札幌・すすきのナイツ。
南5条西4丁目の、車行き交う大通りからちょいと路地へ。
その中ほどにある雑居ビル1F奥にその店はあった。
「聴雪庵」
ふらり扉を開けた瞬間、なんか好きな店やわぁ〜と直感。
「予約なしですけどいけますか?」「どうぞどうぞ」と主人に勧められるがまま
カウンターの端っこへ。
赤い壁、ほの暗い照明、手書きの黒板にはそそられるメニュー名。
しかも、棚にはLPレコードがびっしり。ひゃーテンション上がる。
「Julien Guillot Pouilly Fuissé 2015」
シャルドネ100%。
「ジュリアン・ギヨ」創始者のピエール・ギヨ氏は、
ビオロジックの先駆者として名高い。
ふくよかな果実味、ミネラルの余韻が心地よく、なんとも端正な味わい。
●シェリービネガー風味 キンピラ
へ?キンピラで?シェリービネガー!?
味わえば、ビネガーのスキッとシャープな酸味が顎にじーんと来つつ
ゴボウの土っぽい香り、黄ニンジンのピュアな甘みが引き立っている。
ナチュラルなワインに合う、シンプルかつ素材感しっかりな味。好きやわ。
自家製のパンは質朴な味わい。
レモンバターがいい仕事している。
●La Miette 2017 Grégoire Perron
LA COMBE AUX RÊVES
サヴォワの小さなワイナリーより。
ブドウはピノノワール、ガメイ、シャルドネ。
お寿司で超満腹の体に、すーっと馴染む、だし系うまみ。
はぁ癒される。
店内、Non Smorkingというのもポイント高いわ。
ちなみにバーだけど、ネルドリップで丁寧に淹れるコーヒーも提供。
そして、このLPレコードの数!
伺ったときは、Auroraが流れていたっけ。
その後は、AORの話題で大盛り上がり。
カウンター内にターンテーブルもあり、
あぁ長居していたい、時よ止まれなひととき。
小島敦さん(左)は、「聴雪庵」のオーナーでありながら、
音楽、手仕事、アート関連の自主レーベル
センスある空間と人と目利きと。
もっと色々お話聞きたかったがタイムアップとなり
再会を誓い、お店を後にしたのでした。
「聴雪庵 (ちょうせつあん)」
札幌市中央区南5条西4丁目 すすきの寿ビル1F
011-555-4953
open :18:00〜翌5:00
close:無休
Carlos Aguirre - Milonga Gris