地方へ行ったり来たりで夜、関西に戻り
芦屋「串かつ あーぼん」で
毎度な皆さんと、おいしい愉しい休日。
ビールで喉を潤し、おまかせコースの始まり始まり。
●「海老とオクラの春巻き串」は、レモンと塩で。
カリカリ感とオクラの粘り、海老の甘みがふんわりと。
●「帆立」はさっぱりテイストの甘辛醤油と共に。
そっと歯を入れれば、透明感ある半生加減に、こっちが蕩けそう。
●「海老と鯛と帆立のすり身を、大葉とチーズで湯葉巻きに」
そう、主人・長谷川勤さんが話す一品は
とろりチーズが押し寄せ、淡白かつ甘やかなすり身の
繊細なテクスチャーに癒されるわ。
●「黒毛和牛フィレ肉」
辛子ソースをつけて口に運べば
ふぁっと包み込まれるような優しい食感、
この火入れにうっとりしてたら、清々しい香りがふんわりと。
●「焼き茄子 茗荷」
とんろ〜りとした茄子が、夏の香りを撒き散らす。
茗荷の清新な香りが寄り添うのです。
「Louis Jadot Chablis Cellier de la Sabliere 2017」
●「活 車海老」
ザクザク香ばしい衣の中から、
海老が香りと甘みを一気に放出。
続く串は
●「蓮根のカレーミンチ詰め」
蓮根はホクホク、その穴からカレーミンチが顔を覗かせる。
程よいスパイス感が、蓮根の甘みを引き立ててた。
●「豚肩ロース紫蘇巻き」は
どこまでも清々しく、肩ロースの脂はクリアかつ甘い。
●「牛ミンチとゴボウ」は
質朴かつ深い旨み広がる小宇宙だ。
●「穴子 白髪ネギ」
ふぁふぁ繊細。
白ワインビネガーに通ずるシャープな酸味に、
ワインがどうにも止まらない。
続く
●「マッシュルームのコロッケ」も印象的だったな。
自家製ベシャメルの質感、固すぎず緩すぎず、絶妙なの。
火の通りまでを計算した、ひとつひとつの細やかな仕事に、頭が下がります。
隣り合わせだった、FM COCOLOのDJ MEMEさんと
ふたりでボトルをオーダー。Chablisに続き、Pinot Noirを。
ぐいぐい飲んだ飲んだ(笑)
●「アスパラガス」は一本丸ごと。
青く甘やかな香り、透き通ったジュの甘みに笑みが止まらない。
串、続きます。
●「モッツァレラ エリンギ バジル 生ハム添え」
●「絹さや ベーコン巻き」
いずれも、素材の力が漲っている。
●串休めに「茶そば」を。さっぱりとした後味だから
休むどころか、串揚げ、いくらでもいけそうな感覚に(笑)
●「タケノコ 木の芽」に移りゆく春の香りを感じ
●「椎茸」はじゅわっと甘辛醤油が染み、香りの高さにハッとさせられる。
●「たまねぎ」の透き通った甘み、鮮烈でした。
●「胡麻豆富」
一番好きな串かもしれない。
揚げ上がりの質感を計算し、練って練って練り上げたそれは
香ばしくもピュアな風味が口中に充満。数回咀嚼しただけで、すっと消えた。
●「ハマグリ」は噛むほどにじわりじわりとエキスが滲み出るし
●「うすいえんどう豆」
薄皮を剥いて潰したものと、半潰しにしたものを団子状に。
一口でいけば、膨らみある香りとやわらかな甘みが勢いよく押し寄せ
皮が舌に残らないのだ。細やかな仕事に、ただただ感嘆するばかり。
●「とうもろこし」に夏の香りを感じ、おまかせコースは終いとなりました。
ここからは、挙手で好きなものを好きなだけ。
タムタム・ハイボールという名の一杯を。
レモンが利いてて、爽やかだなぁ〜。
●「鶏セセリ 大根おろし ぽん酢」
このジューシーさと、さっぱり甘やかなぽん酢の
コントラストが好きで
あれば必ずオーダーしてしまう。
●「そら豆」
一粒の凝縮感ある旨み、存在感凄い。
続いて
●「小柱」
●「手羽カレー」
●「とうもろこし」おかわりとなり
●「カマンベール ベリーのソース」でフィニッシュ。
バニラアイスとアールグレイのシャーベット、
最後のデザートにいたるまで、その味と技に唸ってばかりでした。
味わいはもちろん、主人・長谷川さんのお人柄も、足繁く通いたくなる理由のひとつ。
衣は素材によって薄くつけていたり、厚かったり。
オランダ製の高級なラードで揚げられた串はいずれも軽快な食感。
だから、あーぼんの串揚げは、食べれば食べるほど、お腹が空くのです(笑)
Zッキーいつもありがとうございます。皆さん、お疲れさまでした(^^)
「串かつ あーぼん」
芦屋市楠町6-8 くすのきマンション1F
0797-22-2030(要予約/予約は毎月1日に3ヶ月間まで受付)
open : 18時〜、20:30〜の2部制
close: 水曜
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