「maspi」
スペイン・カタルーニャ地方の味をテーマにしたレストランだ。
本町のバスク料理店「ETXOLA(エチョラ)」の姉妹店(3号店)。
19年3月に誕生した、阪急梅田高架下の飲食街「茶屋町あるこ」にオープン。
心友・深雪ちゃん(会員制サロン「月の港」オーナー)と一緒に。
平山さん、ご開店おめでとうございます★
聞けば、カタルーニャ州出身の料理人・マテウさんをシェフに迎え
現地の多様な食文化を、皿のなかで表現したい、とのこと。
昼夜ともに、コース1本という潔さ。
といっても前菜やメイン、デザートはプリフィックスになっていて
どれにしようか嬉しい悩み、尽きない。
フェラン・アドリアさんが監修した
スペイン産ビール「イネディット」の樽生で乾杯!
★マークが付いた瓶ビールはちょいちょい見かけたり飲んだりするけど
イネディットの樽生は珍しい!透き通った味わいだ。
<Aperitivos>おつきだしのタパス4種
1,アルベキーナ種のオリーブ
温さがいいね。
まろやかな味わい、そしてレモンの香りがふわり。
2,パンコントマテとイベリコ豚生ハム
パンにニンニクとトマトをすり付け、EVオリーブオイルと塩をかけたものが
この「パンコントマテ」。カタルーニャ地方の名物だ。
そこに、ハモンイベリコのぐっと深いコク。ビール止まらん。
3,アスパラガスのカルソッツとロメスコ

カルソッツというと、真っ黒なネギを思い出すな。
こちらは、アスパラガスの春の香りに、
ナッツや赤ピーマンからなるソース「ロメスコ」のピュアな旨みが寄り添う。
4,エンドウ豆のスープ、アンチョビオイル、ミントの泡
こちらは冷たさがいいー。
豆の深い甘みと、ミントの清々しさに、春から初夏への移ろいを感じる。
ビールに続いて、透明の泡を欲し
CAVA「Jane Ventura Reserva de la Musica Brut Nature」
スペインから輸入するパンがまた、やめられない止まらない味わい。
<Primero>前菜
●イワシと焼きナスのコカ
生地にオリーブオイルをたっぷりと練り込んだパン「coca(コカ)」
生地は固めでバリバリッと香ばしく
皮目だけ火を入れたイワシの油分とふわふわ質感、
ナスの清々しい夏味が和音を奏でる。
●ホワイトアスパラガスと春キノコのヴィナグレタ
カタルーニャの白カビサラミ・Fuet(フエッ)の
凝縮感ある旨みが、ヴィネグレットの酸味、キノコの香りと合うね。
これだけチビチビ、エンドレスで飲めそうな(笑)
そこに、ホワイトアスパラガスが気品ある甘み。合うわぁ。
<Arroz>米料理
●フランス産鳩とアーティチョークのごはん
アロスとはいえ、メイン級の存在感。
その鳩は、美しきルビー色。しっとり艶やかな身だわ。
アロスは程よく芯をのこした米、咀嚼するほどに優しい旨みが滲み出る。
CAVAを2杯クイッと行った後は
「Can Sumoi Xarel-lo 2017」を。
華やかかつ、溌剌とした夏らしい味わいだ。
<Segundo>メイン
●淡路産鯛と甘海老のスケット
スケットとは、魚介やジャガイモ、ニンニク、アーモンド、
トマトなどを煮込んだ、カタルーニャ風煮込み。ブイヤベース的な。
ふっくらとした鯛だこと。その火の入れ方がすばらしく
このスープの奥深さがねー、堪らん。
甘エビやアサリほか魚介の濃厚な旨み押し寄せる、
なんというか日本人の琴線に触れる味わいなの。
サフランを利かせたソースがいいアクセント。
深雪ちゃんがオーダーしたタラも、見事なテクスチャー。
ピルピル、乳化の加減も素晴らしかった。
デザートは悩みに悩み
●マスピ風クレマカタラーナ
キャラメリゼの香ばしさと
レモンを彷彿とさせる爽やかさ、個性の違いが楽しいな。
濃厚なカタラーナとは一線を画す、清々しい味わいでした。
エスプレッソをいただきつつ
小菓子・塩チョコで〆となりました。
オープンキッチンの臨場感を楽しめる空間づくりも素敵だし
カタルーニャ地方の、伝統と今をかんじさせていただける皿の数々、
楽しくて美味でした。食事を共にする、人との関係も重要なんだけどね!
平山さん、マテウさん、清水さん
ありがとうございました★
「maspi」
大阪市北区芝田1-6-2 茶屋町あるこa-5
06-6485-5566
open :11:30~14:00LO、17:30~22:00LO
close:不定休
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