ロックな音楽関係の友人たちと。
皆が待ち望んだ迷宮入り!@大阪・新町「ラヴィリンス」
ハートランドで乾杯☆
スパイス料理の最高峰、といっても過言ではない店。
店主のぐっさんこと谷口昌央さんの料理を味わうたびに、
オリジナリティとはなんぞや?ということを、
ジャンルは違えど、身をもって感じさせていただくことができるのだ。
この日は貸切。ぐっさんありがとうございます。
お料理も飲み物も、おまかせで。
●中トロ
ナンプラー仕立て。脂はすっきりしていて
この塩梅と風味に、、酒止まらぬ。
●うにく
大粒のウニは濃厚かつ清々しい。
そこに肌理の細かなローストビーフが寄り添う。堪らぬ。
そらもう日本酒の口になりますわな。
「土佐しらぎく 特別純米 八反錦 おりがらみ生」と共に。
(高知/仙頭酒造場)
●コールスロー
糖度12度というキャンディキャベツと、
刻んだ新キャベツの漬物、無塩せきハムを和えているそうで
スッキリした甘み、漬物の心地よい風味などが混じり合う。
しらぎくのスキッとしつつの優しい甘みと好相性。
●アガリクスの薬膳スープ
複雑な旨味と澄みきった味わいに、体が喜んでるのが分かる。
大きなナメコの野趣あふれる風味もよかった。
●釜揚げシラスとエノキのドライキーマ
ふわふわっと舌の上で踊るシラス、
その旨みがまず押し寄せ、
咀嚼するほどに、強すぎないスパイスの風味がじわじわと。
上喜元をクイッと口に含めば、はぁ〜むちゃくちゃ合うやないの、と上機嫌。
●レバニラ ラヴィリンス風
ぐっさんの地元・西成の酒場でしばしば見かける
レバニラ鉄板焼きを、ラヴィリンス風に。
とろっと、ミディアムレアなレバーだこと!
ニラは具として、ではなくソースに用いているそうで、
ニラの風味を生かしたぐっとコク深い味わいに、これも酒プリーズ(笑)
「寿喜心 しずく媛45% 純米大吟醸」(愛媛 西条/首藤酒造)
ひゃぁ〜っ、西条の寿喜心に、ここ新町で巡り合えるとは!
すーっと体に馴染むような、心地よさがこの酒にはある。
石鎚山のお膝元、うちぬき(地下水の自噴井)で有名な愛媛・西条は、
出張で幾度となく出向いた、個人的にも好きな町なのです。だから懐かしかった。
●白ネギ 青ネギ ニンニクの芽のキーマカレー
加減が素晴らしいの。スパイス強すぎず、素材感しっかり。
白パンの味わいが優しく呼応し、キーマのコクと融合する。
そんなキーマの端正なスパイス香と、吟醸香とが、見事な相性をみせる。
それには、ぐっさんの技が織りなす妙味があるからこそと実感。
●飲料麻姿豆腐
読んで字の如く、細かく刻まれたひき肉と豆腐で、すいすい飲み進む。
辛味も痺れの、程の良さも好みで・・・
中には白子がゴロリゴロリと!
その濃厚クリーミーな味わいが、麻婆豆腐と素晴らしき相性をみせるのです。
そのほかにも何種類か日本酒をいただき(撮り忘れ)
●ほうれん草と塩トマトのカレー
ほうれん草は香りよく、トマトの酸味ですきっと端正。
これも素材感あるなかに、ほのかにスパイスが主張。
〆にふさわしい一品でした。
ダシの“旨み”や、主となる食材の素材感を巧みに生かし、
それらの味わいを引き出す、絶妙な加減のスパイス使いゆえ
何というかスパイス料理のイメージを覆す、オリジナリティが
迷宮店主・ぐっさんの料理にはある。
日本人の琴線にふれる旨みとスパイス感とが行き交うため、
否応無しに、日本酒の口になるんだろなぁ。
この日も楽しい時間をありがとうございました!
「ラヴィリンス」
大阪市西区新町1-20-1
☎06-6578-0015
open :11:30~14:00 (LO)
※ランチは予約不可・先着順、売切れ早期終了もあり
18:00~21:00(コーススタート時間)
【夜は1日、最大3組のみの完全予約制 ※当日の午後2時までに要予約】
close: 不定休
GVFの来日ライヴ話で大盛り上がりな夜♪
Greta Van Fleet - Safari Song