すっきり。
カウンターの向かいには、毎度な方々の姿も。
不意打ちバンザイ!ばかりでテンション上がった夜。
その後も、積もる話が多すぎて、焼酎湯割りは続き
大鉢料理のなかから何品か注文。
●きんぴら
美しい。ささがきの加減も、味付けも。
そして、美しいはおいしいのだ。
●鶏モツの煮物
きんかんやレバーをはじめとするモツは、生姜を利かせて甘辛く。
こちらも心和む味でした。
なんと、「心根」片山さん作の鯖寿司が登場。
じつに端正。〆の塩梅が超私好みで、鯖の脂のクリアな甘みが生きた加減。
1本あったら全ていってしまいそうな勢いでした。
杉枝さん☆おすそ分けありがとうございます。ごちそうさまでした(^^)
片山さんが、高槻市の最北・樫田地区に移転オープンする「
心根」さん。
開店が楽しみでならない。
そして、「すえひろ」の山ちゃん、お母さんが生み出す味わいは
相変わらず、心に響く味わいでした。
ありがとうございました☆
「おでん・一品料理 すえひろ」
大阪市北区芝田2-2-8
06-6373-1714
open : 17:00〜22:00LO
close: 土・日曜、祝日(2018/8/16現在、水曜不定休)
Bruce Springsteen - The Wrestler