ある日の休日、気になっていたお店で
気心知れた皆さんとのおいしい宴。
「和食 いし津」@北堀江
主人の石津亮太さんは、京都の名店での修業を経て、
大阪でも数軒で研鑽を積み、2017年2月に自店を開いたそうな。
料理は、6000円のお任せコースはじめ、数種の懐石コースを揃えていて、
単品は400円〜スタンバイとは。
あらゆるシーンでお世話になれそう。
私たちは店奥のテーブル席にて。
まずはのビールが体内に染み渡る〜。
料理は季節のコース、とのこと。
●前菜盛り合わせ
「さしみ湯葉」はトロリ、濃厚な味わいで
「車海老の艶煮」は、繊細な身質。優しい甘みが広がった。
「ふぐ皮ポン酢」は、ぐっと利いたポン酢の酸味で飲ませる味になってるし
「慈姑チップ」の甘みとほろ苦さに癒される。
●お造り盛り合わせ
「さえずり」は、濃厚な脂なんだけどクリアな後味。
「とらふぐ焼き霜」は噛むほどに旨みが滲み出、
「シマアジ」はハリがあり、口中温度でじわーっち脂が溶けゆく。
「本マグロ」赤身はすっきりとした味わ。
「早瀬浦 新酒槽搾り 純米酒」(福井・美浜町/三宅彦右衛門酒造)
我が地元・若狭が誇る酒。
個人的にも勝手に(笑)思い入れがある酒蔵だ。ま、いちファンなの。
待ってましたの銀ラベルは、ハッとするほどキレイ。旨みもありつつ、後味爽やか。
この後、ずーっとこの酒で通すことに。
●海老芋まんじゅう べっ甲餡
まんじゅうを齧れば、、、
海老芋のどこまでも滑らかな質感と香りに惚れ惚れ。
べっこう餡の、まったり深い旨みが、ガッチリ手を組む。
次の品は・・・
●カマスの杉板焼き
杉の香りふんわぁり。カマスは繊細な身で、
思いの外、脂のりよくそのジュがじんわり広がった。
お凌ぎは
●ズワイガニのぬく寿司
酸味を帯びた甘い蒸気が、たたた堪らん。
カニの甘み、カニミソの深い味わいに酔いしれた。
ここで小鍋の登場だ。
大阪が誇る「河内鴨」を用いた
「河内鴨のしゃぶしゃぶ」
自家製 河内鴨のつくね入りの、鶏だしに
ロース肉をさっとくぐらせて。
身はねっとり艶めかしく、赤身の旨み、そして
河内鴨特有の清々しい脂の甘みが口中を占拠。
クレソンや厚揚げも入り、
ダシの旨みがさらに増す。
ずっと食べ続けていたかった。ハイ、河内鴨ラヴァーです(笑)
そして〆へと。
●サワラとイクラの土鍋ご飯
香り立つこの感じ〜堪らんわ。
サワラはふっくら、イクラの塩味も手伝い
米の甘みがぐぐっと際立ってる。そしてどこまでも芳しかった。
白味噌の優しい甘みで心和む。
デザートは、キャラメルアイス、わらび餅、イチゴ。
美酒佳肴で、話尽きぬ夜。
メンバーは、伊や仏を中心に、ヨーロッパを股に掛けて活躍されてる方たちだから
時間を忘れるくらい楽しいひととき。
この日はカウンター、テーブル共に満席。
堀江という若い人たちの街にありながら
味に一家言ありそな大人たちで、活気に満ちていたのでした。
「和食 いし津」
大阪市西区北堀江1-15-9
06-4390-0001
open :18:00〜22:30
close:不定休
5月、来日決定。楽しみ尽きない♪
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