超久しぶりなお方と、積もる話ありまくりな夜は
「ITALIAN STAND GIGLIO (イタリアンスタンド ジリオ)」で。
いつもBGMはイタリア現地のラジオ番組。
ノリのいいDJの、テンポいいイタリア語や
思わず口ずさみたくなるクラシックロックが、もうツボすぎて(笑)
しかも久々なサシ飲みってことで、酒が入る前からテンション上がるやないの。
エミリア・ロマーニャ州
Camillo Donatiの「MALVASIA 2017」で乾杯♪
何が楽しみって、シェフ・末廣龍平さんによるド本気なトスカーナ料理。
フィレンツェのリストランテやアグリツーリズモで2年半修行したシェフは
現地のクラシックな味に惚れ込んでいて、その料理に私は惚れているのだ。
しかもソムリエール・安藤梨乃さんもトスカーナ偏愛。
という、ふたりがタッグを組んだこの店、
イタリア好き、トスカーナ好きには堪らん空間てワケ。
●お肉の前菜3種盛り
「自家製ロースハム」は塩味優しく、しっとり感心地よく、
豚の頭の部分、タン、耳、頬肉などをゼリー寄せにした「ソプレッサータ」は
クリアかつ複雑な旨味がスーッと舌を喜ばせる。
「鶏レバーパテ」はなめらかさと、粗切りの素朴な質感がクロス。
深い旨味が広がったー。
自家製フォカッチャは、粉なの香り高く、じんわり旨い。
梨乃ちゃんがトスカーナから持ち帰った、EXVオリーブ油の存在感といったら!
青い若葉のような香り、ポリフェノールの苦味もくっきり。うんま。
パンとともに楽しめば、もうワイン進んでどうにもならない。
●トリッパ トマト煮込みのオーブン焼き
トリッパはキレイな風味。フルフルとした食感楽しく
しみじみとした味わいだなー。五臓六腑が喜ぶ。
●リードヴォーと舞茸のマルサラ煮
リードヴォーはプルッと豊満な肉体的、テクスチャー。
マルサラのコク、じんわり響く甘みに癒されるわ。
ここに滋味深いロザートを。ニクいねー。堪らんねー。
●仔牛ハツのグリル
ハツは跳ねるような弾力。シャクシャクッと咀嚼すれば
そのクリアなジュと、根セロリ ピュレの澄んだ甘みが融合。
このピュレ、ほどよく食感も残した仕上がりだから素材感際立ってた。
Podere il casaleの「IL FANTE VINO ROSSO 2016」がガッチリ肩を組む。
トスカーナに思いを馳せながら、喋って飲んで食べて。
実のある楽しいひとときでした。Fさんまた近いうちに☆
そして翌日もミナミで予定があり、ほどよく飲んだ後に連チャン「GIGLIO」(笑)
ラツィオ州の自然派を。このヴェルメンティーノ
だし系旨みをしみじみ感じつつ、クリアな後味。3杯目にちょうどいい。
いつものフォカッチャとともに。サイコウだ。
●水牛モッツァレラとフルーツトマトのカプレーゼトマトは凝縮感あり、モッツァレラは上等な味わい。
ワインは梨乃ちゃんに全任せ。
グラスワインはトータル10種以上開けてるそうで、
ナチュラル系の、ドンピシャなもの多く、ついつい飲みすぎてしまう(笑)
トスカーナの1ℓがぶ飲みワイン「Costa Toscana Unlitro 2016/Ampeleia」。
ぐびぐびいけつつ、奥行きある味わい。うん、主張はしっかり。
●ランプレドット
下処理した牛のギアラ(赤センマイ)を、
香味野菜や白ワインでとろっとろになるまで煮込んだ、
フィレンツェの伝統的もつ煮込み。
もうね好物すぎて、、ひと皿独り占めしてたかも。
ギアラは清々しい風味を保ち、煮込みの深い旨み。
サルサヴェルデの鮮烈さがピタリ決まってる。
パニーノに挟んで味わうのもいいが、酒飲みは台抜きで。って現地でも同様に(笑)
●猪のラグーソース パッパルデッレ
前夜食べ逃した、こちらもトスカーナ的ひと皿。
トスカーナならではの幅広いリボン状パスタ・パッパルデッレに
猪の深くもまったり落ち着きのある味わいが、絡みゆく。
末廣シェフ曰く、季節によりソースの濃淡が異なるため
同じパッパルデッレでも、ほんまに微妙に厚みを変えているんだとか。
末廣シェフ、梨乃ちゃん、毎度ありがとうございます☆
品書きには、季節メニューや、
誰しもが馴染みあるイタリアンの皿もあるのだが
「トスカーナのお料理」とだけ書かれた欄を要チェックだ。
ミナミのど真ん中で、トスカーナにタイムトリップできる☆
「ITALIAN STAND GIGLIO (イタリアンスタンド ジリオ)」
大阪市中央区東心斎橋1-13-23 大阪屋イルストリート1F
06-6227-8856
open :18:00〜24:00LO
close:日曜
なんか近々、日本に来てくれそうな気がする♪
知らんけどw
Boz Scaggs - HARBOR LIGHTS (Live)